マイケル・ムアコック

マイケル・ムアコック
Michael Moorcock
2006年、撮影
生誕 (1939-12-18) 1939年12月18日(86歳)
ロンドン
職業 ファンタジー作家、SF作家、編集者
ジャンル サイエンス・フィクション、ファンタジー
デビュー作 「夢見る都」
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

マイケル・ジョン・ムアコック(Michael John Moorcock, 1939年12月18日 - )は、イギリスのファンタジー作家、SF作家、編集者。1960年代に『ニュー・ワールズ』誌の編集長として、SFのニューウェーブ運動に大きな影響を与えた。また「エルリック・シリーズ」を始めとするファンタジー「エターナル・チャンピオンシリーズ」で知られる。名前は「マイクル」表記もある。

経歴

1939年にイギリス、ロンドン南部のサリー州Michamで生まれる。少年時代からE.R.バローズの作品や、マーヴィン・ピークの「ゴーメンガースト」を愛読。1956年17歳頃から創作を始め、1957年にコミック誌『ターザン・アドベンチャー』に「Sojan the Swordsman」を発表、その翌月号から同誌の編集長となる。1958年に『セクストン・ブレーク・ライブラリ』誌の副編集長となり、少年もののSF、ファンタジー、ウェスタン、歴史小説などを執筆し、また『ニュー・ワールズ』誌の編集長ジョン・カーネルらと知り合う。

1961年にイギリスのSF雑誌『Science Fantasy』誌6月号に、エルリックを主人公とする中篇「夢見る都」を発表。多元宇宙、永遠の戦士といった概念によって繋がれた英雄達の物語(エターナル・チャンピオンシリーズ)で人気を馳せた。

1964年には25歳の若さで、雑誌『New Worlds』の編集長となる。ムアコックは編集長就任後、「ニュー・ウェーブSF」と呼ばれることになる作品を多く掲載するようになり、その過激な編集方針で、カリスマ的な地位を占めた。

1966年に発表した「この人を見よ」(中編版)で1967年のネビュラ賞を受賞。

イギリスのサイケデリック・ロックバンドホークウインドと親交があり、彼らのライブに度々ゲスト出演している他、1975年、ホークウインドのメンバーなどとともに「マイケル・ムアコック&ザ・ディープ・フィックス(Michael Moorcock & The Deep Fix)」名義で、ユナイテッド・アーティスツよりアルバム「ニュー・ワールズ・フェア」を発表している(日本盤は2008年に発売された)。

また、アメリカのハード・ロック/ヘヴィ・メタルバンドのブルー・オイスター・カルトとも親交があり、"The Great Sun Jester"、"Black Blade"、"Veteran Of The Psychic War"などの作詞を手がけている。

1994年にイギリスを離れ、アメリカに移住。2003年現在は妻とともに、テキサス州オースティン郊外に在住。

1978年に離婚した前妻との間に、二人の娘と一人の息子がいる。

作品

ロバート・E・ハワードの「英雄コナン」シリーズを愛読し、ヒロイック・ファンタジーの独自路線を構想。彼の作風は後に「アンチ・ヒロイック・ファンタジー」と呼ばれた。これは彼の描くヒーローが、従来の筋肉にものをいわせるタイプではなく、生まれつき虚弱であったり(例:エルリックはアルビノである)、身体的ハンディキャップを持っていたり(例:コルムは義眼と義手であり、ホークムーンは額の宝石が活性化すると激しい頭痛の発作に悩まされる)、平凡な一般人として生活していたり(例:エレコーゼは20世紀の英国で知識階級の若者ジョン・デイカーとして生活していた)するところから付けられた。

『グローリアーナ』で1979年度世界幻想文学大賞長編部門大賞を受賞。

著作リスト

長編

(ルーンの杖秘録)

(ブラス城年代記)

短編集

編著

CD

注

  1. ↑ 日本語訳の主な出版元の一つである早川書房では Michael のカタカナ表記をマイクルとしているため、マイクル・ムアコックという著者名表記も同社の出版物を初めとして多く見られる。
  2. ↑ Moorcock, Michael (1969). Behold the Man. London: Allison & Busby. ISBN 0-85031-004-0. OCLC 47258

外部リンク