セミコロン

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セミコロン(英語: semicolon)は、欧文の約物のひとつで、「;」と書き表される。その形式はピリオドとコンマとの合体であり、これらの中間的役割を担う。 C言語やJava等、多くのプログラミング言語で必ずと言って良いほど使われる記号でもある。数学でも用いられる記号である。

歴史

『デ・エトナ』(1495)

セミコロンは「半コロン」という意味である。ドイツ語: Strichpunkt、フランス語: point-virgule、イタリア語: punto e virgola、ロシア語: точка с запятойなどはいずれも「点(ピリオド)とコンマ」を意味する。

現代の意味でセミコロンが初めて使われた印刷物はイタリアのアルドゥス・マヌティウスによって出版されたピエトロ・ベンボ『デ・エトナ』(1494)であり、ピリオドとコンマの二分法よりも細かい区別を人文主義者が望んだ結果生まれた。

英語では19世紀前半にセミコロンは並列節の区切りとして頻繁に使われていたが、1880年代には文法家はセミコロンの用途を独立した文の区切りおよび長い一覧の下位区分のみに限るようになり、その使用頻度は減少した。英国初登場は、1568年に出版されたチェスの手引きだった。ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』には一度もセミコロンが使われておらず、またカート・ヴォネガットは『国のない男』の中でセミコロンの使用を激しく非難した。

日本での用法

日本式の顔文字で汗や涙を表す表現として使用されることがある。

日本語文ではセミコロンは滅多に使われない。明治時代に一部の作家によってセミコロンのかわりとして白ゴマ点を使うことも試みられたが普及しなかった。

英文における用法

  1. たとえばコンマで区切られた6つの項目の内、前半3つと後半3つに分類したいときには3つ目の項目の後にコンマの代わりにセミコロンを置く。
  2. 独立した2つの文が何らかの関係があるためつなげて書くとき、間に(最初の文の終止符のかわりに)セミコロンを置く。

その他の言語における用法

コンピュータにおける用法

数学における用法

符号位置

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
;U+003B1-1-8&#x3B;
&#59;
セミコロン
SEMICOLON
;U+037E;
;
Ελληνικός ερωτηματικό
GREEK QUESTION MARK
︔U+FE14︔
︔
PRESENTATION FORM FOR VERTICAL SEMICOLON
﹔U+FE54﹔
﹔
SMALL SEMICOLON
;U+FF1B1-1-8;
;
セミコロン(全角)
FULLWIDTH SEMICOLON

脚注

  1. ↑ Watson (2012) p.651
  2. ↑ Watson (2012) pp.657-660
  3. ↑ 『記号とシンボルの事典』青土社、2019年、26頁。
  4. ↑ Watson (2012) p.649
  5. ↑ 岡崎晃一「巌谷小波・幸田露伴の白ゴマ点」『神戸親和女子大学言語文化研究』第2巻、2008年、1-9頁。

参考文献

関連項目