LANDERBLUE

『LANDERBLUE』
楠木ともり の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル SACRA MUSIC
チャート最高順位
  • 週間18位(Billboard Japan Top Albums Sales)
  • 週間22位(オリコン)
楠木ともり アルバム 年表
『PRESENCE/ABSENCE』
(2023年)
『LANDERBLUE』
(2025年)
-
EANコード
EAN 4547366778038
『LANDERBLUE』収録のシングル
  1. 「シンゲツ」
    リリース: 2024年5月8日
ミュージックビデオ
「シンゲツ」 - YouTube
「turquoise blue」 - YouTube
Lyric Video
「浮遊」 - YouTube
「DOLL」 - YouTube
「MAYBLUES」 - YouTube
「back to back」 - YouTube
「風前の灯火」 - YouTube
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『LANDERBLUE』は、楠木ともりの2枚目のアルバムである。2025年11月26日にSACRA MUSICより発売された。

背景

楠木のアーティストデビュー5周年のタイミングでリリースすることになったアルバムである。

1stアルバム『PRESENCE/ABSENCE』リリースから2年半が経過していた。『PRESENCE/ABSENCE』当時は広く多数の人に音楽を届けたい思いが強かったが、その間の5thEP『吐露』リリース後には、ターゲットを絞ることで曲を届けたい人に向けて濃い曲を制作することへの相性の良さや肯定感を実感していた。

制作

本作のモチーフは楠木の誕生石のターコイズである。これは、楠木の人生25年の中での、アーティストとしての5年をアルバムで表現するうえで、誕生石がキーワードになると考えたためである。アルバム自体がお守りのようなものになることをコンセプトとした。楠木はデジタル配信ではなくCDを手に取ってほしいと言っているが、CDへの価値づけを考えるときに、宝石を身にまとうような気持ちで聞けるアルバムを制作する方針とした。

ターコイズの中でもランダーブルーは最高級の珍しい宝石である。ランダーブルーは採掘され尽くしているうえ希少かつ高価であることに加えて、楠木本人が「ランダーブルー」の単語自体に魅了された。加えて、「LANDER」という単語に「着陸船」という意味も含まれること、メイン曲「turquoise blue」のテーマに「探求」もあったことから、アルバムタイトルが『LANDERBLUE』に決定した。

音楽性、作曲、構成

内省的な印象がもたれるアルバムである。本作はリスナーのターゲットが絞られているが、過去にリリースした5thEP『吐露』で、リスナーからの反応が想定以上だったことの影響である。

収録曲11曲のうち新曲が6曲含まれており、新曲は「浮遊」を除き全曲楠木自身で作詞・作曲している。

twelve

アコースティック調のアンビエント・ポップである。アルバムの1曲目として、アルバムの世界観に入り込めるような曲として制作された。編曲は、寓話のような非現実的な世界観の楽曲を制作するarabesque Choche(Chouchou)が担当した。編曲時にゲーム音楽のようにしたい旨を依頼していた。

曲には言葉遊び的な要素が複数含まれている。例えば、歌詞の1行が全て12音になっている。

この曲はアルバムの1曲目であるが、全11曲聞いた後にこの曲に戻ることで12曲目として聴かれることを期待して制作されている。

浮遊

AAAMYYYによる物憂げなミニマルR&Bである。

楠木本人の世界観だけでなく、アルバムで他アーティストの曲を入れる方針になったとき、アルバムのイメージにAAAMYYYの曲が合致したことから作詞含めて楽曲提供の形となった。楽曲制作にあたり、楠木からAAAMYYYへ送付した言葉と写真の中に「浮遊」という言葉が含まれていた。

AAAMYYYの歌唱には揺らぎがあり、不協和音からゾクッとした雰囲気が生まれる特徴があることを生かして歌唱した。

優等生

中学生の頃まで優等生だった楠木にとって、優等生であることに苦痛を持っていたもののその悩みが共感されなかった経験から生まれた曲である。その悩みに共感する曲が意外と存在しないことが制作の動機となった。

