AN/ALR-46

AN/ALR-46は、2~18GHz(波長15.0~1.7cm)の周波数帯域において、最大16基の敵レーダー発信源から受信した信号を処理し、航空機に対する脅威を判断するレーダー警戒受信機(RWR)である。

当初はリットン・インダストリーズおよびゼネラル・インストゥルメンツのダルモ・ビクター部門(現在はノースロップ・グラマンの一部)によって製造され、A-7D コルセア、B-52 ストラトフォートレス、C-130 ハーキュリーズ、F-4 ファントムII、F-104 スターファイター、F-105 サンダーチーフ、F-111 アードバーク、RF-4 ファントムIIなど、米空軍の数多くの航空機に搭載・運用されてきた。

来歴

ALR-46の初となる実戦環境での運用試験は、1972年8月に行われた。この際、ダルモ・ビクター社とワーナー・ロビンス(空軍基地)の技術者チームが、ワイルド・ウィーゼルの愛称で呼ばれるF-105G機に同システムを搭載した。スエズ運河周辺およびエジプトにおける脅威を対象とした飛行試験が実施され、1973年1月までには、東南アジア(SEA)に展開するF-105Gに配備できるだけの信頼性と精度が実証された。

軍用電子機器型式命名規則(JETDS)に基づき、AN/ALR-46という名称は、受動的対抗手段用信号受信機であるアメリカ陸軍、アメリカ海軍共用電子機器の46番目の設計であることを示している。現在、JETDSは米国防総省のすべての電子システムや、一部のNATO電子システムの命名にも使用されている。

1999年、ALR-46を大幅に改修するため、状況認識・防御イニシアチブ(SADI)プログラムが立ち上げられた。同プログラムの規模は2000年時点で4,800万ドルに上り、2003年まで実施される予定である。状況認識能力の向上は、B-52に求められる改修の中で最優先事項とされていた。

技術説明

特徴

ALR-46により、航空機搭乗員は最大16基の脅威レーダーの存在を検知し、それらのレーダーの特定の特性を識別することが可能になる。

構成要素

関連項目

脚注

  1. 1 2 B-52H Stratofortress, (September 6, 2024) 2025年1月6日閲覧。
  2. ↑ Pike, John (January 9, 1999), AN/ALR-46 Radar Warning Receiver (RWR) 2025年1月6日閲覧。
  3. 1 2 AN/ALR-46, (2003) 2025年1月6日閲覧。
  4. ↑ Clarke, Brooke (2001), Radar Warning Receivers 2025年1月6日閲覧。
  5. 1 2 Brog, Dave, Weasels and Innovation 2025年1月6日閲覧。
  6. 1 2 Long-Range Bombers: Background and Issues for Congress, (August 19, 2003) 2025年1月6日閲覧。
  7. 1 2 3 4 5 TB-43-0123 Aviation Electronics Configuration Directory Manual 2025年1月6日閲覧。

外部リンク