| 開発元 | Canva |
|---|---|
| 初版 | 2020年8月12日 |
| 最新版 |
2.7.2
/ 2026年5月12日 |
| 対応OS | macOS 12以降、Windows 10以降 |
| 対応言語 | 英語 |
| サポート状況 | 開発中 |
| 種別 | モーショングラフィックスソフトウェア、2Dアニメーションソフトウェア |
| ライセンス | プロプライエタリ(個人利用は無料) |
| 公式サイト | https://cavalry.studio/ |
Cavalry(キャバリー)は、macOSおよびWindows向けの2Dアニメーション・モーショングラフィックス制作ソフトウェアである。
Cavalry はイギリスの Scene Group Ltd. が開発し、2020年に正式版が公開された。ノード処理によるアニメーション制作を行うツールで、「3Dのパワーと柔軟性を、2Dの扱いやすさに融合する」と標榜する。
Adobe After Effects に代表される既存の2Dアニメーションソフトウェアが「老朽化したアーキテクチャの上に構築され、機能拡張をサードパーティ製プラグインに依存している」という問題意識から開発された。
モーショングラフィックのほかにも、表計算ソフトや外部データと連携したデータ駆動型のアニメーション生成を得意とする点が特徴とされる。
Cavalry の共同創設者の Ian Waters は、ロンドンのモーションデザインスタジオ Mainframe に所属していた。同スタジオは Autodesk Maya 向けのプラグインの MASH を開発しており、2016年に MASH は Maya 本体に買収・統合された。
2017年、Autodesk との契約終了を期に、「次世代の2Dアニメーションアプリ」の開発を始める。2019年12月、Mainframe から独立し Scene Group という別会社を設立した。
2020年2月に無料のパブリックベータ版を公開。同年8月12日にバージョン1.0を発表。月額20ポンドのサブスクリプション制で提供された。無料版は解像度が960×540ピクセルに制限され、出力にウォーターマークが入る仕様だった。
2021年、登録ユーザーが2万5000人を超えたと発表した。
2024年、バージョン2.0を公開。2.5Dカメラシステム、パーティクルシステム、バックグラウンドレンダリング機能などを実装。
2026年2月、Canva が Scene Group の Cavalry を買収したことを発表した。取引条件は非公表で、Cavalry の開発チームは Canva に加わった。Canva は2024年に Serif の Affinity 製品群を買収しており、Cavalry を「パズルに欠けていた重要なピース」と評し、Affinity や Canva がカバーするグラフィックソフトウェアを拡張する位置づけとして、Cavalry をリリースした。
2026年4月16日にリリースされたバージョン2.7では、それまで有料の Professional (Pro) エディション限定であった機能がすべて無償化された。従来の Scene Group アカウントはバージョン2.6.1までのレガシー版にのみ使用できる。ソフトウェアの利用には Canva アカウントが必須となった。個人利用は商用も含めて無料だが、組織単位でのSSO利用には有料の Canva Enterprise または Canva Districts アカウントが必要とされる。
| バージョン | リリース日 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1.0 | 2020年8月11日 | 正式版リリース |
| 1.1 | 2021年5月 | Lottie対応、文字単位のテキスト書式 |
| 1.2 | 2021年10月 | Forge Dynamics、Apple M1ネイティブ対応、無料版のフルHD対応・ウォーターマーク廃止 |
| 1.3 | 2022年3月 | JavaScript API、各種シェーダー |
| 1.4 | 2022年 | 図形の押し出しによる擬似的な奥行き表現 |
| 1.5 | 2023年1月 | レイアウトシステム等 |
| 2.0 | 2024年1月10日 | カメラ、パーティクルシステム、コンポーネントシェイプ、Pre-Comp Overrides、バックグラウンドレンダリング、再生速度の向上 |
| 2.1 | 2024年5月 | 音声機能の強化 |
| 2.2 | 2024年11月 | OpenType対応、ストロークのグラデーション |
| 2.3 | 2024年12月11日 | プリセット、マルチビューポート、Isolines |
| 2.4 | 2025年5月7日 | SkSLフィルター、サードパーティプラグイン、.xlsxインポート、2Dメッシュ、Dependency Graph |
| 2.5 | 2025年10月1日 | リファレンシング、プレーナートラッキング、クロマキー、AV1書き出し |
| 2.6 | 2026年2月 | 編集可能なモーションパス、Lattice、Four Point Warp、Mesh Solver |
| 2.7 | 2026年4月16日 | Pro機能の無償化、Canvaアカウントによるサインイン |
| 2.7.2 | 2026年5月12日 | 不具合修正および高速化(2026年8月時点の最新版) |
Amazon、Meta、Google、Netflix、Nike、ByteDance、OpenAI、RECOH、Sonos などでの利用を挙げている。