Nemesia

高揚感のある曲である。他の曲と比較して明るい曲であり、今までの楠木の曲とは傾向が異なる。楠木は最近は明るい曲への制作意欲が増してきたが、この曲は木漏れ日程度の明るさを想定して制作された。

自己表現が苦手な人に対して、自信をもったり自分を愛したりできるようになってほしいと思って制作された曲で、背中を押すような意味合いが含まれている。

曲名の由来は、ネメシアの多数の小さな花が集合している様子が素敵なところに加えて、花言葉が「正直」「偽りのない心」であることからである。

それでも

音楽で尊敬するアーティストが亡くなったことを受けて、その人に対する楠木自身の気持ちを残したくて制作した曲である。そのアーティストの世界観も取り入れられた曲であり、そのアーティストを過去に担当していた江口亮が編曲を行った。

turquoise blue

本作のテーマ曲である。お守りのような役割を果たす曲として制作された。

制作にあたり、ターコイズの石言葉の「成功」「繁栄」「自由」をもとに構想するなかで、楠木の頭の中で川の流れのような映像が浮かんだ。次に、川の流れになぞらえて、自分ではどうにもできないことを受容することでの自由を表現しようとした。

楠木は「青」を自由や美しさを想像させる色と認識していて、青を掴み取るほか咲き誇ることで、自分への自信をもつほか、自分を美しくするといった意味を含めた。

リリース、プロモーション、マーケティング

2025年7月30日に開催された「TOMORI KUSUNOKI Zepp TOUR 2025 “Whose fault is it?”」ツアーファイナル公演にて、本作が11月に発売されることが発表された。2025年11月16日に、「turquoise blue」先行配信およびMusic Videoのプレミア公開が行われたのち、2025年11月26日にSACRA MUSICからリリースされた。

2025年11月23日には、楠木ともり The Music Reverieが特別番組として放送された。

ライブ・パフォーマンス

本作を引っさげて、2025年12月22日にEX THEATER ROPPONGIでライブが行われた。ライブタイトルは「TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2025 “LAPIDARIES”」。

ライブタイトルは宝石細工職人に由来する。ライブは大きく4つの部分に分けられ、宝石が形成される過程が表現された。第1部はマグマが噴出して形成される鉱物から、高火力の楽曲が、第2部は環境変化や圧力下で形成される鉱物から、抑圧に関連した楽曲が、第3部は水との反応により形成される鉱物から、雨・冷たさ・浮遊感をもつ楽曲が、第4部は地球の核・マントルで形成される鉱物から、心の深層から出てくる思いを表現した楽曲が歌われた。

ワンマンライブでは初のオールスタンディングで実施されたほか、演出ではレーザー演出が初めて用いられた。

なお、会場のEX THEATER ROPPONGIは2019年に楠木がメジャーデビューを発表したライブの会場である。

収録曲

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「twelve」楠木ともり楠木ともりarabesque Choche (Chouchou)
2.「浮遊」AAAMYYYAAAMYYYAAAMYYY
3.「シンゲツ」楠木ともりTETSUYA陶山隼、TETSUYA
4.「DOLL」楠木ともり楠木ともり亀田誠治
5.「優等生」楠木ともり楠木ともり重永亮介
6.「MAYBLUES」楠木ともり楠木ともりKBSNK
7.「Nemesia」楠木ともり楠木ともり重永亮介
8.「back to back」楠木ともり楠木ともり重永亮介
9.「風前の灯火」楠木ともり楠木ともり重永亮介
10.「それでも」楠木ともり楠木ともり江口亮
11.「turquoise blue」楠木ともり楠木ともり重永亮介
合計時間:
Blu-ray Disc(完全生産限定盤)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「turquoise blue -Music Video-」  
2.「浮遊 -Lyric Video-」  
3.「LANDERBLUE -Before processing Movie-」  
Blu-ray Disc(初回生産限定盤)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「turquoise blue -Music Video-」  
2.「浮遊 -Lyric Video-」  
3.「turquoise blue -Before processing Movie-」  

