| Rolling Loud | |
|---|---|
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ロゴ | |
| 状況 | 開催中 |
| 種類 | ヒップホップ |
| 頻度 | 不定期 |
| 会場所在地 | アメリカ合衆国、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア |
| 経年 | 2015年 - |
| 創始者 |
マット・ジングラー(Matt Zingler) タリク・シェリフ(Tariq Cherif) |
| ウェブサイト | |
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www | |
Rolling Loud(ローリング・ラウド)は、アメリカ合衆国で創設された国際的なヒップホップの音楽フェスティバルおよびイベントブランドである。マット・ジングラー(Matt Zingler)とタリク・シェリフ(Tariq Cherif)によって設立され、2015年2月にフロリダ州マイアミで第1回が開催された。
当初はマイアミの単日イベントとして始まったが、その後カリフォルニア、ニューヨーク市、トロント、シドニー、ポルトガル、オランダ、ドイツ、オーストリア、タイ王国、インドなどへ展開した。2023年にはタイ・パタヤでアジア初の正式なRolling Loudが開催され、2025年にはインドでも初開催された。
ジングラーとシェリフは、フロリダ州ハリウッドの小学校時代からの友人であった。高校時代からパーティーの企画・宣伝を行い、2010年ごろから本格的なライブイベントのプロモーションへ進出した。
2人は「Dope Entertainment」の名称でフロリダのヒップホップ公演を企画し、リック・ロスのアフターパーティーや、後にRolling Loudへ出演するアーティストのライブを手掛けた。
2013年ごろにはマイアミで定期的に公演を開き、トラヴィス・スコットやケンドリック・ラマーなど、当時急速に知名度を高めつつあったラッパーを出演させていた。Rolling Loudは、南フロリダのヒップホップ・シーン、とりわけ2010年代半ば以降に拡大したSoundCloudを中心とするラップ・シーンと並行して成長した。
第1回Rolling Loudは2015年2月28日にマイアミのSoho Studiosで開催された。Schoolboy Q、Juicy J、Currensy、Action Bronsonなどが出演した。当日は大雨の影響で会場の一部が浸水したが、イベントは開催された。
2016年にはMana Wynwoodへ会場を移し、FutureやYoung Thugらを主要出演者とした。
2017年には会場をベイフロント・パークへ移し、3日間開催となった。CBS Miamiは、チケットが完売し、1日あたり約4万人の来場が見込まれていると報じた。大会期間中についても同局は1晩あたり約4万人が参加したと報じている。
2018年からはマイアミガーデンズのハードロック・スタジアム周辺へ会場を移した。2018年大会には3日間延べ約18万人が来場し、140組以上が出演したとBillboard JAPANが報じている。2019年のマイアミ大会には推計約21万人が参加した。
2017年、Rolling Loudはマイアミ以外への展開を開始し、カリフォルニア州でBay Area大会とSouthern California大会を開催した。
2018年にはBay Area大会をオークランドへ移し、南カリフォルニア大会はロサンゼルスで開催された。
2019年にはニューヨーク大会をシティ・フィールドで初開催した。ニューヨークでは2021年、2022年にも開催された。2023年は主催者が「制御不能な物流上の要因」を理由として同年のニューヨーク大会を開催しないと発表した。
カリフォルニアでは2025年3月15日・16日にもHollywood Parkで大会が開催され、A$AP Rocky、Playboi Carti、Peso Plumaが主要出演者となった。同大会では、メキシコ音楽を基盤とするPeso PlumaがRolling Loud史上初の非ヒップホップ・アーティストのヘッドライナーとして発表された。
2026年には米国大会の開催地をマイアミからオーランドへ移し、5月8日から10日にCamping World Stadiumで初のRolling Loud Orlandoを開催した。当初はYoungBoy Never Broke Againが5月10日のヘッドライナーとして発表されていたが、開催直前に出演を取りやめ、Ken Carsonが代役を務めた。最終的な主要出演者はDon Toliver、Playboi Carti、Ken Carsonであった。
初のオーストラリア大会は2019年1月27日にシドニー・オリンピック・パークで開催され、Future、Tyga、Rae Sremmurdらが出演した。The Guardianによると、約2万枚のチケットは1日で完売した。
2026年にはシドニーとメルボルンでの復活開催が予定されていたが、開催直前の2月27日に中止が発表された。Rolling Loud側は現地パートナーのPrimuse Entertainmentが支払期限などの義務を履行しなかったと説明した。一方、Primuse Entertainmentはこの説明の一部に反論しており、中止原因を一方の主張のみで断定することはできない。
Rolling Loudは2019年に、最初のヨーロッパ大会をポルトガルで開催すると発表した。
当初2020年7月にポルティマンのPraia da Rochaで開催される予定だったが、COVID-19パンデミックにより2021年へ延期され、さらに2022年へ再延期された。最終的に初のポルトガル大会は2022年7月6日から8日に開催された。
2022年にはオランダのヒップホップ・フェスティバル「WOO HAH!」と提携し、同年大会を共同開催した。2023年にはロッテルダムとミュンヘンでもRolling Loudを開催した。
