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AlmaLinux 10.0のデフォルトデスクトップ(GNOME 47) | |||||||
| 開発者 | AlmaLinux OS Foundation | ||||||
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| プログラミング言語 | C(カーネル) | ||||||
| OSの系統 | Unix系, Linux, RHEL | ||||||
| 開発状況 | 開発中 | ||||||
| ソースモデル | オープンソース | ||||||
| 初版 | 2021年3月30日 | ||||||
| 最新安定版 |
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| リポジトリ |
repo | ||||||
| 対象市場 | サーバ, デスクトップパソコン, ワークステーション, スーパーコンピュータ | ||||||
| 使用できる言語 | 2以上言語[設定]により日本語環境への更新が可能。 | ||||||
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言語の一覧 日本語・英語など。 | |||||||
| アップデート方式 | DNF | ||||||
| パッケージ管理 | RPM | ||||||
| プラットフォーム | x86-64, AArch64, ppc64le, s390x | ||||||
| カーネル種別 | モノリシック (Linux) | ||||||
| ユーザランド | GNU | ||||||
| 既定のUI | GNOME Shell, Bash | ||||||
| ライセンス | GPLv2、他 | ||||||
| 先行品 | CentOS | ||||||
| ウェブサイト |
almalinux | ||||||
| サポート状況 | |||||||
| サポート中 | |||||||
AlmaLinuxは、AlmaLinux OS Foundationによって開発されている、FOSSのLinuxディストリビューションである。501(c)団体である同財団が、コミュニティ主導で本番環境向けのエンタープライズオペレーティングシステムを提供するために開発しており、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)とバイナリ互換性を持つ。ディストリビューション名はスペイン語や他のラテン系言語で「魂」を意味する「alma」に由来しており、Linuxコミュニティへの敬意を表するために選ばれた。
AlmaLinuxの最初の安定版リリースは2021年3月30日に公開され、2029年3月1日までサポートされる予定である。AlmaLinuxは、AlmaLinux Build System(ALBS)と呼ばれるカスタマイズされたビルドシステムを用いて、公開され再現可能な手法でビルドされており、そのソースコードもディストリビューション本体と同様に公開され、オープンソースライセンスの下で配布されている。
2020年12月8日、レッドハットは、商用のRed Hat Enterprise Linux (RHEL) の無償ダウンストリームフォークであるCentOSの開発を中止、その公式サポートを早期に打ち切り、CentOS Streamに注力することを発表した。CentOS Streamはマイナーリリースのない安定したLTSリリースであり、RHELへのアップデートに含める予定の内容を事前に公開するためにRed Hatが公式に使用していた。
これに対し、独自の商用LinuxディストリビューションであるCloudLinux OSを開発しているCloudLinuxは、CentOS Linuxのコミュニティによる精神的後継としてAlmaLinuxを支援することを発表し、RHELの現行バージョンとのバイナリ互換性を目指した。AlmaLinuxのベータ版は2021年2月1日に初めてリリースされ、最初の安定版は2021年3月30日に公開された。AlmaLinux 8.xは2029年までサポートされる予定である。ARM、AWS、エクイニクス、マイクロソフトなど多数の企業もAlmaLinuxを支持している。2021年3月30日、CloudLinuxからAlmaLinuxの開発とガバナンスを引き継ぐため、AlmaLinux OS Foundationが501(c)団体として設立され、CloudLinuxはこのプロジェクトに対して年間100万ドルの資金提供を約束した。
2022年6月20日、AlmaLinux 8.6のリリースに続いて、AlmaLinux OS FoundationはAlmaLinux Build System (ALBS) をリリースした。
2022年9月、AlmaLinux OS Foundationは初の選挙を実施し、9月19日にはコミュニティにより選出された7人の理事を発表した。選挙の直後、CloudLinuxのCEOで当時理事長であったイゴール・セレツキーが、AlmaLinuxをコミュニティ主導のオペレーティングシステムとして継続させるために辞任することを発表し、理事会は新たな理事長としてベニー・バスケスを選出した。
