JR東日本クロスステーション
歴史
国鉄分割民営化 によるJR東日本の発足に伴い、1987年 (昭和 62年)6月4日 付で東日本キヨスク株式会社 として設立された。旧国鉄 の駅 売店 「キヨスク」を運営していた鉄道弘済会 からJR東日本管内の大部分の店舗を承継した。
鉄道弘済会の手を離れ、JRの100%子会社となったことを機に、キヨスクにおいてこれまでの人件費の高かったスタッフを入れ替えるために高額の割増退職金で希望退職を募集した。これに販売員の9割以上が応募したためスタッフ補充が追い付かず、2007年には首都圏の三分の一以上の店舗が一時休店を強いられた。
しかしその後の駅ナカビジネスの環境変化により、社内の売上シェアに占める駅売店「KIOSK」の割合は、会社設立翌年の1988 (昭和63)年度の95%から、10年後の1998 (平成 10)年度には67%まで低下し、さらに2000年代 に入ると、2005 (平成17)年度には37%、2006 (平成18)年度決算 ではコンビニ部門の35%を下回る34%まで低下した。そのため事業内容が社名にそぐわなくなったことから、2007年 (平成19年)7月1日 付で株式会社JR東日本リテールネット (英文社名:JR East Retail Net Co.,Ltd. )へ商号 変更した。2007年の商号変更と同時に、KIOSKの読みをJRグループ 共通の「キヨ スク」から「キオ スク」へ改めたがJRグループ内の他社が追随する予定はない。 [ 要出典 ]
2021年 (令和 3年)4月1日 付で、JR東日本リテールネットがJR東日本フーズ 、 JR東日本ウォータービジネス 、株式会社鉄道会館 の3社を吸収合併 し、同日付で商号を現社名に変更した。会社合併に伴い、同年4月7日には本社を東京都新宿区 西新宿 2丁目3番1号から渋谷区 千駄ヶ谷 5丁目33番8号サウスゲート新宿ビルへ移転した。合併と同時に社内カンパニー制 を導入し、JR東日本リテールネットのNewDays、専門店等を「リテールカンパニー(小売業 )」、JR東日本フーズを「フーズカンパニー(飲食業 )」、JR東日本ウォータービジネスを「ウォータービジネスカンパニー(飲料水・自動販売機 管理)」、JR東日本リテールネットの「エキュート」、鉄道会館「グランスタ」等を「デベロップメントカンパニー(不動産業 )」として旧会社の事業を承継した。
JRグループ以外への店舗展開として、第三セクター鉄道 のうち、旧JR東日本管内のえちごトキめき鉄道 の主要駅や、JR東日本が出資する東京臨海高速鉄道 (りんかい線 )でも駅売店の運営を行っている。専門店についてはJR東日本の系列外や沿線外にも多数出店しているが、駅売店や駅ナカコンビニの出店はごく少数で、一例としては、千葉都市モノレール の千葉駅 がある。 [ 要出典 ]
JR東日本グループとして、同社の交通系ICカード 「Suica 」利用エリア内でSuica電子マネー を積極的に導入している。特に2010年 (平成22年)後半にはJR東日本本共同で「KIOSK」および「NewDays」でSuica ポイントの倍増や「Suica割」のキャンペーンを数回実施した。
沿革
1932年 (昭和 7年)2月 - 財団法人 鉄道弘済会を設立(リテールカンパニーの源流)。
1938年 (昭和13年)10月 - 日本食堂株式会社を設立(フードカンパニーの源流)。
1952年 (昭和27年)9月 - 株式会社鉄道会館を設立(デベロップメントカンパニーの源流)。
1987年 (昭和62年)
4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)が発足。
6月4日 - 東日本キヨスク株式会社 として設立。
7月1日 - 東日本キヨスク株式会社、鉄道弘済会よりJR東日本管内の大部分の店舗を引き継いで営業開始。
1989年 (平成 元年)4月 - ジェイアール東日本レストラン株式会社を設立。
1990年 (平成2年)5月 - ジェイアール東日本レストランがベッカーズ 株式会社を買収して子会社化、株式会社ジェイ・ビーへ商号変更。
1997年 (平成9年)10月 - キヨスクをコンビニエンスストア「ミニコンビ」に改装した店舗を飯田橋駅 に開店。コンビニエンス事業へ進出。[ 要出典 ]
1998年 (平成10年)10月 - 日本食堂が株式会社日本レストランエンタプライズ (NRE)へ商号変更、JR東日本の営業エリアを承継する。
2001年 (平成13年)
