| マイ・ケミカル・ロマンス | |
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オクラホマシティ公演にて(2022年) | |
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| 公式サイト | MY CHEMICAL ROMANCE |
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マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身のロックバンド。バンド名はベーシストのマイキー・ウェイの発案で、アーヴィン・ウェルシュのカルト小説『Ecstasy: Three Tales of Chemical Romance』に由来する。頭文字を取って「MCR」と略称されることがあるほか、日本では「マイケミ」と呼ばれることが多い。
初期メンバーの5人全員がニュージャージー出身で、フランク以外はハイスクール在学中から親しくしていた。そのころから、バンドを結成したりしていたが、長くは続かなかった。ハイスクールを卒業後、4人は一旦それぞれ自分達の将来を探すために散っていったが、連絡を取り合うことだけは欠かさなかった。
ジェラルドは、母親の実家の地下室に住みながら、ニューヨークでアニメーションの仕事をしていた。しかし、次第に自分の生き方に疑問を持ち始める。そんなジェラルドは仕事にニューヨークへ向かう途中、フェリーから直接9.11テロを目の当たりにし、自分の生き方として音楽活動を選ぶ決意をする。そして、同じ疑問を抱えていたマットと連絡を取り合い、2人は一緒に音楽をする決意をする。2人だけではあったが、ここに一番初期の段階のマイ・ケミカル・ロマンスが誕生する。
ジェラルドとマットの2人で、最初の曲となる「Skylines And Turnstiles」を作る。 そのあと、マイキーがベーシストとして加入し、マイキーの知るなかで一番うまいギタリストの友達、レイを加入させる。この4人でデモテープを作る。そして、そのデモテープがアイボール・レコードの目に留まり契約に至る。
2002年、当時アイボール・レコード所属のバンド「Pencey Prep」のボーカル兼ギタリストだったフランクに出会う。Pencey Prepの解散後、フランクがバンドに加入した。その後、たった2週間でレコーディングを終え、最初の曲である「Skylines And Turnstiles」をリリースする。そして、2002年の殆どを、アメリカやヨーロッパでのツアーに費やし、この時より確かなファンベースを獲得する。2003年7月には、サーズデイのジェフ・リックリーのプロデュースのもと、ファースト・アルバム『アイ・ブロウト・ユー・マイ・ブレッツ、ユー・ブロウト・ミー・ユア・ラヴ』がインディーズより発売される。彼との親交は、ジェラルドがサーズデイのTシャツを描いたことから続く縁である。
そしてバンドは、メジャーレーベルのリプリーズ・レコードと契約し、セカンド・アルバム『スウィート・リベンジ』を制作する。本作で、バンドはメジャーデビューを果たし、多くの雑誌やメディアに取り上げられることになる。なお、セカンドアルバムは、1週間でファースト・アルバムの約2倍も売れるなどといった驚異的な売り上げ数を記録した。日本でも、日本デビュー前にもかかわらず「フジロックフェスティバル」と「サマーソニック」の間で争奪戦が繰り広げられるなど、話題となり、その結果「サマーソニック04」にて初来日し、多くの観客を熱狂させた。その来日後、ドラマーのマットが脱退するという事件が起こる。理由は、マットとバンドの考え方の違いから折り合いが悪くなったことが原因である。バンドはその後、新たなドラマーとしてボブを迎える。
ジェラルドの薬物中毒とアルコール依存症に伴ううつ病の悪化など、バンドとして苦しい状況を迎えるが、ジェラルドの禁酒宣言で、問題は解決。2005年2月には再来日し、ワンマンツアーを敢行。また、4月には世界的人気バンドのグリーン・デイのアメリカ・ツアーのサポートに大抜擢され、この頃、バンドを取り巻く状況の変化に戸惑っていたジェラルドに、グリーン・デイのボーカルのビリー・ジョーが「世界には正しいロックスターが必要なんだ」とアドバイスした。そして、夏のワープト・ツアーに参戦し、同年5月にメジャー・デビューしたフォール・アウト・ボーイと共に、エモシーンの盛り上がりに拍車をかけた。その後も、2006年8月には「サマーソニック06」に出演するなど、精力的に活動している。
2006年10月、サード・アルバムからの先行シングル「Welcome To The Black Parade」が全英シングルチャート1位を獲得。 同年、死をテーマにしたサードアルバム『ザ・ブラック・パレード』をリリース。アメリカのアルバム・チャートで1位を記録。 このアルバムは、世界各国で大ヒットし、世界的に有名になる。その後、世界各国でツアーをし、2007年1月には、東名阪と合計4箇所で、3度目となる来日公演を行った。同年5月には、初の武道館公演を行った。この武道館での公演が、日本でのブラック・パレード・ツアーの最終公演となった。 その後も、世界各国でツアーを続け、2008年5月9日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、ツアー全体のフィナーレを飾った。
