Blume popo

Blume popo(ブルーメポポ)は日本のオルタナティヴ・ロックバンド。「ポスト・ポップス」(Post Pops、PoPo)を標榜し、ポップスのみならずポストロック、シューゲイザー、エレクトロニクスなど多方向のオルタナティヴなアプローチを混在させた音楽性を特徴とする。

略歴

結成からRO JACK優勝まで

2014年、今西が中学校の文化祭にバンドで出るために、当時同じ中学校に通っていた水谷、こやま、野村、横田を誘い結成。全員幼馴染で、今西と野村は保育園から、横田とこやまは幼稚園から、水谷とその他のメンバーは小学校からの関係。バンド名の由来は、今西の実家が花屋であり、その倉庫で集まり練習をしていたため、ドイツ語で「花」を意味する「Blume」に、何となく響きの良い「popo」をつけたことから。当初は今西の提案で楽器経験者を含まない4人で結成され、最後に楽器経験のあった横田が加入してオリジナル曲の制作を開始した。

2015年から本格的な活動を開始。2017年の夏にはRO JACK 2017で優勝を果たし、ROCK IN JAPAN FESTIVAL2017に出場した。

活動休止と再開

2020年3月、東京、および滋賀で開催予定であった定期開催自主企画 essais vol.3を最後に活動休止予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止。そのまま活動休止期間へ入る。活動休止の直接の契機は、運営・作曲・ブッキング・メール対応などをほぼ単独で担っていた横田の負担が限界に達したためで、車中での話し合いの末、活動休止が決定された。

1年半後の2021年11月にessais vol.3を滋賀で開催。これを機に活動を再開し、活動休止以降は運営・グッズ管理・リリース管理などの業務をメンバーで分担する体制となった。

2拠点活動と海外進出

2022年以降、コンポーザーの横田がドイツ・デュッセルドルフに拠点を置き、その他のメンバーは日本に拠点を置くという、国境を越えた二拠点体制で活動を行うようになる。日本のほか、香港、台湾、中国などでの支持も集め、活動再開後は海外でのライブ活動も行っている。2024年1月にシングル「逃現郷」を配信リリース、2024年2月14日にはEP『Body Meets Dress』を発表。同年3月には中国3都市(上海、杭州、北京)と東京・大阪を回るツアーを実施した。

2025年1月29日、収録される全5曲の歌詞でそれぞれ単一の母音のみを使用するという実験的手法を取り入れたEP『Test for Texture of Text』を配信リリース。同年3月7日には大阪Yogibo HOLY MOUNTAINにて自主企画『essais vol.5』をsidenerds、iVyとともに開催した。4月2日にはシングル「抱擁」を配信リリースした。

東京拠点への移行と1stアルバム『obscure object』

2025年秋、活動の軸足を東京に移し、新たな活動フェーズに入る。2025年9月10日には、結成10周年を振り返る楽曲としてシングル「月夜銀河へ」を配信リリース。

活動精力化の皮切りと位置付け、2025年9月15日に渋谷Spotify O-nestにて初のワンマンライブ『Portrait the Position』が予定されていたが、インターネット上に来場者やメンバーの安全を脅かす可能性があると思われる投稿が複数あったため、公演2日前にやむを得ず延期となった。延期当日、ファンとの結束を確かめる契機として「きらきら」がゲリラ的に公開された。

2025年11月19日、リード楽曲「ふわふわ」を先行配信。同年12月5日、初のフルアルバム『obscure object』をPost Pops Productionよりデジタル/CD/LPの各形態でリリースした。アナログ盤のマスタリングはtoeの美濃隆章が手がけた。アルバムのジャケットデザインは、NY ADC賞受賞などの実績を持つグラフィックデザイナー矢野恵司が担当している。

2026年1月には大阪・東京の2都市でリリース記念の自主企画ツーマンライブ『essais vol.6』を、大阪では揺らぎ、東京ではcephaloとの共演で開催。延期となっていた『Portrait the Position』の振替公演は、2026年4月5日に東京・渋谷Spotify O-nestで開催されることが決定した。

2026年6月20日、東京・modで開催された『obscure object』アナログLPリスニングパーティーに合わせて、『obscure object ライナーノーツ オリジナルZINE』の発売を開始した。『obscure object』リリース時にnoteで公開された横田檀によるライナーノーツに加え、ZINE限定の各メンバーによるコメント、未公開のアーティスト写真などを収録した冊子で、巻末のQRコードから楽曲制作当時のデモ音源を聴取できる。

メンバー

脱退メンバー

サポートメンバー

  • 杉江慶悟(The Over Sensation) - ドラム
  • ノ上 - ピアノ

ディスコグラフィー

アルバム

発売日 タイトル 収録曲 備考
2025年12月5日 obscure object
  1. in your mind
  2. 遠い国
  3. 画家
  4. よく眠れるように
  5. ふわふわ
  6. 猛眠
  7. 子宮
  8. 二月
  9. 23
  10. 月夜銀河へ
  11. きらきら
  12. 抱擁
  13. あなたおやすみ
1stフルアルバム。デジタル/CD/LPでリリース。アナログマスタリングはtoeの美濃隆章が担当。

