日産・エクストレイル

日産・エクストレイル
4代目
概要
別名 日産・ローグ(3代目以降)
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2000年-
ボディ
乗車定員 5/7(3・4代目のみ)名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
系譜
先代 日産・ミストラル
日産・ステージア
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エクストレイル(X-TRAIL)は、日産自動車が2000年から生産・販売するミドルサイズのSUV型の乗用車である。また生産は2011年8月に日産から分社化された日産自動車九州が担当している。

概要

いわゆるクロスオーバーSUVに分類される車種である。1997年(平成9年)の第32回東京モーターショーに出品された「トレイルランナー」をルーツとし、そのコンセプトを昇華して市販化した車がエクストレイルである。

初代(T30型)の発売時には「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発売、また、開発コンセプトはタフギア道具というコンセプトである。世界167の国と地域で80万台以上が販売された。

2代目(T31型)とプラットフォームを共有するデュアリスはオンロードユースに重きを置くのに対し、エクストレイルはオフロードユースに重きを置いていた。しかし基本的には両者共に乗用車と共用のプラットフォームに電磁多板クラッチによるスタンバイ4WDを組み合わせたものであり、同社がかつて販売していたサファリのようなはしご型フレームに直結4WDや副変速機を持つ過酷な使用に耐えられるクロスカントリー4WDではない。

2代目の途中から欧州ではクリーンディーゼル搭載車のみの展開となっており、販売価格はキャシュカイと比べるとかなり高価に設定されている。また北米市場においては初代がカナダとメキシコで販売されていたが、2007年(平成19年)秋にキャシュカイの北米版であるローグが発売された関係で、2代目エクストレイルは販売されていない。しかし、3代目以降はそのローグがエクストレイルとの姉妹車になっている。

発売翌年の2001年(平成13年)から2010年(平成22年)まで、10年連続で日本国内におけるSUV形乗用車販売台数第1位の座を獲得した。なお、CMでは渡河や谷間をジャンプする場面が放映されるが、前述のとおり過酷な使用に耐えられる仕様ではないため、取扱説明書には注意書きが記されている。そのような印象から、クロスオーバーSUVにしては珍しく歴代モデルの販売比率のおよそ8割が4WD車となっている。

初代 T30型(2000年 - 2007年)

日産・エクストレイル(初代)
T30/NT30/PNT30型
2000年11月販売型
2003年6月改良型
エクストレイルFCV
概要
販売期間 2000年11月 - 2007年8月
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム MSプラットフォーム
パワートレイン
エンジン QR20DE 2.0L 直列4気筒 DOHC
SR20VET 2.0L 直列4気筒 DOHC
最高出力 QR20DE 110 kW(150PS) /6,000rpm
SR20VET 206 kW(280PS) /6,400rpm
最大トルク QR20D 200 N·m(20.4kg·m) /4,000rpm
SR20VET 309 N·m(31.5 kg·m) /3,200 rpm
変速機 4速AT (E-ATx)
5速MT
サスペンション
前 独立懸架ストラット式
後 独立懸架パラレルリンクストラット式
車両寸法
ホイールベース 2,625 mm
全長 4,445 - 4,510 mm
全幅 1,765 mm
全高 1,675 / 1,750 mm
車両重量 1,340 - 1,480 kg
系譜
先代 日産・ミストラル
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日本仕様は2,000 ccガソリン車(自然吸気のQR20DEおよびターボ過給のSR20VET)のみであるが、ヨーロッパではディーゼル車も設定されている。また、アジア、オーストラリア、中近東では2,500 ccガソリン車(QR25DE搭載)が設定されている。なお、裕隆日産汽車で生産された台湾仕様はフロントマスクが異なる。

4WDシステムは「オールモード4X4」を採用。

また2002年12月には、市販モデルをベースとする燃料電池車「エクストレイルFCV」が開発されている。

年表

2代目 T31型(2007年 - 2013年)

