Miss M

『Miss M』
竹内まりや の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
時間
レーベル RCA ⁄ RVC
プロデュース
チャート最高順位
  • 週間14位(オリコン)
  • 登場回数15回(オリコン)
竹内まりや アルバム 年表
  • Miss M
  • (1980年 (1980))
EANコード
EAN 4988017001431(CD・1986年盤)
EAN 4988017022894(CD・1990年盤)
EAN 4988017070680(CD・1997年盤)
EAN 4988017085417(CD・1999年盤)
『Miss M』収録のシングル
  1. 「二人のバカンス」
    リリース: 1980年7月21日 (1980-07-21)
  2. 「Sweetest Music」
    リリース: 1980年12月5日 (1980-12-05)
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『Miss M』(ミス・エム)は、竹内まりや通算4作目のオリジナル・アルバム。1980年12月5日にRCA(現・ソニー・ミュージックレーベルズ)より発売された。

概要

アナログA面は、″エアプレイ″名義でアルバムをリリースしたばかりのデイヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンが全面参加のもと、アメリカ・ロサンゼルス録音による″LAサイド″、B面は日本でのバンド形式でのレコーディングによる″Tokyoサイド″となっている。

″LAサイド″にはジェフ・ポーカロ、スティーブ・ルカサー、デヴィッド・ハンゲイトら ″TOTO″ のメンバーたちが加わり、エアプレイのアルバムと同じ顔触れが揃った。このあたりの人脈がバックアップするアーティストの作品は80年代半ばから90年代にかけて頻繁に見られるようになっていくが、本作はそうした動きの先駆けとなった。一方、B面は国内録音による″Tokyoサイド″で、「二人のバカンス」の作曲を除いて竹内が手掛け、バンド形式でのレコーディングとなった。

セールス的にはメガヒットとなった前作『LOVE SONGS』に及ばなかったが、竹内にとって本作は自作曲の割合が増えはじめた意欲作となった。

2026年9月18日より本作品の収録曲が各種SNS(TikTok、Instagram、YouTube Shortsなど)での利用が可能となった。

アートワーク

アルバム・ジャケットに映し出された″M″の刺しゅう入りセーターは作家の橋本治が編んだもの。図案の段階からすべてを手掛けるニットは、趣味の領域を超えた作品として知られていた。当時のマネージャーがたまたま知り合いだった縁もあり、アルバム・ジャケットのためにオリジナル作品を編んでもらえないかとオファーしたところ快諾してもらえたという。

収録曲

SIDE A (L.A. Side)

  1. Sweetest Music
  2. Every Night
    • Words by Alan O'day / Music by 山下達郎
    • Strings & Horn arrangement  – Greg Mathieson
    • Rhythm arrangement  – Jay Graydon, David Foster
    • Chorus Arrangement  – Alan O'day
  3. Morning Glory
    • Words & Music by 山下達郎
    • Strings & Horn arrangement  – Greg Mathieson
    • Rhythm arrangement  – Jay Graydon, David Foster
    • Chorus Arrangement  – 安部恭弘
  4. Secret Love
    • Words by Marc Jordan / Music by D. Foster & J. Graydon
    • Strings & Horn arrangement  – Greg Mathieson
    • Chorus Arrangement  – Jay Graydon, David Foster
  5. Heart to Heart
    • Words by 竹内まりや / Music by Roger Nichols
    • Strings & Horn arrangement  – Greg Mathieson
    • Rhythm arrangement  – Jay Graydon, David Foster
    • Chorus Arrangement  – 宮田茂樹

SIDE B (Tokyo Side)

  1. 二人のバカンス
    • Words by 竹内まりや / Music by 林哲司
    • Arrangement  – 林哲司
  2. 遠く離れて (When you're so far away)
    • Words & Music by 竹内まりや
    • Arrangement  – 戸塚修
  3. 雨のドライブ
    • Words & Music by 竹内まりや
    • Arrangement  – 清水信之
  4. Farewell Call
    • Words & Music by 竹内まりや
    • Arrangement  – 清水信之

