| GAZ-63 | |
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| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 1948年-1969年 |
| パワートレイン | |
| エンジン | GAZ-51 |
| 最高出力 | 70馬力 |
| 最大トルク | 201Nm |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 3.3m |
| 全長 | 5.5m |
| 全幅 | 2.2m |
| 全高 | 2.2m |
| 車両重量 | 3.2t |
| 系譜 | |
| 先代 | GAZ-AAA |
| 後継 | GAZ-66 |
GAZ-63 は、ソビエト連邦で開発された4×4タイプの全地形対応中型トラックである。
全ての生産タイプを含め、474,464輌が生産された。
GAZ-63の設計は1938年4月に開始された。翌1939年末には後輪を複輪とした試作車が数台製作され、1943年末には後輪を各シングルタイヤとした試作車が登場した。
最終型ではGAZ-51との部品共通化が最大限に図られ、主な相違点は前輪駆動用のトランスファーケースと2段式副変速機であった。GAZ-63は、18インチのシングルタイヤを各軸に装備し、前後輪のトレッド幅を同一としたソ連初の自動車であった。
GAZ-63の生産は1948年9月に開始された。その後、牽引力4.5トンのウインチを装備したGAZ-63Aや、セミトレーラー牽引用のGAZ-63Dなども生産された。GAZ-63系列車の生産は1968年まで続いた。
また、GAZ-63の車体を基礎として、BTR-40(GAZ-40)装甲兵員輸送車も製造された。
本車はフレーム形式を採用し、前輪駆動を切り離すことができる四輪駆動方式であった。駆動系には、駆動軸へつながる2本のプロペラシャフトと、変速機とトランスファーケースの間に配置された中間シャフトが用いられていた。
前後のオーバーハングは短く、全輪にシングルタイヤを装着していた。なお、タイヤ空気圧の集中調整装置は装備されていなかった。
280×457 mmサイズの自動車用タイヤを装備しており、積雪地や湿地を走行する際には、短時間であれば空気圧を0.7 kg/cm²まで下げることができた。ただし、この状態では走行速度を10 km/h以下に抑える必要があった。
このような低圧状態でのタイヤ寿命は150 kmを超えないものとされていた。一方、通常空気圧2.8 kg/cm²で使用した場合の保証走行距離は1万 kmであった。
本車にはコンプレッサーが搭載されていなかったため、野外でタイヤに空気を入れる際には、エンジンのスパークプラグの代わりにシリンダーへねじ込む専用装置が使用された。エンジンを始動すると5気筒で作動し、残る1気筒を簡易的な空気ポンプとして利用する仕組みであった。
この装置の吸気弁は、通常の吸気マニホールドやキャブレターよりも空気抵抗が大幅に小さくなっていた。そのため、空気ポンプとして使用するシリンダーには燃料と空気の混合気ではなく、清浄な空気のみが送り込まれる構造となっていた。

