Windows Terminal
Windows Terminal (ウィンドウズ・ターミナル) は、マイクロソフトによって開発されたWindows 10およびWindows 11向けの端末エミュレータである。MITライセンスの下で公開されており、コマンドプロンプト、PowerShell、WSL及びSSHに対応している。GitHubにおいてソースコードが公開された後、2019年6月21日にMicrosoft Storeにおいてプレビュー版が公開された。
2022年後半に行われる予定のWindows 11の「22H2」の大型アップデートにおいて、コマンドプロンプトやPowerShellに代わり「Windows Terminal」が“デフォルト”のCUIになる予定。
特徴
- タブ機能付きインタフェース
- ANSIエスケープシーケンスのサポート
- UTF-8及びUTF-16(Unicode)のサポート (CJK統合漢字及び絵文字を含む)
- ハードウェア・アクセラレータに対応したDirectWrite/DirectXベースのテキスト描画
- ウィンドウの透過効果のサポート
- トゥルーカラー (24ビット) のサポート
- テーマのサポート
- JSONによる設定ファイル
- Microsoft UI Automation (UIA) ツリーを介したMicrosoft Narratorとの互換性
- Azure Cloud Shell Connector
- クリップボードへテキストをコピーする際に、HTMLとしてマークアップしてコピーする機能
フォント
マイクロソフトはコマンドラインインタフェース向けの新しい等幅フォントとしてCascadia Code (カスカディア・コード) を公開した。このフォントにはプログラミングのための合字が含まれており、Windows Terminal、コンソールアプリケーション、Visual StudioやVisual Studio Codeのようなソースコードエディタのルック・アンド・フィールを向上させるように設計されている。このフォントは2019年5月にWindows Terminalと同時に発表され、同年9月にOFL 1.1の下で公開されたオープンソースのフォントであり、ソースコードはGitHubで公開されている。マイクロソフトによると、このフォントは将来のWindows Terminalのリリースで同梱される予定である。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- Introducing Windows Terminal - Windows Command Line Tools For Developers
- terminal - GitHub