チャート

リリース日一覧

地域 リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 2025年11月26日 SACRA MUSIC CD+BD+Visual Book VVCL-2821〜2823 完全生産限定盤
CD+BD VVCL-2824〜2825 初回生産限定盤
CD VVCL-2826 通常盤

脚注

  1. 1 2 “Billboard Japan Top Albums Sales | Charts”. Billboard JAPAN (2025年12月3日). 2026年8月16日閲覧。
  2. 1 2 “LANDERBLUE | 楠木ともり”. オリコン. 2026年8月16日閲覧。
  3. 1 2 3 “LANDERBLUE<通常盤>/楠木ともり”. タワーレコード. 2026年8月16日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 北野創 (2025年11月24日). “楠木ともりが特定の“あなた”に向けて届けたい歌――2ndアルバム『LANDERBLUE』に込めた、お守りのような言葉たちと心の在り方に迫る”. リスアニ!. 2026年8月16日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 “楠木ともり 「25年間の人生でアーティストとして過ごした5年をアルバムにしたかった」 INTERVIEW”. STREAM (2025年11月5日). 2026年8月16日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 6 7 西廣智一 (2025年11月26日). “楠木ともり、2ndアルバムで表現した「自分が生きてきた25年の中の、アーティストとしての5年」”. 音楽ナタリー. 2026年8月16日閲覧。
  7. ↑ MANTANWEB編集部 (2025年11月22日). “楠木ともり:音楽で自分を深く見つめて CDという形に宿る思い アルバム「LANDERBLUE」インタビュー”. MANTANWEB. 2026年8月16日閲覧。
  8. 1 2 土田真弓 (2025年11月26日). “楠木ともり『LANDERBLUE』「チェンソーマン」のマキマ役を務める声優がラルクTETSUYAらの曲を憂いを含んだ声で歌う”. Mikiki. 2026年8月16日閲覧。
  9. 1 2 3 塚越淳一 (2025年11月27日). “2ndアルバム『LANDERBLUE』に刻んだ“25年の軌跡”と“お守り”のような11曲――楠木ともりさんが語る創作の現在地と、声優として迎えた過渡期”. animateTimes. 2026年8月16日閲覧。
  10. ↑ 中村実香 (2025年11月29日). “楠木ともり、2ndアルバム「LANDERBLUE」に込めた思い!「背中を押せる、お守り的な要素になったらいいな」”. Hominis. 2026年8月16日閲覧。
  11. ↑ 渡辺美咲 (2025年8月6日). “楠木ともりさん2年ぶりのツアー『TOMORI KUSUNOKI Zepp TOUR 2025 “Whose fault is it?”』ライブレポート!最後にはファンへのサプライズも”. 声優グランプリ. 2026年8月16日閲覧。
  12. ↑ “[music] 11月16日(日)新曲「turquoise blue」先行配信&Music Videoプレミア公開決定!” (2025年11月10日). 2026年8月16日閲覧。
  13. ↑ “【特別番組】『楠木ともり The Music Reverie~into the LANDERBLUE~』11月23日(日)19時30分~放送決定&メール大募集!”. 文化放送 (2025年11月17日). 2026年8月16日閲覧。
  14. 1 2 中村実香 (2025年11月30日). “楠木ともりが語るバースデーライブへの意気込み、26歳の目標、今年の冬にしたいこと「一緒に過ごした時間がキラキラ輝いて、お守りになるように」”. hominis. 2026年8月18日閲覧。
  15. 1 2 3 4 5 こもとめいこ♂ (2026年1月13日). “声優・シンガーソングライター楠木ともり、バースデーライブでファンへの感謝を唄う『TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2025 “LAPIDARIES”』レポート”. Uta-Net. 2026年8月18日閲覧。
  16. 1 2 “[music] 2nd Album「LANDERBLUE」11月26日(水)発売決定!新ビジュアルも公開!”. ソニーミュージック (2025年9月29日). 2026年8月16日閲覧。