2008年、メキシコでのツアーを収めたライブ・アルバム『ザ・ブラック・パレード・イズ・デッド!』をリリース。 その後は、世界ツアーでの疲れを取るため、活動休止に入る。この時、「バンドが解散するかと思ったよ」と言うジェラルドだが、詳しい事情については不明。
2009年、4枚目のアルバムリリースに向けてのレコーディングも含め、活動を開始。映画『ウォッチメン』の主題歌として、ボブ・ディランの「Desolation Row」をカヴァーする。同年、ジェラルドが氷室京介とコラボした楽曲「Safe And Sound」を発表。 2009年8月には、「サマーソニック09」に、ヘッドライナーとして出演。2010年2月、ジェラルドの喉の調子が思わしくないため、オーストラリア・ツアーをキャンセルした。
2010年3月、フランクが公式サイトにて、ボブ・ブライヤーがバンドを離脱したことを発表した。だが、なぜボブが離脱したかの理由の詳細については発表されていない。2010年に入ってから、バンドメンバーとボブの別々の活動が目立ってきたという。
2010年9月、公式サイトにてアルバム『デンジャー・デイズ』を11月にリリースすることを発表した。プロデューサーは当初ブレンダン・オブライエンを迎えたとしているが、新たにロブ・カヴァロを起用している。本国アメリカでは11月22日、日本では11月24日に発売された。アルバムからの「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」を9月28日、セカンド・シングル「Sing」を11月9日にリリースした。
2013年3月22日、オフィシャルサイトにて正式に解散を発表。1年後の2014年3月にはバンド結成以来リリースされてきたほとんどのシングルを収録したベスト・アルバム『メイ・デス・ネヴァー・ストップ・ユー』をリリースすることを発表した。
2019年10月31日、突如「Return」と名付けた公演をロサンゼルスで行うと再結成を発表。同年12月20日に米カリフォルニア州ロサンゼルスのシュライン・エキスポ・ホールで、再結成ライブを実施。アンコールを含めて全20曲を演奏した。
2020年1月に更なる公演日と「Reunion Tour」を発表したが、新型コロナウイルスの影響で延期。同年のダウンロード・フェスティバル・ジャパンで予定されていた来日公演も中止となった。それでも2022年5月16日からツアーが行われ、2023年3月25日・26日のパンクスプリングで再結成後初の来日公演も実現した。
2022年5月22日、約8年ぶりとなる新曲「The Foundations Of Decay」をリリースした。
パンク・ロック、ハードコアを基調としたメロディアスで多様な音楽性はクイーンやザ・スミス、ブラック・フラッグ、アイアン・メイデン、ジョイ・ディヴィジョン、ミスフィッツ、バウハウス、デヴィッド・ボウイ、ザ・キュアー、スマッシング・パンプキンズ、ピンク・フロイドなどから影響を受けている。
バンドの音楽性について「エモ」というジャンルで定義する文献が存在するが、本人達はこの定義を明確に否定している。ジェラルドはエモを嫌っており、明確にそれに分類される事を拒んでいる。また、エモというジャンルに関しては「fucking garbage(ゴミクズ)」であると言及している。
その他にジェラルドは以下のようにエモという音楽の分類について発言を重ねている。
「本来的には僕達の音楽についてエモだと分類する事は全くの間違いだよ。前にクリスチャン・メタルのバンドとツアーをやったけど、それまでにエモ・バンドの誰もが僕達と一緒にツアーをやろうとしなかった。彼らは自身のジャンルのバンドとお互いにツアーをやってたからさ。僕はエモっていうジャンルに関してはただのゴミクズ(fucking garbage)だと思うし、くだらないと思う。僕が思うに、僕達が不運にも括りを与えられたエモというジャンルには誤ってエモであると分類されたバンドが他にもいて、それが僕達をエモに分類する事を促したんだ。今僕に言える事は、誰もがエモ・バンドのレコードと僕達のレコードをそれぞれ聴き比べれば、何処にも似てる箇所はないとわかる、って事だ。エモはそびえ立つクソ(a pile of shit)だと思うよ」—ジェラルド・ウェイ、Sowerby, Brett (2007年9月20日). “My Chemical Romance talks to The ‘Campus”. mainecampus.com. The Maine Campus. 2010年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2023年5月5日閲覧.
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
日本盤はワーナーミュージック・ジャパンからの発売。
なお、それぞれのアルバムのコンセプトは「ひどい失恋」(アイ・ブロウト・ユー・マイ・ブレッツ、ユー・ブロウト・ミー・ユア・ラヴ)、「祖母の死」(スウィート・リベンジ)、「自分の道を生きる決意」(ザ・ブラック・パレード)といった個人的経験が元となっている。それらの経験、困難を乗り越え、4枚目のアルバムでは「僕らが君たちを救う」(デンジャー・デイズ)としている。