4月 - ジェイアール東日本レストランが株式会社ジェイ・ビーを吸収合併、ジェイアール東日本フードビジネス 株式会社(JEFB)へ商号変更。
10月1日 - ジェイアール東日本コンビニエンス(店舗名は「JC」)およびジェイアール東日本商事のコンビニエンス部門と、東日本キヨスク株式会社のコンビニエンス部門「ミニコンビ」を事業統合。新店舗名を「NEWDAYS 」とする。
2003年 (平成15年)9月 - エキュート の運営会社として、株式会社JR東日本ステーションリテイリング を設立。
2006年 (平成18年)
2007年 (平成19年)
7月1日 - 東日本キヨスク株式会社が、株式会社JR東日本リテールネット (JR East Retail Net Co.,Ltd.)へ商号変更。
7月 - ジェイアール東日本フードビジネスがジューススタンド「ハニーズバー (HONEY'S BAR) 」のチェーン 展開を開始、JR山手線 池袋駅 に外回りホーム店と内回りホーム店を開業。
2008年 (平成20年)4月 - 東京・横浜・新宿・立川・大宮・千葉支店を本社直轄化。[ 要出典 ]
2009年 (平成21年)4月 - JR東日本支社別子会社の再編に伴い、子会社で運営していた店舗を移管。[ 要説明 ]
2010年 (平成22年)
8月 - 社内開発プロジェクトを統合しデベロッパー営業部を設置。駅構内開発事業に参入。 [ 要出典 ]
10月 - NEWDAYS営業部とKIOSK営業部を統合し、コンビニエンス営業部を設置。 [ 要出典 ]
2013年 (平成25年)10月 - JR東日本との連携と店舗支援強化のため、首都圏に東京・新宿・上野・横浜・八王子・大宮・千葉の各支店を再設置。[ 要出典 ]
2014年 (平成26年)
4月 - JR東日本の事業再編計画により、東北・新潟エリアの土産物店等31店舗の営業を別会社に分割。 [ 要出典 ]
12月 - コンビニ事業の店舗ブランド 表記を「NEWDAYS」から「NewDays」に変更。
2018年 (平成30年)4月 - JR東日本グループ再編により、JR東日本ステーションリテイリングを吸収合併、JR東日本ウォータービジネスを完全子会社化。
2021年 (令和 3年)
4月1日 - JR東日本グループ再編により、JR東日本フーズ、JR東日本ウォータービジネス、鉄道会館を吸収合併。同日付で株式会社JR東日本クロスステーション へ商号変更。
4月7日 - 本社を新宿区西新宿2丁目3番1号から渋谷区千駄ヶ谷5丁目33番8号へ移転。
2022年 (令和4年)4月1日 - 株式会社NRE高崎サービス(本社:群馬県 高崎市 栄町1-25)を吸収合併。
2023年 (令和5年)
4月1日 - 株式会社日本ばし大増 、株式会社大船軒 を吸収合併。
8月31日 - 首都圏の駅構内に出店していたジューススタンド「ハニーズバー 」を全店閉店。
11月22日 - 首都圏の駅構内等に出店していた「Becker's」をブランドクローズ 。
2026年 (令和8年)10月 - 「そばいち」15周年を期に「いろり庵きらく」「いろり庵きらくそば」を「そばいち」に2030年を目処に全店統合することを発表
主な事業
リテールカンパニー
コンビニエンス事業(主にJR東日本駅構内) - 旧JR東日本リテールネットの事業
専門店事業(上記コンビニエンス事業に含まれない業態の総称) - 旧JR東日本リテールネットの事業
HANAGATAYA(土産・弁当)
コレもう食べた?(食品催事区画 - 旧・Monthly Sweets)
BOOK COMPASS(書籍 - 旧・BOOK EXPRESS)
Eki RESQ(エキ レスク)(薬局 - 旧・くすりSTATION)
Ekinaka LAB(エキナカラボ)(臨時催事)
Plame Collome(プレミィコロミィ)(ファッション・雑貨)
以上のブランドに置き換わる予定のブランド - 膳まい(弁当)、Monthly Sweets(催事区画)、銘品館・ギフトガーデン(土産)
その他展開ブランド - ユニクロ 、3coins station(300円均一雑貨)、ポータースタンド(服飾雑貨)、RAILYARD(鉄道雑貨)、STANDBY TOKYO(コーヒー・旅雑貨)、Nippon Standard(雑貨)、やまたまや(山梨・多摩地産品)、めぐりめぐるめ(諸国銘菓)、ラポート(食品)
フーズカンパニー
飲食店事業 - 旧JR東日本フーズの事業
展開しているブランド
●は旧NRE のブランド、◇は旧JEFB のブランド(いずれもフランチャイズを含む)。★は会社発足後に誕生またはフランチャイズを開始したブランド。
