MUSIC from JOEU(ミュージック・フロム・ジェイオーイーユー)は、FM愛媛で1989年4月から2011年3月まで放送されていたラジオ番組である。
1989年4月1日に放送開始。長い歴史を持つFM愛媛の番組の中でも、多くのリスナーに支持を得ている長寿番組の一つであった。
放送開始当初、1950年代から現代までの音楽をメドレーで流し続けるという番組構成自体が(地方局という特質であることも含めて)珍しく、かつ画期的であったため、リスナーや各メディアから大きな注目を集めた。放送時間の微妙な変更・コーナーのリニューアルは不定期に行われていたものの、原則的な番組のコンセプトは変わらずに放送を続けていた。
FM愛媛は選曲基準が厳しいわけではなく、ほぼ全ジャンルに渡って放送されている。当番組に関しても、リクエストは洋邦新旧不問・ジャンルも不問であり、DJもその旨を告知しているが、ジャニーズやハロープロジェクトなど一部アイドルの曲、演歌、アニソンなどは原則的に流れない傾向にあった(「TODAY'S BEST MUSIC」時代では特に顕著であるが、一部例外もある(後述)。ただし、FM802やエフエム石川などのように厳しく規制がかかっているわけではない)。
2009年7月27日から8月14日までの3週間は、「夏の特別企画~永遠の邦楽大特集~」と題して、1週間ごとにテーマを設けていた。1週目は90年代の邦楽、2週目は70年代以降のアイドル、3週目は歌謡曲をそれぞれ特集。独自の切り口でそれぞれの楽曲を放送した。特に2週目は、通常では流れないジャニーズ・ハロープロジェクトやAKB48などの楽曲も流れるという、これまでとは全く違う構成で番組が展開された(なお、ジャパンエフエムネットワーク制作の番組及びニュースなどのコーナー以外は休止となった)。
使用開始時期は不明だが、2004年3月までは「NON STOP MUSIC EXPRESS」というサブタイトルが付いていた。
1990年代の番組オープニングは、「JOEU-FM PRESENTS」(松田久担当時)、「HELLO!JOEU FAN!」(正岡省吾担当時)というアナウンスから始まり、2曲~3曲をひと纏まりとした曲のメドレー(3パートに分かれており、合計9曲前後)が流れ、その後番組タイトルのコールが流れていた。 2000年代(リニューアル直前)に入ってからは、FM愛媛のジングルに合わせて各DJが番組タイトルをコールする形式に変更。オープニングに費やされる時間が急激に短くなった。
13時代・14時代・15時代の前半に、「JOEU HOT PLAY」という25~40分前後のリクエスト・ゾーン(ゲストが登場する場合は、ゲストとのトーク・ゾーンが15~20分程度。大体15時代が多かった)を設け、その合間にコーナーを挟むといった番組構成であった。
かつては日替わりのメッセージテーマが設けられており、14時代ではそのテーマに沿った選曲を流すコーナーも存在した(月に一度、1週間に渡りメッセージテーマが存在しない「ノンテーマ・ウイーク」が存在した)。また、金曜日は「スーパー・フライデー」として松田・正岡のツインDJで番組を進行した時期もあった。
一時期(時期は失念だが夏頃)、松田・正岡製作によるラジオドラマを放送したこともあった。後にこの2人は「シャーベリーズ」というDJユニットを結成。自作の曲も何曲か存在する。
年末には、15時代に「JOEU紅白歌合戦」を放送していた(年末特番により、番組自体が16時代のみとなった場合に放送されたこともある)。その年を代表する曲を流す一方、松田の名(迷?)司会ぶりと、正岡が披露する(審査員役を務める各著名人の)モノマネが、本コーナーの恒例と言うべき大きな特徴でもあった。
2004年4月からは、サブタイトルが「Today's Best Music!」へと変更。番組紹介が『愛媛の音楽ファン御用達!最強のミュージック・プログラム』と称されている通り、「NON STOP~」時代に比べて、より音楽に特化した番組構成へリニューアルされた(上記のラジオドラマや紅白歌合戦も、このリニューアルを機に廃止されることとなった)。また、リニューアル当初は番組開始15周年を迎えた事もあり、「Tシャツ・デザインプロジェクト」という企画も立ち上げていた。
同時に、番組専用のホームページも完成し、運用を開始した(かつては「音楽のランチボックス」「MUSIC@energy STUDIO」(2001年4月~2003年3月放送)「井坂彰のGreat Noisy Club!」と共に掲示板を立ち上げたこともあったが(現在は廃止)、正式なホームページの立ち上げはこの時が初めてとなる)。
また、リニューアルと共にジングルも一新。松田が作成したジングルが使われた(FM愛媛の公式サイトによる番組紹介では、「スリリングかつハイテンションに」と表記されており、その紹介の通り一部ジングルではノイズを多用したものが作成された。余談だが、このジングルはFM802でもかつて同じものが使用されていた(「PRIME HITZ 802」や「SATURDAY AMUSIC ISLANDS-MORNING EDITION-」等の一部ジングルや「ROCK THE SUMMER」のスポット告知などがそれに当たる))。
なお、松田の個人ホームページ(現在は閉鎖)によると、一部のジングルでコーナー名・スポンサーなどを読み上げているのは、Inter FMのナビゲーターを務めたカート・コモンであると記載されていた(その後、番組終了まで一部のジングルは継続して使用されていた)。
2007年3月をもって、番組開始当初からDJを務めた松田が、FM愛媛を退職すると共に番組を降板。同年4月からはクラブDJなどをメインに活躍する玉井智が引き継ぎ、現在に至る。玉井がFM愛媛の生放送のDJを務めるのは、「MUSIC@energy STUDIO」以来、4年ぶりとなる。また、DJ変更と共にホームページもリニューアル、ジングルも簡素なものへと変更された。
2010年5月からはリクエストやDJによる日替わりの選曲を中心とした内容に再度リニューアル。4時間弱の番組で40曲以上をほぼフルコーラスで流し、極力トークを抑えた構成となった。その一方で番組のスポンサーが激減し、末期はノンスポンサーのコーナーも存在した。そして2011年3月31日をもって、同局が2012年の開局30周年を迎えるのを前提とした大幅な番組改編に伴い、22年間の歴史に幕を閉じた(なお、同番組だけでなく、2011年3月まで同局で放送された生ワイド番組の大半は、この日をもって放送終了となった)。玉井が最後に番組を務めた3月29日に流れた最後の曲は、HOME MADE 家族の"サンキュー!!"、正岡が最後に務めた3月31日(つまり番組最終日)に流れた最後の曲は、Charの"I'VE TRIED"であった(余談だが、翌日4月1日から始まった、正岡が務める番組「P−up!MORNING」にて最初に流れた曲も、同じくCharの"SMOKY"であった)。
後番組は「中岡良一のAFTER BEAT」(〜14:55)と「MUSICA」(15:05〜)。
当番組では「まわせ!JOEU」というタイトルで、1ヶ月に渡り洋楽・邦楽から1曲ずつヘビーローテーションを流している。