日産・エクストレイル(2代目)
T31/NT31/TNT31/DNT31型
2007年8月販売型
2010年7月改良型 20Xtt
アクシス
概要
販売期間 2007年8月 - 2015年2月
設計統括 角智彰(チーフプロダクトスペシャリスト)
デザイン 山崎剛(プロダクトチーフデザイナー)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン MR20DE 2.0L 直列4気筒 DOHC
QR25DE 2.5L 直列4気筒 DOHC
M9R 2.0L 直列4気筒 DOHC
最高出力 MR20DE 101 kW(137PS) /5,200rpm
QR25DE 125 kW(170PS) /6,000rpm
M9R 127 kW(173PS) /3,750rpm
最大トルク MR20DE 200 N·m(20.4kg·m) /4,400rpm
QR25DE 230 N·m(23.5kg·m) /4,400rpm
M9R 360 N·m(36.7kgf·m) /2,000rpm
変速機 CVT(エクストロニックCVT)
CVT(エクストロニックCVT-M6)
6速AT
6速MT
サスペンション
前 独立懸架ストラット式
後 独立懸架マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,630 mm
全長 4,665 mm
全幅 1,790 mm
全高 1,685 / 1,700 mm
車両重量 1,430 - 1,710 kg
系譜
先代 日産・ステージア
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プラットフォームは日産・Cプラットフォームを使用し、エンジンは2,000ccのMR20DEと2,500ccのQR25DEが設定され、4WDの20Xにはシリーズ唯一となる6MTの設定がある。同時に、20S・25Sをベースとしたオーテック扱いのアクシスもラインアップされている。アクシスには専用色としてシャンパンゴールドも設定される。なお、ターボ車は平成17年排出ガス規制に適合せず、今回のフルモデルチェンジを機に廃止された。

2008年9月にはルノーと共同開発した2000ccターボのクリーンディーゼルが追加された。また、アクティブに使うユーザーに向けた考えから、防水シートなどが全車標準装備された。

4WD仕様のメカニズムは「オールモード4X4-i」と呼ぶシステムを搭載した。システムとしてはセンターデフを持たない一般的なスタンバイ式四輪駆動である。

初代はセンターメーターだったが、2代目はごく一般的な運転席前に移動した。また初代で樹脂製だったフェンダーは生産性を向上させるため廃止された。「ポップアップステアリング」や「フル防水インテリア」、「ハイパールーフレール」は使い勝手を向上させた上で継承されている。なお、サイドブレーキレバーは、左ハンドル車・右ハンドル車共通で左の位置に装備されたため、右ハンドル車ではドライバーから遠くなっている。

T31型へのモデルチェンジを機に、寒冷地仕様が標準装備となった。

年表

クリーンディーゼル車

クリーンディーゼル搭載 20GT(前期型)。排出ガス適合記号はLDA、型式はDNT31となった。

2008年9月から日本で販売を開始した。世界で初めてポスト新長期規制に適合した。

ルノーと共同開発したM9R型エンジンは、噴射圧1600バールのピエゾインジェクターを持つコモンレール式直噴ディーゼルエンジンで、173PSの高出力に加え、V6 3.5Lガソリンエンジンなみの36.7kg·mという高トルクを、それぞれわずか3,750rpmと2,000rpm で発揮し、なおかつ低燃費をも実現した、エクストレイルシリーズ最高のハイパフォーマンスエンジンとなった。従来のディーゼル車で問題となっていた騒音も、ガソリンエンジン同等に抑えられており、振動対策としてバランサーシャフトも備える。

すでに欧州に投入されている「ユーロ4」準拠のものにDPF(粒子状物質減少装置)とリーンNOxトラップ触媒が新たに追加され、日本国内のポスト新長期規制にも前倒しで対応している。

高度な機構と精緻な制御により高性能と低エミッションを両立しているが、装備に若干の違いがあるもののこれまでの最高価格車である2.5 L のガソリン車に比べ、約48万円高(後期型)となっている。

