ハフポスト
ハフポスト (英語 : HuffPost )は、アメリカ のリベラル 系インターネットメディア である。2017年4月にThe Huffington Post (ザ・ハフィントン・ポスト)からHuffPost へ改称された。
様々なコラムニスト が執筆する論説ブログ および各種ニュースサイト からのニュース・アグリゲーターで、政治、メディア、ビジネス、エンターテイメント、生活、スタイル、自然環境、世界のニュースなど幅広い分野を扱う。略称はハフポ 。
ハフポスト日本版
ハフポスト日本版 は、2013年 5月7日 に開設。2013年から2021年まで朝日新聞社 との合弁企業 「ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社」が運営していた。なお、朝日新聞社との合弁企業ではあるが、編集権は独立している。
ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン社のスタッフが記事を執筆・編集しており、同社スタッフによる記事のほか、外部の執筆者による記事、ハフポスト各国版による記事、外部提携メディアや個人ブログなどからの転載記事が掲載されている。
2021年 からは、BuzzFeed Japan株式会社 に運営が引き継がれた。
沿革
2005年 5月9日、保守 系ニュースサイトである『ドラッジ・レポート』に対抗するリベラルな意見発表の場として、編集長のアリアナ・ハフィントンが開設した。
2008年 に初の地方版であるHuffPost シカゴ 、2009年 6月にHuffPost ニューヨーク 、同年9月15日にHuffPost デンバー を開設。
2011年 2月7日、AOL がThe Huffington Post を3億1500万ドルで買収に合意 したと、AOL とThe Huffington Post が発表した。
2013年4月23日、朝日新聞社と提携して合弁会社ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンを設立。5月7日に、編集長に松浦茂樹 を置き日本語版を開設した。
2014年9月8日、松浦茂樹が日本版編集長を退任、後任に元朝日新聞記者の高橋浩祐 が就任した。
2015年6月、ベライゾン・コミュニケーションズ がAOLを買収し、ベライゾン傘下入り。
2016年5月、高橋浩祐 が日本版編集長を退任、後任に元朝日新聞記者の竹下隆一郎が就任した。
2016年8月12日(米国時間11日)、同社の共同ファウンダー兼編集長のアリアナ・ハフィントンが、ハフィントン・ポストの活動からステップダウンし、ウェルネス ・スタートアップのThrive Global の育成、運営に集中すると発表した。
2017年4月、The Huffington Post をHuffPost へ変更することを発表。
2020年11月、バズフィード がハフポストを買収することを発表。
2021年5月1日、日本版運営会社がBuzzFeed Japan を運営しているバズフィード・ジャパン と合併。
2021年6月、竹下隆一郎が日本版編集長を退任、後任に泉谷由梨子が就任した。
批判・論争
2008年、ナンシー・レーガン 元大統領夫人がカリフォルニア の自宅で転倒した際に批判的な読者投稿コメントが一般公開されていた状態を、FOXニュース のキャスタービル・オライリー が「編集長であるアリアナ・ハフィントンはヘイトスピーチ と意見発表を混同している。速やかなコメント削除が出来たにもかかわらず対応しなかった」 と批判すると、ハフィントンは「ヘイトスピーチは許されるものではなく、コメントはブログ管理者が気付き次第直ちに削除された」 とコメントしている。
後に解雇されるWBAL-TV技術レポーターJohn Sandersにより改竄された、ジョン・ギブソンのYouTube 動画へのリンクを掲載する事案が発生する。
代替医療 の支持者やワクチン 反対論者による記事を掲載するも、数人の科学者やニュースソースから批判 されている。
寄稿者数の拡大を目指して導入されたコンテンツ管理システム であるアテナ(Athena)に関しては、多くのブロガーから「最終的にブロガーたちは、新しいハフポストプラットフォームによって、無報酬なのにもっと働かされるようになる」と批判が上がった。ハフポストはソーシャルへ移行するためと主張したが、多くのブロガーは露出の低下に対して努力を強いられ、同社が無報酬で面倒な仕事を彼らに押しつけていると不満に受けとめている。
2017年に『アトランティック 』は、ハフポストの寄稿プラットフォームについて、左派の中で最も奇妙かつクレイジーなコンテンツが流行するブログシステムになっていると評価した。
2018年に英語版ハフポストの女性編集者がTwitter で新年の抱負に「全ての男を皆殺しにする」と書き込み、物議となった。
2019年に『ニューヨーク・タイムズ 』は、ハフポストが後に児童買春 の罪で有罪となったジェフリー・エプスタイン の広報担当者によって書かれた記事を発表していたと報道した。 問題のハフポストの記事は、サイトの定期的な寄稿者であるレイチェル・ウルフソンによって書かれていた。編集者は後に記事を削除した。
受賞歴
2006年 と2007年 、ウェビー賞 の「最も優れた政治ブログ賞」を受賞する。
2007年、ハフィントン・ポスト寄稿者のJanet Bennett Kellyが、ロサンゼルス 報道クラブ「南カリフォルニア ・ジャーナリズム賞」をオンラインコメント部門(for political commentary published on the site)受賞する。
2008年、『オブザーバー 』「最も力のあるブログ50」に選出される。
2009年、『タイム 』によるベストブログ25に選出される。
2009年、ハフィントンが『フォーブス 』「メディア界の最も影響力のある女性」に選出される。
2009年、ハフィントンが『ガーディアン 』「メディア界の100人」42位に選出される。
脚注
1 2 江渕崇 (2020年11月20日). “米バズフィードがハフポスト買収へ 広告低迷で再編加速 ”. 朝日新聞 . 2020年11月21日閲覧。
1 2 3 4 5 BuzzFeed Japan株式会社 (2021年5月1日). “ハフポスト日本版 ”. HUFFPOST . BuzzFeed Japan株式会社 . 2021年10月1日閲覧。
1 2 コメントガイドライン ハフィントン・ポスト、2017年1月14日閲覧。
↑ 本日オープン「ハフィントンポスト日本語版」、編集長「テーマは団塊ジュニア世代」 ビジネスジャーナル 、サイゾー 、2013年5月7日、2024年12月2日閲覧。
↑ “ハフィントンポスト日本版はAmazonレビューのような「オピニオン集約サイト」になれるのか? (2/3) ”. BLOGOS . 2020年1月18日閲覧。
↑ ハフポストについて ハフポスト日本版
↑ “ハフポスト - 日本や世界のニュース、有識者と個人をつなぐソーシャルニュース(ハフポスト、ハフポ) ”. ハフポスト . 2020年1月18日閲覧。
↑ 吉田渉 (2013年2月21日). “ハフィントン・ポスト 成功の鍵は” . NHKニュース . 日本放送協会. 2013年2月21日時点のオリジナル よりアーカイブ. 2013年2月21日閲覧 .
