概要
ケンドリック・ラマーは、2015年にメジャー・セカンドアルバム、「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」を発表し、商業的・批評的に大成功した。本作はその二年後に発表された作品である。
本作は、前作以上に商業的な成功をおさめ、「HUMBLE.」で自身初となるBillboard Hot 100における全米一位獲得を成し遂げたほか、アルバムそのものもBillboard 200で一位、および2017年のビルボード年間アルバムチャート一位を獲得した。
批評的にもおおむね好意的な評価を得ている。『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)において175位にランクインしているほか、専門家39人のレビューを集めたMetacriticでは、100点満点中95点を獲得している。さらに、ケンドリック・ラマーは本作品で、ジャズやクラシック以外の作品で初めてピューリッツァー賞を受賞し、第60回グラミー賞では最優秀ラップアルバムを受賞したほか、年間最優秀アルバムにもノミネートされた。
サウンド面では、三作品で最も現代的な音像で、トラップ、R&Bやポップの要素を含んでいる。歌詞は非常に政治的で、アルバムを逆順に辿ると別のストーリーが完成するよう作られており、実際、「DAMN.」の曲順を逆にした「DAMN.COLLECTORS EDITION.」が本作が発売してから約8か月後の同年12月8日に発売されている。また、各曲のタイトルは全て大文字で、単語の終わりにピリオドを添えてクレジットされている。