組み合わされるトランスミッションは、当初は欧州仕様同様の6速MTのみであったが、2010年7月にマニュアルモード付6速AT搭載車を追加した。6速AT車では、ディーゼル専用高分散型リーンNOxトラップ触媒とオートマチック車専用高精度エンジン制御を採用した。

フロントグリルやバンパーなどの外観は欧州向けと同様となっている。

同出力のガソリン車よりも二酸化炭素の排出量を抑えると共に3割ほどの燃費向上を実現した。その証として、バックドアには「PURE DRIVE / dCi」エンブレムが装着されている。PURE DRIVEとは、日産が既存のエンジンに次世代の低燃費技術をかけ合わせた“エンジン進化型エコカー”の総称で、20GTはPURE DRIVEの第2弾として展開された。

なお、2009年4月から施行された「環境対応車普及促進税制」により、この「20GT」は「次世代環境車」として自動車重量税・自動車取得税が全額免税される。

3代目 T32型(2013年 - 2022年)

日産・エクストレイル(3代目)
T32/NT32/HT32/HNT32型
2017年6月改良型20X
2013年12月販売型20X HYBRID 4WD
概要
別名 北米 : 日産・ローグ(2代目)
販売期間 2013年12月 - 2022年6月
設計統括 塚田健一(チーフプロダクトスペシャリスト)
デザイン 秋山芳久(プロダクトチーフデザイナー)
ボディ
乗車定員 5/7名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム CMF-C/Dプラットフォーム
パワートレイン
エンジン MR20DD型 2.0L 直列4気筒 DOHC
QR25DE型 2.5L 直列4気筒 DOHC
R9M型 2.0L 直列4気筒 DOHC dCi
モーター RM31型 交流同期電動機
(ハイブリッド車のみ)
最高出力 ガソリン車:
2.0L 108 kW(147PS) /6,000rpm
ハイブリッド車:
2.0L 108 kW(147PS) /6,000rpm
モーター
30 kW(41ps)
最大トルク ガソリン車:
2.0L 207 N·m(21.1kgf·m) /4,400 rpm
ハイブリッド車:
2.0L 207 N·m(21.1kgf·m) /4,400 rpm
モーター 160 N·m(16.3kgf·m)
変速機 CVT(エクストロニックCVT)
サスペンション
前 独立懸架ストラット式
後 独立懸架マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,705 mm
全長 4,690 mm
全幅 1,820 mm
全高 1,730 mm/1,740 mm
車両重量 1,510 - 1,660 kg
系譜
先代 日産・デュアリスに統合
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3代目は、タイヤ外径は724mmという大きめのタイヤで最低地上高が205mmと高いハッチバック系の車となった。

3代目はルノーと共同開発したエンジニアリングアーキテクチャ「CMF」を採用。併せて、2代目までのタフで高性能なSUVのイメージはそのままに、2代目の兄弟車であったデュアリスのオンロード向きSUVとしてのテイストを加味させたSUVに転換、内外のスタイリングに歴代との共通点は無くなった。フロントデザインはグリルからエンジンフードへつながる「Vモーションシェイプ」とブーメラン型のLEDヘッドランプシグネチャーを採用し、リアのLEDリアコンビランプもブーメラン型となった。2017年6月改良型ではフロントの「Vモーションシェイプ」が拡大してコンパクトカーのE12・2016年11月改良型ノートに近い形状となり、ヘッドランプとリアコンビランプは輪部を強調させるためブラックハウジングを施した。

2013年11月7日にデュアリスのヨーロッパ向け仕様にあたるキャシュカイがフルモデルチェンジされた際、7人乗り・ロングボディ仕様のキャシュカイ+2が初代限りで廃止となったことで、3代目で新たに設定された3列シート車(7人乗り)がキャシュカイ+2の後継車種として役割を担うこととなっている。北米では、2代目ローグとして販売されている。

ボディサイズは全長が4.6mを超え、全幅も1.8mを超え、かつて日本国内で販売されていたテラノの3サイズよりも大きくなった。

日本仕様車では販売開始当初、クリーンディーゼル車を2代目から継続販売された関係で2.0Lガソリン車のみの設定となるが、C26型セレナと同じ2.0L直噴エンジンMR20DD型に置換された。2015年4月にはMR20DD型をベースにしたハイブリッド車を追加設定した。また、初代モデルから採用されている防水シートも継続採用となっている。

