ExpressCacheは、コンデュシブ・テクノロジーズが開発したWindows向けSSDキャッシング技術であり、エイサー、ASUS、サムスン、ソニー、レノボ、富士通といった多数のノートパソコンメーカーにライセンス供与された。また、ExpressCacheはReadyCacheなどのSanDisk製品にも同梱されており; SanDiskは現在、単体ストレージ製品用ExpressCacheの独占ライセンスを保有している。
PC Proが8 GBのSSDと7200 rpmのハードドライブを搭載した2011年発売のサムスン 700Zで実施したテストでは、ExpressCache有効化時、Windows 7での起動時間が5秒短縮されることが示された。(また)Computex 2011において別のベンダーが(同様に8 GBのSSDを搭載したノートPCで)行ったデモでは、起動時間が約10秒短縮された。
SanDisk ReadyCache(32 GBモデル)製品単体を、7200 rpmのハードドライブを搭載したクアッドコア・デスクトップPC(Core i5-2400 CPU)に組み込んで行ったCDRLabs によるテストでは、起動時間が25秒から14秒に短縮されたものの、しかしランダム読み書きテストにおいては大きな改善は見られなかった。(HardOCPが実施した)32 GB ReadyCache製品の別の同様のテストでは、起動時間が52秒から13秒に短縮されたことがわかった。またExpert Reviewsによる別のテストでも、起動時間が48秒から35秒に短縮されたことが確認された。
PC Pro はExpressCacheに対する批判として、「設定の自由度が低い。(例えば)そこに任意のアプリケーションをインストールすることはできない」と指摘した。またPC World France は、ReadyCacheに付属するExpressCacheソフトウェアにはアクティベーション可能なPC台数に3台という制限があることに言及したほか; 同誌レビュアー陣もまた、キャッシュ用製品にMLCフラッシュを採用したSanDiskの判断に対して落胆の意を表明した。