楽曲解説

  1. Sweetest Music
    英語詞の曲ながら、シングルとしてもアルバムと同時発売された。竹内が2014年のツアーで久しぶりに歌ったところ、日本武道館でのライブを観に来たSuperflyの越智志帆がこの曲を気に入り、2015年のアルバム『WHITE』のボーナス・ディスク(初回限定盤)でカバー。竹内もボーカルでゲスト参加した。2010年代後半に「プラスティック・ラヴ」が海外でシティ・ポップの代表曲として大ヒットした際、この曲のシングルのジャケットが「プラスティック・ラヴ」のジャケットとして用いられ拡散された。
  2. Every Night
    山下とアラン・オデイとの共作曲。70年代後半ロサンゼルスで出会い意気投合したのを機に共同作業がはじまり、当時から英語詞の楽曲を自作してみたいと望んでいた山下のもとにオデイが何編かの歌詞を送ってくれたという。その中にこの曲の詞も含まれていた。そこに山下がメロディを付け、いつかレコーディングしようと考えていたところ、ちょうど竹内が新作アルバムをロサンゼルスで録音することになったため、この曲の提供が決まったという。後に山下のアルバム『FOR YOU』の2002年盤のボーナストラックにリハーサル用の仮歌で、間奏なども入っていない未完成状態のトラックが収録されている。
  3. Morning Glory
    シングル「Sweetest Music」のカップリング曲。後に山下がアルバム『FOR YOU』で自身による編曲で歌っている。これは山下がデイヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンのアレンジに不満があったためである。ベーシック・トラックをロサンゼルスで録音。帰国後、東京で安部恭弘によるアレンジでコーラス入れが行われた。一部、山下のセルフカバーとメロディが微妙に違う個所があるが、これは山下の了解を得て、竹内が自らの希望で変えたという。2008年リリースのオールタイム・ベスト『Expressions』に収録された。
  4. Secret Love
    デイヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、マーク・ジョーダン(英語版)の共作曲で、全編英語詞で歌われている。ロサンゼルスでレコーディングを開始する前の日、竹内を自宅に招いたグレイドンが、「実は僕たち、新しい曲を書いたんだ」とフォスターがピアノを弾きながら聴かせてくれた曲だという。歌詞の内容は不倫を想像させるもので、竹内は「不倫要素の入った曲としては初めてかもしれない。こういうことも歌詞のテーマになり得るんだということは、ここでインプットされたのかもしれませんね。」と語っている。
  5. Heart to Heart
    カーペンターズのアルバム『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』収録の「Now」の異名同曲。『山下達郎のサンデーソングブック』(2022年12月18日放送)でのリスナーからの質問に対し「『Heart to Heart』はロジャー・ニコルズの書き下ろしで、カーペンターズのアルバム『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』に収録されている『Now』はカバーである」と回答。カーペンターズがカバーした事になる。また、カーペンターズの曲は竹内による歌詞の英訳ではなく、新たな英語詞が付けられているとも答えている。
  6. 二人のバカンス
    本作に先駆け半年近く前にシングルで発売された。デビュー以来、竹内に多くの曲を提供してきた林のメロディに、竹内が歌詞を書いた。ようやく実現した林との念願の共作だったという。
  7. 遠く離れて (When you're so far away)
    シングル「二人のバカンス」のカップリング曲。竹内自身が作詞作曲を手掛けており、全編英語詞で歌われている。
  8. 雨のドライブ
    竹内自身が作詞作曲を手掛けている。
  9. Farewell Call
    竹内自身が作詞作曲を手掛けている。

クレジット

レコーディング・メンバー

スタッフ


40周年記念リマスター盤

『Miss M』
竹内まりや の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
時間
レーベル Ariola Japan ⁄ Sony Music Labels Inc.
EANコード
EAN 4547366391367
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概要

1978年11月25日から数えて、2018年11月25日でデビュー40周年を迎えたことを記念してリリースされた、4thアルバムの40周年記念リマスター盤。オリジナル収録曲のリマスタリング音源に加え、ボーナス・トラックとして同アルバムの収録曲の中から、シングル「二人のバカンス」「Sweetest Music」、さらに「Secret Love」「Farewell Call」の1981年8月25日、中野サンプラザで行われた「MARIYA POPPING TOUR」音源を収録。

ブックレットには既に発売されている1st、2nd,、3rdと同じく、能地祐子によるライナーノーツを掲載。ライナーノーツは、竹内への最新インタビューを基に構成され、デビューから順を追って、各アルバム、各収録曲への想いを感じる事が出来る内容となっている。

収録曲

CD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Sweetest Music」  
2.「Every Night」  
3.「Morning Glory」  
4.「Secret Love」  
5.「Heart to Heart」  
6.「二人のバカンス」  
7.「遠く離れて (When you're so far away)」  
8.「雨のドライブ」  
9.「Farewell Call」  
10.「二人のバカンス」(LIVE Ver.) (ボーナス・トラック)  
11.「Secret Love」(LIVE Ver.) (ボーナス・トラック)  
12.「Sweetest Music」(LIVE Ver.) (ボーナス・トラック)  
13.「Farewell Call」(LIVE Ver.) (ボーナス・トラック)  
合計時間:

クレジット

リリース履歴

#発売日レーベル規格品番備考
1 1980年12月5日 (1980-12-05)RCA ⁄ RVC
LP
RHL-8503
2 1980年12月5日 (1980-12-05)RHT-8503アナログLPと同内容
3 1984年10月21日
CD
RHCD-11初CD化
4 1986年8月15日 (1986-08-15)
CD
R32H-1032
5 1990年9月21日 (1990-09-21)RCA ⁄ BMGビクター
CD
BVCR-2514
6 1997年6月4日 (1997-06-04)
CD
BVCR-1044
7 1999年5月21日 (1999-05-21)
CD
BVCK-37015
8 2019年2月27日 (2019-02-27)Ariola Japan ⁄ Sony Music Labels Inc.
CD
BVCL-94340周年記念リマスター盤。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. 1 2 3 4 1981年8月25日に中野サンプラザで行われた「MARIYA POPPING TOUR」でのライブ音源。

出典

  1. 1 2 3 “竹内まりや アルバム40周年記念リマスター盤5ヶ月連続リリース、2月は4thアルバム「Miss M」3月は5thアルバム「Portrait」を発売”. Musicman-NET (2019年2月25日). 2019年5月20日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 能地祐子『Miss M』(12cmCD)竹内まりや、Ariola Japan ⁄ Sony Music Labels Inc.、2019年、2-8頁。BVCL 943。
  3. ↑ 竹内まりやRCA所属時代の78曲がSNSで利用可能に、2026年9月18日、音楽ナタリー
  4. ↑ “Superflyが桑田、陽水、RC、まりや、元春をカバー!新作初回盤で”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2015年4月17日). 2019年3月7日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 “竹内まりや/Miss M” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2019年3月7日閲覧。
  6. 1 2 “2月27日、4thアルバム「Miss M」40周年記念リマスター盤発売! 3月27日発売5thアルバム「Portrait」リマスタ―盤にはボーナストラック6曲収録!”. SonyMusic. 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント (2019年2月25日). 2019年3月7日閲覧。

外部リンク

SonyMusic
竹内まりや Official Site
その他