4WD車は4輪駆動システム「ALL MODE 4×4-i」を継続採用するほか、世界初の機能として、車輪速を検知して車体の上下の動きを予測し、エンジン制御、または、エンジンとブレーキの制御を行うことで起伏のある路面走行時における姿勢変化や振動を抑制する「アクティブライドコントロール」とコーナリングやブレーキング時にエンジンブレーキを付加させることでブレーキペダルの操作負担を軽減する「アクティブエンジンブレーキ」が新たに採用された。なお4WDは、走行状況に応じて前後トルク配分を100:0から約50:50に切り替え、走行安定性を発揮する。

衝突被害軽減ブレーキ(日産での呼称は「エマージェンシーブレーキ」)もオプションで装備できるが、JNCAPの試験では時速30キロでも衝突してしまうなど、性能の低いものが搭載されていた(例えば同じ日産でもスカイラインは50キロでも衝突しないものが搭載されている)。時速10キロ以下では動作しないので、衝突回避できるのは時速10キロ以上20数キロ未満と、衝突回避能力は低く極めて限定されていた。しかし、2017年6月のマイナーチェンジにて、JNCAPで満点を取得しているC27型セレナと同等のものとなり性能向上が図られた。

年表

アジア・パシフィック・欧州仕様車

オーストラリアや中東等のアジア・パシフィック仕様では2代目同様に2.5LガソリンエンジンのQR25DE型が設定された。また市場によっては2.0LガソリンエンジンのMR20DD型(6MT車のみ)や、1.6L・R9M型ターボ・ディーゼル(前期)や2.0L・M9R型ターボ・ディーゼル(後期)も設定された。欧州市場では1.6Lガソリン・ターボエンジンのMR16DDT型と1.6Lディーゼル・ターボエンジンのR9M型が搭載された。

4代目 T33型(2022年 - )

日産・エクストレイル(4代目)
T33/SNT33型
2022年7月販売型 X e-4ORCE 3列シート仕様
概要
別名 北米 : 日産・ローグ(3代目)
販売期間 2022年7月 -
ボディ
乗車定員 5/7名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動(e-4ORCE)
プラットフォーム CMF-C/Dプラットフォーム
パワートレイン
エンジン KR15DDT型 1,497cc DOHC 直列3気筒 ターボ
PR25DD型 2,488cc DOHC 直列4気筒(海外仕様)
モーター 前: BM46型 交流同期電動機
後: MM48型 交流同期電動機
最高出力
エンジン
106 kW(144PS) /4,400–5,000 rpm
フロントモーター
150 kW(203PS) /4,739–5,623 rpm
リアモーター
100 kW (140PS)/4,897–9,504 rpm
最大トルク
エンジン
250 N·m /2,500–4,000 rpm
フロントモーター
330 N·m /0–3,505 rpm
リアモーター
195 N·m /0–4,897 rpm
変速機

1速固定(e-POWER)

エクストロニックCVT (海外仕様)
サスペンション
前 独立懸架ストラット式
後 独立懸架マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,705 mm
全長 4,660 - 4,675 mm (前期型)
4,690 - 4,705 mm (後期型)
全幅 1,840 mm
全高 1,720 mm
車両重量 1,740 - 1,880 kg
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北米市場では2020年後半に「ローグ」として既に販売が開始されていたが、「エクストレイル」としては2021年4月の上海モーターショーで発表された。日本国内での発表はそれからさらに1年3ヶ月後の2022年7月であった。