2022年12月7日、CERNとフェルミ国立加速器研究所が、実験における標準オペレーティングシステムとしてAlmaLinuxを提供することが発表された。
2023年5月22日、日本発のLinuxディストリビューションであるMIRACLE LINUXは、AlmaLinuxへの参画及びCloudLinuxとの協業を発表した。そして、サイバートラストが開発するMIRACLE LINUXは次期バージョン(つまり10)からAlma Linuxに合流する方向性も明らかにした。2023年5月時点で、サイバートラストでMIRACLE LINUXの開発を行っているエンジニアはAlma Linuxの開発者コミュニティーに参加している。
2023年6月21日にRed Hatがコードに新たな制限を加えることを発表してから3週間後、AlmaLinuxはブログ投稿にて、AlmaLinux OS Foundationの理事会はRHELとの1:1互換という目標を放棄し、代わりにRHELとバイナリ互換を目指すことを発表した。
2023年9月、同財団は理事会を拡大することを発表した。同年12月にはAlmaLinux OS Foundationが2回目の選挙を実施し、CERNのアレハンドロ・イリバレンとサイバートラストの吉田淳が理事会に加わることを発表した。
2021年9月、AlmaLinuxプロジェクトは、エンタープライズLinuxディストリビューションのメジャーバージョン間でインプレースアップグレードを可能にするツール「ELevate」を発表した。ELevateはディストリビューションに依存しない方法で開発されており、AlmaLinuxだけでなくエコシステム全体のためのツールとして開発されている。ELevateは他のディストリビューションとの相互の移行をサポートしており、誰もが貢献し拡張できるよう開かれている。2024年1月にこのツールは追加のリポジトリのサポートを含むように拡張され、2024年4月にはCentOS 6からCentOS 7へのアップグレードをサポートするようになり、一部のユーザーがCentOS 6から任意のエンタープライズLinuxバージョン9へインプレースアップグレードできるようになった。

AlmaLinux Build System(通称「ALBS」)は、AlmaLinuxのビルドシステムである。初めて使用されたのはバージョン8.6(Sky Tiger)のリリース時であり、x86-64、AArch64、ppc64、S390xアーキテクチャ向けのビルドを自動化する機能を備えている。ALBSは、Gitサービス、リリースシステム、署名サーバ、テストシステム、ビルドノードの5つのコンポーネントから構成される。これらの各コンポーネントは「マスターサービス」と呼ばれる包括的なコンポーネントによって管理されており、このマスターサービスは独自のAPIを介して制御されることを想定している。
AlmaLinuxのソースコードは、Red Hat Enterprise Linuxを構成するソフトウェアパッケージのGitリポジトリから直接取得される。既存リポジトリへの変更や新規リポジトリの追加を監視する「リスナー」を用いて、AlmaLinux Gitサービスはソースコードを独自の公開Giteaサーバインスタンスに取得する。この公開サーバのウェブインターフェースでは、各パッケージのビルドパイプラインも閲覧できる。さらに、このサービスはAPIを公開しており、他のALBSコンポーネントがリポジトリを直接利用できるようになっている。
マスターサービスと連携して、ビルドノードはGitリポジトリに保存されたソースコードをコンパイルし、ディストリビューションのインストールプロセスで使用できるRPMパッケージを生成する役割を担う。ビルドプロセスのアーティファクトとして生成されたこれらのパッケージは、さらに処理するために専用のストレージに保存される。
AlmaLinux Test System(ALTS)は、ビルド成果物として存在するRPMパッケージをテストする。コンテナ化技術を用いて、各パッケージにはテストスイートを実行できる専用の環境が与えられる。
整合性を確保するため、AlmaLinuxディストリビューション向けにリリースされる各ソフトウェアパッケージは、Pretty Good Privacy(PGP)暗号アルゴリズムを用いて署名される。署名サーバは、ビルドノードで作成された成果物を受け取り、署名を行い、それを成果物ストレージに戻す。リリースシステムはそれらをリリースリポジトリにアップロードする。
2023年6月にレッドハットがソースコードの公開方針を変更する以前、AlmaLinuxはレッドハットが提供する公開ソースを用いてRHELを再ビルドしていた。AlmaLinuxはRHEL互換を維持することに注力する方針へと転換した後、翌月にはZenbleed向けパッチを提供し、バグやセキュリティ欠陥の修正をレッドハットより先に公開した。さらに2023年5月には、RHELの同等リリースで無効化されていたハードウェアサポートを再有効化することで、AlmaLinux 8.10および9.4リリースにおいてレッドハットとの差別化をさらに進めた。
