後藤三知

後藤 三知(ごとう みち、1990年7月27日 - )は、三重県鈴鹿市出身の女子サッカー選手である。マイナビ仙台レディース所属。 ポジションはミッドフィールダーフォワード。元鈴鹿市議会議員の後藤光雄は父。元女子サッカー選手の後藤史は姉。

来歴

ユース

コーチに誘われたことでサッカーを始める。小学生時代は白子サッカー少年団でプレーしていた。

2003年に鈴鹿市立鼓ヶ浦中学校に入学。同校サッカー部に入部し、男子選手と共にプレーした。中学2年次にはU-15三重県選抜チームで背番号10を背負った。3年次の2005年には伊賀フットボールクラブくノ一の下部組織チームである伊賀FCフロイラインに入団。中出ひかりと2トップを組み、東海女子サッカーリーグや東海女子サッカー選手権 (皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の東海地区代表決定戦) に出場し、後者では大会優勝と全日本選手権への出場を経験した。

2006年に姉を追う形で宮城県に渡り、常盤木学園高等学校に入学。サッカー部では全日本高等学校女子サッカー選手権大会全日本女子ユース (U-18)サッカー選手権大会に出場し、2008年度には両大会で優勝を経験した。また全日本女子サッカー選手権大会にも東北地区代表として出場した。

2008年9月、早稲田大学スポーツ科学部のトップアスリート対象入学試験に合格した事が発表された。翌2009年には浦和レッドダイヤモンズ・レディースへの入団が発表された。加入初年度は15試合に出場して1得点を挙げ、同年度リーグ優勝を経験した。また2010年3月に開催された第1回日韓女子リーグチャンピオンシップ (対戦相手: 大教カンガルーズ) では2得点を挙げ、同大会最優秀選手に選出された。

シニア

2013年、早稲田大学を卒業し、同シーズンよりキャンプテンに就任。

2014年、5年ぶりのリーグ優勝を果たし、なでしこリーグ最優秀選手賞を受賞した。

2017年1月、浦和からの退団が発表された。同年7月7日、所属先がスペイン女子サッカー1部リーグレアル・ソシエダ・フェメニーノに決まったことが浦和から発表された。背番号は5番。同年10月1日、故郷である三重県のヴィアティン三重レディースのチームアドバイザー就任が発表された。

2018年6月6日、2017/18シーズン終了後、レアル・ソシエダを退団することがクラブから発表された。

2018年7月19日、スペイン女子サッカー2部リーグのSDエイバル英語版への加入がクラブから発表された。背番号は11番。2018/19シーズンを終えての個人成績は、本人の公式ブログによると、33試合中29試合に出場し11得点であったという(リーグ戦以外にカップ戦も含むと推測される)。後藤の活躍もありクラブは2部リーグを3位で終え、2019/20シーズンから新設される1部Bカテゴリーへの昇格が決まった。

2019年7月19日、スペイン女子サッカー1部リーグBカテゴリー(加入時)のコルドバCF・フェメニーノへの加入がクラブから発表された。なお、同クラブからは、2014年シーズンと2015年シーズンを浦和レッドダイヤモンズ・レディースで後藤と共に過ごし、2016年3月に渡西した千葉望愛選手の加入も発表されており、3年ぶりのチームメイトとなる。

2021年6月23日、INAC神戸レオネッサへの加入が発表され、4年半振りに日本のリーグに復帰した。

2022年6月23日、マイナビ仙台レディースへの加入が発表された。

代表

2007年にU-19日本代表の一員として選出され、中国にて開催されたAFC U-19女子選手権に出場した。同大会ではチームの中心選手のひとりとして、大会準優勝と2008 FIFA U-20女子ワールドカップ出場権獲得に貢献した。ワールドカップでは全4試合 (グループリーグ3試合および決勝トーナメント1回戦) に出場し、うちグループリーグでのカナダ戦で1得点を挙げた。

2008年2月にはなでしこチャレンジプロジェクトのトレーニングキャンプに選出。翌3月にはフル代表に選出され、キプロス女子カップに出場。カナダ戦に出場したが、この試合では0-3で日本は敗れている。

同年5月、2008 AFC女子アジアカップに出場する日本代表に選出され、チャイニーズタイペイ戦に先発出場し2得点を挙げた。7月には北京オリンピックに出場する日本代表に選出されたが、この時はバックアップメンバーとしての選出であり、北京への遠征には帯同しなかった。

2009年7月には再びU-19日本代表に選出されてAFC U-19女子選手権2009に出場し、同大会優勝を経験した。

個人成績

クラブ

その他の国際公式戦

代表

主な選出歴

試合数


出場試合

ゴール

タイトル

クラブ

代表

個人

脚注

外部リンク

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