EP

発売日 タイトル 収録曲 備考
2017年4月30日 烈花
  1. トレニア
  2. あくび
  3. apathy
  4. 机上の空論
  5. 舌禍
  6. 麗し
  7. 都会の銭湯
ライブ会場限定販売、廃盤
2019年5月18日 海と毒薬
  1. He drowns in the She
  2. ベロニカ
  3. 笑う月
  4. 溺レル
  5. ふたりは揺れる、前後に大きく
限定CD「海」と「毒薬」が先行無料配布
2020年3月1日 黙示録
  1. エントロピー
  2. 千年王国
  3. ゴルゴダ
  4. 幸福のすべて
廃盤
2024年2月14日 Body Meets Dress
  1. NEW SKIN
  2. 少年時代 (2024 remaster)
  3. 逃現郷
  4. まなざし
フィジカル盤CD発売は2024年3月15日。日独2拠点制作による作品。
2025年1月29日 Test for Texture of Text
  1. 彼方高さから躰放ったあなた(Album ver)
  2. 日々凜々しい君に
  3. 渦つむぐ冬
  4. 痙攣
  5. 底
歌詞で使用する母音をそれぞれア段・イ段・ウ段・エ段・オ段の単一母音に縛って制作したコンセプトEP。

シングル

CDシングル

発売日 タイトル 収録曲 備考
2016年4月29日 天秤
  1. 天秤
  2. 白拍子
ライブ会場限定販売、廃盤
2018年3月17日 花を贈る
  1. 花を贈る
  2. annuit coeptis
  3. 明らむ
廃盤
2019年12月21日 Émile
  1. Émile
ライブ会場限定配布、廃盤

配信限定シングル

発売日 タイトル 備考
2021年11月7日 幸福のかたち/ゆりかごのなかで
2023年3月18日 彼方高さから躰放ったあなた
2023年4月21日 少年時代
2024年1月10日 逃現郷
2025年4月2日 抱擁
2025年9月10日 月夜銀河へ 結成10周年を振り返る楽曲
2025年11月19日 ふわふわ アルバム『obscure object』先行配信曲

その他の作品

ZINE

発売日 タイトル 備考
2026年6月20日 『obscure object』 liner notes ZINE 横田檀によるライナーノーツ、各メンバーのコメント、未公開アーティスト写真などを収録。巻末QRコードよりデモ音源の聴取可能。価格 ¥1,000。6月20日のアナログLPリスニングパーティー(東京・mod)より販売開始。

脚注

出典

  1. 1 2 “Blume popo on OTOTOY Music Store”. OTOTOY. 2026年5月9日閲覧。
  2. ↑ “【注目の学生アーティスト】滋賀県発女声オルタナティブロックバンド・Blume popo! あっこゴリラ「いい意味でアンバランスですごくいい」 | J-WAVE NEWS”. J-WAVE NEWS (2020年2月6日). 2023年10月8日閲覧。
  3. ↑ “近年来最优秀的日本摇滚乐队 Blume popo 独家采访+音乐解读 第一期 |『日本轟音』第54集” (中国語). www.bilibili.com. 2023年10月8日閲覧。
  4. 1 2 3 4 “10年分の時間が鳴りはじめるとき|Blume popo interview”. AVYSS magazine (2025年12月22日). 2026年5月9日閲覧。
  5. ↑ “ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017の出演をかけたRO JACK、優勝アーティスト発表”. rockinon.com. 2023年10月8日閲覧。
  6. ↑ “Blume popo on X”. X (formerly Twitter). 2023年10月8日閲覧。
  7. 1 2 3 4 “Body Meets Dress / Blume popo”. OTOTOY. 2026年5月9日閲覧。
  8. ↑ “逃現郷 / Blume popo”. OTOTOY. 2026年5月9日閲覧。
  9. ↑ “Blume popo(ブルーメポポ):日本とドイツの二拠点活動から生まれた新作EP『Body Meets Dress』”. BELONG Media (2024年2月14日). 2026年5月9日閲覧。
  10. 1 2 “Blume popoがEP作品をリリース&3月には自主企画も大阪で開催”. ANTENNA (2025年1月29日). 2026年5月9日閲覧。
  11. 1 2 “「自動的にメッセージ性の強い歌詞になっていった」Blume popoが『Test for Texture of Text』で発見した言葉の役割と制約が導く予想外の強烈な意味”. SENSA (2025年2月26日). 2026年5月9日閲覧。
  12. ↑ “Post・Popsを掲げるバンド・Blume popo、デジタル限定シングル「抱擁」リリース!”. SENSA (2025年4月1日). 2026年5月9日閲覧。
  13. 1 2 “"時間"を耐え忍んだ先に──Blume popoがシングル「抱擁」をリリース”. Sleep like a pillow (2025年4月2日). 2026年6月23日閲覧。
  14. 1 2 3 4 5 “Blume popo、初のフルアルバム「obscure object」で新章の始まり示す”. 音楽ナタリー (2025年12月5日). 2026年5月9日閲覧。
  15. 1 2 “中秋の立待月の夜にBlume popoが新曲「月夜銀河へ」をリリース”. AVYSS magazine (2025年9月10日). 2026年5月9日閲覧。
  16. 1 2 “Blume popoが振替単独公演「Portrait the Position」開催”. AVYSS magazine (2026年1月19日). 2026年5月9日閲覧。
  17. 1 2 3 “Blume popo、1st Full AL『obscure object』リリース決定&収録曲「ふわふわ」先行配信”. OTOTOY (2025年11月19日). 2026年5月9日閲覧。
  18. 1 2 “Blume popoが初のフルアルバム『obscure object』を発表”. AVYSS magazine (2025年11月11日). 2026年5月9日閲覧。
  19. 1 2 “Blume popo on X: [ZINE 発売]”. X (formerly Twitter) (2026年6月). 2026年6月23日閲覧。
  20. ↑ 横田檀. “『obscure object』セルフライナーノーツ”. note. 2026年6月23日閲覧。
  21. 1 2 “obscure object, by Blume popo” (英語). Bandcamp. 2026年5月9日閲覧。

外部リンク