2024年にはオーストリアのEbreichsdorfで「Rolling Loud Europe」が開催され、Nicki Minaj、Travis Scott、Playboi Cartiが主要出演者となった。同大会では2日目終了後、最寄り駅で数百人の来場者が長時間待機するなど交通上の混乱が発生し、オーストリア公共放送ORFが報じた。
2019年には香港で初のアジア大会が計画されていたが、同年の抗議活動による治安上の懸念が続く中、開催前に中止された。Rolling Loudは警備専門家と協議した結果、観客、出演者、スタッフの安全を確保した状態での開催が困難と判断したと説明した。
その後、2023年4月13日から15日にタイ・パタヤのLegend SiamでRolling Loud Thailandが開催され、Rolling Loudとして初の正式なアジア大会となった。ヘッドライナーはCardi B、Chris Brown、Travis Scottであった。
2024年11月22日から24日に第2回Thailand大会が開催された。当初はA$AP Rocky、Lil Wayne、Playboi Cartiが各日のヘッドライナーとして発表されていた。しかしPlayboi Cartiは11月24日、渡航上の問題を理由として当日欠演し、Yeatが代役として最終日のヘッドライナーを務めた。
2025年大会は11月14日から16日に予定され、Early Birdチケットも販売されていたが、同年10月4日に中止が正式発表された。主催者は「管理の及ばない事情」を理由として説明した。
2025年11月22日・23日、Navi MumbaiのLoud Parkで初のRolling Loud Indiaが開催された。India Todayによれば2日間で約6万5000人が来場し、Central Cee、Wiz Khalifa、Karan Aujla、Don Toliverなどが出演した。
2020年5月8日から10日に予定されていたマイアミ大会は、COVID-19パンデミックの影響で延期され、2021年7月23日から25日に開催された。
対面イベントが制限された2020年、Rolling LoudはTwitch上でオンラインイベント「Loud Stream」を開始した。9月12日・13日に行われた第1回は、Pollstarによればライブ視聴が合計470万回を超え、最大同時視聴者数は約6万人に達した。Pollstarの2020年年間ライブストリーム集計でも、同イベントは470万視聴として記録された。
2021年のMiami大会ではWWEとの提携により、『WWEスマックダウン』の一部試合がRolling Loudのメインステージから中継された。
2018年7月1日、東京・TABLOIDでプレイベント「Rolling Loud Japan 2018 ~PRE-ROLL~」が開催された。これはRolling Loudブランドとしての日本初イベントで、KAYTRANADA、KOHH(現・千葉雄喜)、kZm、DJ MARZYが出演した。企画・制作はLive Nation Japanが担当した。
イベントは正式な大規模Rolling Loud本大会ではなく、PRE-ROLLと題したプレイベントであった。開催後も日本における本格的なRolling Loud本大会の開催は確認されていない。
2023年のRolling Loud Thailandには日本からTERIYAKI BOYZ、Awich、JP THE WAVY、Repezen Foxxなどが出演した。タイ国政府観光庁系の観光情報でも、TERIYAKI BOYZを含むアジア各地のアーティストの参加が紹介されている。
| 年 | 日程 | 会場 | 主な出演者 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2015 | 2月28日 | Soho Studios | Schoolboy Q、Juicy J、A$AP Fergほか | |
| 2016 | 5月6日・7日 | Mana Wynwood Production Village | Future、Young Thug | |
| 2017 | 5月5日 - 7日 | ベイフロント・パーク | Kendrick Lamar、Future、A$AP Rocky | |
| 2018 | 5月11日 - 13日 | ハードロック・スタジアム周辺 | J. Cole、Travis Scott、Future | |
| 2019 | 5月10日 - 12日 | Migos、Travis Scott、Kid Cudi | ||
| 2020 | 5月8日 - 10日(延期) | A$AP Rocky、Travis Scott、Post Malone(予定) | ||
| 2021 | 7月23日 - 25日 | A$AP Rocky、Travis Scott、Post Malone | ||
| 2022 | 7月22日 - 24日 | Kid Cudi、Future、Kendrick Lamarほか | ||
| 2023 | 7月21日 - 23日 | Playboi Carti、Travis Scott、A$AP Rocky | ||
| 2024 | 12月13日 - 15日 | Future、Travis Scott、Playboi Carti |
Rolling Loudは2017年以降、Bay Area、Southern California、Los Angeles、Californiaの名称で複数の大会を開催した。
主な大会には2017年のMountain View大会、同年のSan Bernardino大会、2018年と2019年のBay Area大会、2018年・2019年のロサンゼルス大会などがある。
2021年にはSan Bernardinoで再開され、2023年以降はSoFiスタジアムに隣接するHollywood Park周辺で開催された。
2024年大会では¥$(Kanye WestとTy Dolla Sign)、Nicki Minaj、Post Malone、FutureとMetro Boominらが主要枠を務めた。