↑ The debut of Huffington Post Denver
↑ “AOL Agrees To Acquire The Huffington Post ”. Huffington Post (2011年2月7日). 2011年10月2日閲覧。
↑ ハフポスト日本版、運営会社を設立 朝日新聞社(2013年4月24日)
↑ 未来メディアプロジェクト | 朝日新聞社インフォメーション
↑ ハフポスト日本版の新編集長にジャーナリスト高橋浩祐氏 9月8日就任
↑ “知られざるAOL、買収決断したベライゾンの思惑 ”. 日本経済新聞 (2015年6月4日). 2020年11月21日閲覧。
↑ 竹下隆一郎氏がハフィントンポスト日本版新編集長に就任へ
↑ “アリアナ・ハフィントン、ハフィントンポストを離れる―新しいウェルネス・スタートアップThriveに集中 ”. 2017年4月6日閲覧。
↑ “BuzzFeed Japanと「ハフポスト日本版」運営元が合併 各メディアは存続 ”. ITmedia NEWS (2021年3月31日). 2021年3月31日閲覧。
↑ ハフポスト日本版 新編集長に泉谷由梨子氏が就任
↑ O'Reilly, Bill (2008年2月21日). “Hate Speech and the 'Net ”. BillOReilly.com. 2008年5月4日閲覧。
↑ “Bill O’Reilly: Arianna Huffington Is a Bad, Bad Girl Who Needs to Be Punished” . New York Magazine . February 22, 2008. 2008年9月6日閲覧 .
↑ “Bill O'Reilly Needs to Enroll in "Understanding the Internet 101" ” .
↑ “WBAL-TV fires reporter over prank” .
↑ “simon Owens: Science bloggers challenge credibility of Huffington Post “wellness” editor ” .
↑ “Steven Novella: The Huffington Post’s War On Science ” .
↑ Parikh, Rahul K. (2009年5月15日). “The Huffington Post is crazy about your health ”. Salon. 2009年9月2日閲覧。
↑ “寄稿ブロガーの反感を買う、ハフポストの方針変更:「無報酬なのにもっと働かされる」 ”. 2017年4月6日閲覧。
↑ Coppins, McKay (2017年7月2日). “How the Left Lost Its Mind” . アトランティック. 2024年8月15日閲覧 . the HuffPost contributor platform—an un-vetted, unedited section of the site that operates apart from its professional journalism—has been a vehicle for some of the most bizarre, and outright craziest, content to go viral on the left in recent years.
↑ Lucas, Suzanne (2018年1月2日). “HuffPost Editor Says New Year's Resolution Is to "Kill All Men" ”. Inc.com . 2020年10月21日閲覧。
1 2 Hsu, Tiffany (2019年7月21日). “Jeffrey Epstein Pitched a New Narrative. These Sites Published It” . The New York Times (アメリカ英語). ISSN 0362-4331 . 2019年12月30日閲覧 .
↑ 49th Southern California Journalism Award Winners Archived 2009年1月11日, at the Wayback Machine .
↑ Huffington Post page for Bennet Kelley
↑ “The world's 50 most powerful blogs ”. Observer (2008年3月9日). 2008年9月23日閲覧。
↑ “The Huffington Post - 25 Best Blogs 2009” . TIME. 2009年9月2日閲覧 .
↑ Kiri Blakeley (2009年7月14日). “In Pictures: The Most Influential Women In Media - No. 12: Arianna Huffington ”. Forbes.com. 2012年5月27日時点のオリジナル よりアーカイブ。2009年9月2日閲覧。
↑ Close. “Arianna Huffington | MediaGuardian 100 2009 | Media | guardian.co.uk ”. Guardian. 2009年9月2日閲覧。