4代目となるT33型の日本国内仕様はガソリンモデルを廃止してハイブリッドモデルのみとなり、2022年7月19日にマイナーチェンジされたP15型キックスと同じ第2世代「e-POWER」となり、エンジンは排気量がダウンサイジングされた1.5L直列3気筒 可変圧縮比エンジンの「VCターボ」KR15DDT型へ換装され、初代モデルの「GT」以来となるガソリンターボ車となった。海外仕様では2.5L直列4気筒ガソリンのPR25DDや1.5L直列3気筒 可変圧縮比マイルドハイブリッドエンジンとエクストロニックCVTの組み合わせを搭載するモデルもある。

「e-POWER」の採用に合わせてプラットフォームが刷新され、高剛性ボディと遮音構造を採用。アクセルペダルで車速のコントロールが可能な「e-Pedal Step」は状況に応じて自動的に油圧ブレーキが作動する「e-POWER」搭載車初のブレーキ協調制御が採用された。なお、エンジンの換装により排出ガス性能が改善され、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得した。

四輪駆動システムも一新され、電気自動車のアリアにも採用されている電動化技術・4WD制御技術・シャシー制御技術を統合した電動駆動4輪制御技術「e(イー)-4ORCE(フォース)」を採用。前後2つのモーターと4輪のブレーキを統合制御することで路面と車両状況を瞬時に判断し、タイヤの摩擦力を最大限使い切れるように前後モーターの駆動力やブレーキをきめ細かく制御することでステアリング操作を最小限化。オフロードや雪道でも常に最適なトラクションが確保されることでタイヤのスリップやスタックを回避。市街地走行における減速時には前後のモーターそれぞれで回生量を調整することで車体の挙動を安定化。アクセルの踏み込みにモーターが素早く応答してなめらかな加速を実現している。

安全性能ではインテリジェント FCW(前方衝突予測警報)、インテリジェント DA(ふらつき警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報)、BSW(後側方車両検知警報)、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)、踏み間違い衝突防止アシスト、RCTA(後退時車両検知警報)、インテリジェント ルームミラー、オートブレーキホールドを3代目から継続採用。インテリジェント エマージェンシーブレーキは人が乗車した自転車や夜間の歩行者の検知が、標識検知機能は進入禁止に加えて最高速度と一時停止の検知がそれぞれ可能となる改良され、新たに照射パターンに変化をつけることで先行車や対向車が眩しくならないようにハイビームをキープするアダプティブLEDヘッドランプシステム、隣車線に車両がいる時にドライバーが車線変更を開始した場合に警報とともに車線をもとの車線に戻す方向に力を発生させて隣接車両との接触を回避する支援を行うインテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)、スイッチを押す又は万一の事故によるエアバッグ展開と連動し専門のオペレータが警察や消防への連携をサポートするSOSコールを追加し、全方位運転支援「360°セーフティアシスト」へ強化。「プロパイロット」はNissanConnectナビゲーションシステムと連携したナビリンク機能付となり、併せて、走行中に予期せぬ事象が発生し、一定時間ハンドル操作が検知されず、かつ、メーター表示や音による警告にもドライバーの意思反応が見られなかったときにハザードが自動点滅して徐々に減速し停車。その後、NissanConnectサービスに加入している場合は緊急通報センターに音声接続され、必要に応じて警察や消防に連絡して出動の依頼まで行うプロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)も採用された(グレード別設定)。駐車支援としてプロパイロット パーキングも採用(グレード別設定)され、縦列/並列の駐車や車庫入れに対応しており、ステアリング・アクセル・ブレーキ・シフトを制御し、駐車を完了すると電動パーキングブレーキが自動で作動し、「P」レンジにシフトチェンジされる。また、スイッチを押し続けて操作する他の「プロパイロット パーキング」採用車種と異なり、「駐車開始」ボタンを押した後、ブレーキペダルを徐々に緩めることで車両の移動が開始されるようになっている。

