CKEM(Compact Kinetic Energy Missile、小型運動エネルギーミサイル)とは、米ロッキード・マーティン社がアメリカ合衆国陸軍のために開発していた超音速対戦車ミサイルであり、近代運動エネルギー兵器の一種。 2009年、他のフューチャー・コンバット・システム計画(FCS計画)関連アイテムと共に計画はキャンセルされた。
CKEMは爆発反応装甲とAPS(アクティブ防護システム)を打ち破るよう設計されている。また、今あるミサイルシステムより小さく軽くなるよう予定されている。CKEMは基本的に陸上車輌と低空用の航空機に装備できる対戦車兵器である。 弾頭部に炸薬を持たず、APFSDS弾のようにタングステン合金や劣化ウラン合金製の弾頭が高速で目標に直撃する運動エネルギーでこれを撃破する。
米国のAMCOM(陸軍航空ミサイルコマンド)が陸軍のFCS計画の一部として本計画を推進した。これらFCS計画の兵器の目的は、次世代のための最先端システムを広く示すことであった。本計画は、1981年のVought HVM(Vought Hyper-Velocity Missile、ヴォート超高速ミサイル)や1990年代のLOSATミサイルから連なり、1999年から開始された3代目の運動エネルギーミサイル開発プロジェクトに当たる。CKEMはLOSATと比較し、全長は2.85mから1.5m、重量77kgから45kgと、半分近くまで小型化されているが、最大射程は4km以上から10kmに、最高飛翔速度は1,500m/sから2,200m/sへと大幅に向上している。