デベロップメントカンパニー
デベロッパー事業(駅構内開発事業)
エキュート - 大宮・大宮ノース、品川、東京、上野、立川、日暮里、秋葉原
エキュートエディション - 渋谷(渋谷スクランブルスクエア 内)、横浜、有楽町、飯田橋、新橋、御茶ノ水
マーチエキュート神田万世橋 - 旧万世橋駅
グランスタ - 東京・丸の内(旧鉄道会館の事業)八重洲・八重北
グランアージュ
リエール藤沢
小規模駅構内開発事業(ek-ish)-高輪ゲートウェイ、原宿、新木場、五反田
ウォータービジネスカンパニー
飲料自動販売機 事業 - 旧JR東日本ウォータービジネスの事業
関連会社
株式会社エヌアールイーサービス - 完全子会社(旧JR東日本フーズ/NRE系)。高齢者福祉施設、JR東日本社員寮の運営など。
RB工装株式会社 - 完全子会社(旧鉄道会館系)。エキナカ等の建設・内装工事等。
株式会社海苔弁山登り - 33.4%出資関連会社(2021年5月1日付で資本参加)。海苔弁当の製造販売など。
シンセンフードテック株式会社 - 完全子会社。2025年3月14日株式取得。原材料及びオリジナル商品の輸入と国内加工
株式会社ジェイアール東日本物流 - 株式の一部を保有。KIOSK・NewDaysの商品管理・配送業務を担当。
かつての子会社・関連会社
株式会社日本ばし大増 - 元JR東日本フーズ(NRE系)の完全子会社。駅弁等の製造販売など。2023年4月1日付で当社に吸収合併。
株式会社大船軒 - 元JR東日本フーズ(NRE系)の完全子会社。駅弁等の製造販売など。2023年4月1日付で当社に吸収合併。
株式会社NRE高崎サービス(本社:群馬県 高崎市 )- 元JR東日本フーズ(NRE系)の完全子会社。高崎支社管内における駅弁等の製造販売など。2022年4月1日付で当社に吸収合併。
ジェフビーサービス株式会社(本社:東京都荒川区)- 元JR東日本フーズ(JEFB系)の完全子会社。2022年4月1日付でエヌアールイーサービスに吸収合併。
株式会社JR東日本ウォータービジネス(本社:東京都品川区 )- 完全子会社。清涼飲料 卸 、飲料自動販売機 事業などを行っていた。2021年4月1日、当社に吸収合併。
株式会社JR東日本フーズ
2021年4月1日、当社に吸収合併。飲食店業を行っていた。
下記2社は、一部株式を旧東日本キヨスク時代に保有していたが、JR東日本の完全子会社となった後、2020年4月1日に株式会社JR東日本フーズとして統合された。
ジェイアール東日本フードビジネス株式会社(株式の10%を保有のち全株売却)
株式会社日本レストランエンタプライズ(株式の1.6%を保有のち全株売却)
東北キヨスクサービス株式会社(本社:宮城県 仙台市 青葉区 )
東北主要駅への商品の配送など。
2009年10月物流機能を東北鉄道運輸株式会社に統合。
東日本駅配送サービス株式会社(本社:東京都台東区)- 2007年2月1日にジェイアール東日本物流が吸収合併。
株式会社アドレスト長野(本社:長野県 長野市 )- 完全子会社。飲食店業、広告代理業など。2020年4月1日に当社に吸収合併され消滅。
株式会社ヤンレイ(本社:東京都台東区 )- CD・DVDの販売(CD GARDEN)、アパレルの卸売及び販売を行っていた。2020年4月1日に東京ステーション・サービスに吸収合併され消滅。
千葉弘食株式会社(本社:千葉県 千葉市 中央区 )
株式会社エヌアールイー東北サービス - 完全子会社(旧JR東日本フーズ/NRE系)。東北エリアにおけるJR東日本社員寮の運営など。2023年4月にエヌアールイーサービスに吸収合併され消滅。
株式会社東京ステーション・サービス(本社:東京都台東区)- 完全子会社。貸ロッカー 業等の受託、飲食店業、建物保守管理など。2025年4月1日にJR東日本クロスステーションに吸収。
株式会社果実園 - 完全子会社。2024年5月1日株式取得。飲食業。2026年4月1日にJR東日本クロスステーションに吸収。
脚注
注釈
↑ なお、鉄道弘済会大宮営業所は2001年まで駅売店の営業を続けていた。 [ 要出典 ]
↑ 同年10月、東日本キヨスク株式会社の飲料自動販売機事業をJR東日本ウォータービジネスへ移管。
↑ JR東日本ウォータービジネスの合併により、同社へ移管していた飲料自動販売機事業を再度継承。
↑ 西船珈琲研究所の1店舗のみで、ホームページでも西船珈琲研究所のロゴが使用される。
外部リンク
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