外観は2020年6月にフルモデルチェンジされた兄弟車のローグに準じたデザインとなっており、上段にクリアランスランプとターンシグナルランプ、下段にヘッドランプの2階建て構造としたほか、リアは「X-TRAIL」の車名エンブレムをバラ文字ロゴの(X - T R A I L)に変更、フロントとリアのエンブレム、ステアリング、アルミホイールのセンターキャップのCIが2020年7月からの現行CIに変更され、右下に「e-POWER」エンブレム、4WD車は左下に「e-4ORCE」エンブレムがそれぞれ装着される。標準タイヤは18インチ(S・X)がファルケン製、19インチ(G)がハンコックタイヤ製、20インチ(AUTECH)がミシュラン製となる。2025年8月のマイナーチェンジでフロントグリルデザインが変更されたほか、フロントのシグネチャーランプが常時点灯のデイタイムランニングランプとなり、前後のターンシグナルランプがLED化された。メーカーオプション設定の19インチアルミホイール(「X」系・「G」系に設定)は切削パターンが入った新デザインとなる。「G」系グレードはバンパー下部をグロスブラック化し、サテン調シルバーのアクセントが施されたグロスバンパーとなる。

CMキャラクターは木村拓哉。

年表

車名の由来

車名の由来は、「X」はスノーボード、スケートボードなど、若者に人気のスポーツ競技であるX-treme (=extreme) sportsに由来する。「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表している。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語。

スポーツ

ラリーレイド

2002年ダカール・ラリーで、当時日産自動車のワークス格だったフランスのチーム・ドスードは、エクストレイルのマシンを製造。市販車を大幅に改造したいわゆる「スーパープロダクション」仕様で、エンジンはVQ35型(3.5リッターV6自然吸気)を搭載し、FIA(国際自動車連盟)規定により32mm径吸気リストリクターを装着。最大出力/トルクは250bhp(6,500rpm)/24 mkg(4,400 rpm)を発生した。

ドライバーはフランス人ロックスターのジョニー・アリディ、ナビは3度の四輪ダカール勝者のルネ・メッジが務めた。数々のトラブルに見舞われ、規定時間外完走となったがゴールのラック・ローズ(ダカール)へたどり着いた。

2004年に日産自動車の育成プログラム入りした三橋淳はエクストレイルをドライブし、モロッコで開催されたAMVシャムロック・ラリーで優勝、2005年ダカール・ラリーでは総合11位完走という結果を残している。

イベント

車名にかけてエクストリームスポーツのイベントを複数支援している。

脚注

注釈

  1. ↑ クラッチ板保護のため、直結モードでは連続使用や最高速度に制限がある。
  2. ↑ 3代目まで。4代目は前後軸に電動機を配した電動4WD。
  3. ↑ 翌2011年は同じ日産が発売するコンパクトSUVであるジュークに首位の座を譲った。
  4. ↑ 発表自体は10月。
  5. ↑ ただし、ハイパールーフレールのオプション設定はない。
  6. ↑ なお、このシステムはのちにルノー・コレオスやダチア・ダスターなど幅広く採用されることになる。
  7. ↑ 20X・25XのCVT仕様車のみ。なお先代T30後期型ではチルト調整機構とテレスコピック調整機構が装備されていたが、T31型ではテレスコピック調整機構が廃止され、チルト調整機構のみとなっている。
  8. ↑ オプションで通常のシート生地も選択可能。
  9. ↑ 後席中央の3点式シートベルトは、ガソリン車でもオプションで装着可能。
  10. ↑ 前述のとおり、ガソリン車ではオプション設定。
  11. ↑ ただし、20GTではデザートアンバー・パールメタリックが選択できない。
  12. ↑ この車両情報ディスプレイは同社のデュアリスにも採用されている。
  13. ↑ なお、後期型ではガソリン車も同等のデザインに統一されている。
  14. ↑ 第2弾となっているのは、同じくPURE DRIVEとして展開される4代目マーチとの発売順による。4代目マーチは7月13日発売、エクストレイル20GTは7月16日発売。
  15. ↑ CMFをベースとした車種は3代目エクストレイルが初となる。
  16. ↑ これら3点は、MOD(移動物検知)付アラウンドビューモニターやNissanConnectナビゲーションシステムなどの他の装備を合わせたセットオプションとして設定される。
  17. ↑ これにより、エマージェンシーブレーキが全車標準装備化される。
  18. ↑ 一部の装備はグレード別設定またはメーカーオプション設定。
  19. ↑ 2023年8月末をもって諸般の事情によりCMキャラクターを降板。以前は同じSUVである初代トヨタ・RAV4のほか、ハッチバックのトヨタ・カローラランクス(ただし、モデル末期のみ)、小型ステーションワゴンの初代後期最終型 - 3代目中期型トヨタ・カローラフィールダー、小型セダンの2代目中期型トヨタ・カローラアクシオの各種CMに出演。
  20. ↑ 自動車向けシート表皮材や天井材の製造・販売を行う企業。2009年12月に住江織物と帝人ファイバー(現・帝人フロンティア)との合弁により設立された。