2025年大会は3月15日・16日にHollywood Parkで開催され、A$AP Rocky、Playboi Carti、Peso Plumaが主要出演者となった。
| 年 | 日程 | 会場 | 主な出演者 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2019 | 10月12日・13日 | シティ・フィールド | Travis Scott、Meek Mill、Wu-Tang Clan、A$AP Rocky、Lil Uzi Vert | |
| 2021 | 10月28日 - 30日 | 50 Cent、J. Cole、Travis Scott | ||
| 2022 | 9月23日 - 25日 | Nicki Minaj、A$AP Rocky、Future |
| 年 | 日程 | 会場 | 主な出演者 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2026 | 5月8日 - 10日 | Camping World Stadium | Don Toliver、Playboi Carti、Ken Carson |
2017年のMiami大会ではLil Uzi Vertが高所から観客へダイブした場面が広く報じられた。
同年のCalifornia大会ではLil BがA Boogie wit da Hoodieの関係者らから暴行を受けたと主張し、Lil Bの出演が中止された。
2018年Miami大会では、Meek Millが刑務所から釈放された後の初期の大規模ライブ出演の一つとしてサプライズ出演した。
2018年のLos Angeles大会ではOffsetがCardi Bの出演中にステージへ登場し、復縁を求める公開謝罪を行った。この行為には批判も起きた。
2018年Miami大会ではYoung Dolphが、勤務中に同人の楽曲を流したことを理由に勤務先を解雇されたデューク大学のカフェ従業員2人をステージへ招き、2万ドルを贈った。
2019年ニューヨーク大会では、ニューヨーク市警察が一部出演予定ラッパーについて安全上の懸念を示し、Rolling Loud側へ出演取り消しを要請した。複数のアーティストがラインアップから外された。NPRは2021年、このような逮捕や警察との摩擦を含むRolling Loudの状況について特集を組んだ。
2019年Miami大会では、銃撃事件が発生したとの誤情報などにより混乱が生じたと報じられた。
2019年Los Angeles大会では、会場で暴行を受け頭部に重傷を負った23歳の男性が4日後に死亡し、死因は殺人と判断された。
2021年ニューヨーク大会では、Fetty Wapが会場入り前に連邦薬物事件に関連して逮捕された。
2022年には、2019年Miami大会でTravis Scottの演奏中に発生した群衆の混乱を巡り、Scottが観客を過度に煽ったとして訴訟が起こされた。
2022年Miami大会ではKid Cudiの演奏中に観客から物が投げ込まれ、本人が途中でステージを退出した。同大会では、直前に出演を取りやめたKanye WestがLil Durkのステージへゲスト出演した。
2022年ニューヨーク大会ではLil Tjayが銃撃事件から復帰後、初期のライブ公演の一つとして出演した。同大会ではNicki MinajがRolling Loudの単独女性ラッパーとして初めてヘッドライナーを務めたと報じられている。
2023年California大会ではDon Toliverの演奏にKali Uchis、James Blake、Justin Bieberがゲスト出演し、Bieberにとって「Justice World Tour」の中止後初のライブ出演となった。
Rolling Loudはフェスティバル以外にもコンサートツアーを企画・支援している。
2022年3月にはサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)期間中、テキサス州オースティンのStubb's Bar-B-Qで2夜にわたるイベントを開催した。
2022年12月9日にはRae SremmurdとDuke Deuceを迎えたRolling Loud名義のシングル「Finger Food」を発表した。
2021年、Rolling LoudはBlack Music Action Coalition(BMAC)と連携し、Rolling Loud Californiaで社会正義をテーマとするパネルディスカッションや募金活動を行った。
同年、共同創設者シェリフはラッパーZoey Dollazらとともに、2021年ハイチ地震の被災者への物資輸送を支援した。
2022年にはMiami Jr. HEATと協力し、After-School All-Starsに参加する地元の子ども50人を対象にバスケットボール・クリニックを開催した。
2023年にはMiami Gardens市やRick Rossらと協力し、地元高校の卒業生を対象とする奨学金支援を行った。
また同年、BMACとともに、ラップ歌詞を刑事裁判で証拠として利用することを制限するRestoring Artistic Protections Act(RAP Act)を支持するパネルディスカッションをRolling Loud Miamiで開催した。
Rolling Loudの運営法人としてRolling Loud, LLCが存在する。Live Nation Entertainmentが米国証券取引委員会(SEC)へ提出した子会社一覧では、少なくとも2017年度末以降、Rolling Loud, LLCが同社の子会社として掲載されており、2025年度末の子会社一覧にも引き続き記載されている。
ただし、これらの子会社一覧だけからLive Nationの具体的な持分比率やRolling Loud, LLCへの出資・取得時期を確定することはできない。
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