2024年10月、AlmaLinuxプロジェクトはAlmaLinux OS Kittenを発表した。「今年初め、我々はAlmaLinux OS 10向けにインフラとビルドパイプラインを整備し、CentOS Stream 10のコードを用いたテストを開始した。この準備作業に基づき、我々はAlmaLinux OS 10のプレビュー版のビルドに成功したことを共有できることに興奮している。このプレビュー版をAlmaLinux OS Kitten 10と呼んでいる。」 Kitten 10のリリースでは、IBM POWER向けのKVMサポートやSPICEサポートなど、AlmaLinuxがコミュニティ向けに追加している機能も示された。
12月、AlmaLinuxはAlmaLinux OS 10 betaを発表した。これはこれらの機能をすべて含んでいたが、CentOS Streamではなくレッドハットのソフトウェアバージョンに従っているため、Kittenとは異なるものであった。「注意深いAlmaLinuxユーザーは、AlmaLinux OS Kitten 10に含まれるソフトウェアのいくつかのバージョンが、AlmaLinux 10 betaリリースに含まれるものよりも新しいことに気付くだろう。これはKittenがCentOS Streamに基づいており、AlmaLinux 10がレッドハット10のリリースバージョンに従っているためである。KittenがBETA版で提供されるものとまったく同一である、あるいはそうなると予期すべきではない。」
RHELのリリースの数日後にリリースされるケースが多い。
セキュリティサポート期限はバージョン8系が2029年5月1日、バージョン9系が2032年5月31日となっている。
| バージョン | コードネーム | アーキテクチャ | RHEL ベース | カーネル | AlmaLinux リリース日 | RHEL リリース日 | 遅延(日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8.3 | Purple Manul | x86-64 | 8.3 | 4.18.0-240 | 2021-03-30 | 2020-11-03 | 147 / 110 * |
| 8.4 | Electric Cheetah | x86-64, ARM64 | 8.4 | 4.18.0-305 | 2021-05-26 | 2021-05-18 | 8 |
| 8.5 | Arctic Sphynx | x86-64, ARM64, ppc64le | 8.5 | 4.18.0-348 | 2021-11-12, 2022-02-25 | 2021-11-09 | 3 |
| 8.6 | Sky Tiger | x86-64, ARM64, ppc64le, s390x | 8.6 | 4.18.0-372 | 2022-05-12 | 2022-05-10 | 2 |
| 8.7 | Stone Smilodon | 8.7 | 4.18.0-425 | 2022-11-10 | 2022-11-09 | 1 | |
| 8.8 | Sapphire Caracal | 8.8 | 4.18.0-477 | 2023-05-18 | 2023-05-16 | 1 | |
| 8.9 | Midnight Oncilla | 8.9 | 4.18.0-513 | 2023-11-21 | 2023-11-14 | 7 | |
| 8.10 | Cerulean Leopard | 8.10 | 4.18.0-553 | 2024-05-28 | 2024-05-22 | 6 | |
| 9.0 | Emerald Puma | 9.0 | 5.14.0-70.13.1 | 2022-05-26 | 2022-05-17 | 9 | |
| 9.1 | Lime Lynx | 9.1 | 5.14.0-162.6.1 | 2022-11-16 | 2022-11-15 | 1 | |
| 9.2 | Turquoise Kodkod | 9.2 | 5.14.0-284.11.1 | 2023-05-10 | 2023-05-10 | 0 | |
| 9.3 | Shamrock Pampas Cat | 9.3 | 5.14.0-362.11.1 | 2023-11-13 | 2023-11-07 | 6 | |
| 9.4 | Seafoam Ocelot | 9.4 | 5.14.0-427.13.1 | 2024-05-06 | 2024-04-30 | 6 | |
| 9.5 | Teal Serval | 9.5 | 5.14.0-503.11.1 | 2024-11-18 | 2024-11-13 | 5 | |
| 9.6 | Sage Margay | 9.6 | 5.14.0-570.12.1 | 2025-05-20 | 2025-05-20 | 0 | |
| 10.0 | Purple Lion | x86-64-v3, x86-64-v2, ARM64, ppc64le, s390x | 10.0 | 6.12.0-55.9.1 | 2025-05-27 | 2025-05-13 | 14 |
| 10.1 | Heliotrope Lion | 10.1 | 6.12.0-124.8.1 | 2025-11-24 | 2025-11-11 | 13 | |
凡例 サポート終了 サポート中 現行バージョン | |||||||