出典

  1. ↑ “エクストレイル(日産)2000年10月~2007年7月生産モデルカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
  2. ↑ 日産自動車、ニュルブルクリンクで燃料電池車の最速ラップを記録 - 日産自動車プレスリリース(2008年7月23日)
  3. ↑ 日産自動車、ジュネーブモーターショーに新型「X-TRAIL」を出展 - 日産自動車プレスリリース(2007年3月7日)
  4. ↑ “エクストレイル(2007年8月~2013年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
  5. 1 2 「エクストレイル」の特別仕様車「ブラック エクストリーマーX」を発売 ~あわせてクリーンディーゼル搭載車の価格を一部変更~ - 日産自動車 ニュースリリース 2014年12月16日
  6. ↑ 高い安全性に自動運転、新型エクストレイルが魅力的 - AllAboutNews
  7. ↑ 『日産自動車、新型「エクストレイル」をフランクフルトモーターショーで世界初公開』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2013年9月10日。2013年10月24日閲覧。
  8. ↑ 『新型「エクストレイル」を12月に発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2013年10月24日。2013年10月24日閲覧。
  9. ↑ 『新型「エクストレイル」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2013年12月11日。2013年12月11日閲覧。
  10. ↑ 『中国で新型「エクストレイル」を発表』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2014年2月25日。2014年2月25日閲覧。
  11. ↑ 『「エクストレイル ハイブリッド」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2015年4月7日。2015年4月7日閲覧。
  12. ↑ 『エクストレイル「モード・プレミア」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、オーテックジャパン株式会社(2社連名)、2015年7月6日。2015年7月6日閲覧。
  13. ↑ 『「エクストレイル」を一部仕様向上、自動ブレーキを全グレード標準装備に』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2015年12月16日。2015年12月16日閲覧。
  14. ↑ 『オーテックジャパン、エルグランド「ライダー」、 エクストレイル「モード・プレミア」の特別仕様車「AUTECH 30th Anniversary」を発売』(プレスリリース)オーテックジャパン株式会社、日産自動車株式会社(2社連名)、2016年8月9日。2016年8月10日閲覧。
  15. ↑ 『「エクストレイル」の特別仕様車「20Xtt」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2016年11月24日。2016年11月24日閲覧。
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  44. ↑ “日産、「エクストレイル」一部仕様変更 新ホイール採用や利便性向上など”. Car Watch (2026年9月3日). 2026年9月4日閲覧。
  45. ↑ “NMC、エクストレイル「AUTECHシリーズ」「ROCK CREEK」「マルチベッド」一部仕様変更”. Car Watch (2026年9月3日). 2026年9月4日閲覧。
  46. ↑ “日産:車名の由来”. www.nissan.co.jp. 2022年1月25日閲覧。
  47. ↑ 日産エクストレイル
  48. ↑ 2005年ダカールラリー 日産ラリーレイドチームのジニール・ドゥビリエが総合4位入賞 三橋淳が日本人最高位の11位完走
  49. ↑ ドスード・ニッサン、第24回「パリ・ダカール2002」制覇への決意
  50. ↑ STAGE 14 Dakar - Lac Rose (Finish)
  51. ↑ 三橋淳がシャムロックラリーで総合優勝
  52. ↑ 歴代の日本人出場者

関連項目

外部リンク