種類 | 子会社 |
|---|---|
| 業種 | ビデオゲーム |
| 設立 |
2008年 (Rail Simulator Developments Ltd として、) |
| 創業者 |
ポール・ジャクソン ティム・ガットランド チャーリー・マクミッキング |
| 本社 |
ケント州 チャタム |
主要人物 |
ポール・ジャクソン チャーリー・マクミッキング Gemma Johnson-Brown Jon Rissik Rob O'Farrell Gray Poyda |
| 製品 |
Train Simulator (RailWorks) Train Sim World Euro Fishing Fishing Sim World |
従業員数 | 170 |
| 親会社 | Focus Entertainment |
| ウェブサイト |
www |
Dovetail Games(ダヴテールゲームズ、DTG)は、シミュレーションゲームの開発・販売を行うイギリスのコンピュータゲーム企業。
2008年に、元エレクトロニック・アーツの幹部であるポール・ジャクソン、Fund4Gamesの出資者であるティム・ガットランドとチャーリー・マクミッキング、そしてKuju Entertainmentの開発チームによって、RailSimulator.com Ltd (RSL)として設立された。設立当初は『Rail Simulator』の新コンテンツ開発に注力したが、後継作である「Train Simulator」や「Train Sim World」のほか、釣りゲームやフライトシミュレーションゲームも手掛けた。
2023年4月、Dovetail GamesはFocus Entertainmentによって買収された。
「RailWorks」の前身である「Rail Simulator」は、マイクロソフトと共同で「Microsoft Train Simulator」を開発したKuju Entertainmentによって開発された。2007年10月の『Rail Simulator』のリリースに伴い、開発を完了してチームを解散して次のプロジェクトに着手することなった。
自社開発のゲームエンジンの可能性を認識し、Fund4Games(ティム・ガットランドおよびチャーリー・マクミッキング)の支援を受けて、開発初期の主要メンバー数名で、Rail Simulator Developments Ltd(RSDL)が設立。創業目的は、ブランドの開発を継続的に推進し、アドオンプロジェクトを通じてユーザーやサードパーティの開発者を支援することにあった。RSDLは、シミュレーター向けに2つのパッチを制作し、アドオンを開発・リリースすることで、サードパーティでの発売を支援した。展示会に出展して宣伝し、複数のコミュニティサイトを通じてユーザーサポートを提供した。
2009年4月にジャクソン、ガットランド、マクミッキングは、RailSimulator.com Ltd(RSC)の設立を発表した。当初のクリエイティブチームの多くのメンバーに加え、スティーブ・ベインブリッジ(元エレクトロニック・アーツ)やダンカン・ベスト(元BAFTA、ELSPA、ロンドン・ゲームズ・フェスティバルのディレクター)を雇用した。
Steamで発売予定の「RailWorks」へ開発を移行。これによりヨーロッパでの販売において、エレクトロニック・アーツとの提携が解消され、「Rail Simulator」のソースコードに関する権利がRailSimulator.com Ltd.による単独所有へと移管した。ソフトウェアの更新を経て、2009年6月に『RailWorks』を発売した。同社はそれ以来、毎年アップデートをリリースしており、最新バージョンである『Train Simulator Classic』は2022年4月に発売した。
2013年12月9日、RailSimulator.comが社名をDovetail Gamesに会社名を改称したことを公表した。「Train Simulator」と並行して新しいジャンルのシミュレーションゲームを初期開発していることに合わせて、新社名が必要となったためと発表した。
2014年7月1日、同社初の新しいシミュレーション作品として、釣りシミュレーションゲーム『Euro Fishing』(当初のタイトルは『Dovetail Games Fishing』)を発表した。本作はEpic GamesのUnreal Engine 4を採用しており、2014年11月4日にPC版がリリースされ、その後他のプラットフォーム版も順次リリースされた。同社はまた、今後の『Train Simulator』シリーズにおいてUnreal Engine 4を採用するための基盤整備を進めていることも明らかにした。
2014年7月9日、Dovetail Gamesは、マイクロソフトとライセンス契約を締結し、2014年後半に『Microsoft Flight Simulator X: Gold Edition』をSteamにて『Microsoft Flight Simulator X: Steam Edition』というタイトルでリリースすると発表した。本作には、オリジナルの『FSX: Gold Edition』に同梱されていたコンテンツ(『FSX: Deluxe Edition』、『Acceleration』拡張パック、および公式パック一式)が含まれており、これらを1つのバンドルにまとめ、単一のインストールで利用できるようにしている。現時点で廃止されていたGameSpyのマルチプレイヤーシステムをSteamworksの機能に置き換え、サードパーティ製ソフトウェアなしでマルチプレイヤーが動作するようになった。同様に、数多くのソフトウェアのバグも修正された。
フライトシミュレーションのジャンルを確立したマイクロソフトの技術を基盤とした、完全新作のフライトシミュレーションゲームを開発・リリースすることも発表。この発表に続き、2014年7月25日には、同ジャンルの開発・販売を行っているFlight One Software(Flight1)と提携し、『Microsoft Flight Simulator X: Steam Edition』向けにFlight1の各種アドオンを提供していくことを発表。そして2014年12月9日、Dovetail Gamesは『Microsoft Flight Simulator X: Steam Edition』の発売日を2014年12月18日とすることを発表した。
2015年8月4日、Dovetail Gamesは、2016年に今後のリリース予定タイトルのいくつかをWindows 10およびXbox One向けに展開する計画をMicrosoftと共同で発表した。同社は、現在Steamを通じてPCで提供されている『Euro Fishing』がXbox Oneでリリースされると述べた。
2017年5月、Dovetail Gamesは新作フライトシミュレーター「Flight Sim World」を発表して同月中に発売。しかし発売から1年後の2018年5月に開発を終了し、販売を停止すると発表した。
2020年8月、『Train Sim World 2』が発売。前作では約束されていたマルチプレイヤー機能が実現されなかったが、「将来のロードマップ」に加えられ、「素晴らしいソーシャル体験を提供できる設計になっている」と述べた。
同時期、同社は鉄道趣味の様々な側面を一か所に集約することを目指したオンライン鉄道コミュニティ「We Are Railfans」を立ち上げた。2021年末までに、3万5000人以上のFacebookユーザーを擁するコミュニティに向けて、鉄道観察、保存鉄道、模型、写真撮影などに関する数百もの記事が公開された。さらに「We Are Railfans Podcast」では、機関士、作家、テレビタレントなど、鉄道に関わる人々への詳細なインタビューを配信し、コンテンツを充実させた。
2021年10月28日、Dovetail GamesはPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One向けに『Bassmaster Fishing 2022』を発売。本作は、現実世界で開催されるアマチュアおよびエリート向け大会「Bassmaster」シリーズの公式ライセンスを受けている。スコット・マーティンやハンク・チェリーを含む10人のプロアングラーや、実在する8つの釣り場が登場し、マルチプレイヤーモードも搭載された。
2022年8月9日、「Train Sim World 3」が発表され、同年9月6日にPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox、Steam、Epic Games Storeで発売。発表に先立ち、長尺のティザー動画が公開され、ボリュメトリック・スカイ(立体的な空の表現)、新しい動的天候システム、そして「カホン・パス(Cajon Pass)」、「サウス・イースタン・ハイスピード(拡張版)」、「カッセル・ヴュルツブルク線」という3つの新ルートなど、最新作に盛り込まれる様々な機能が示唆された。
2023年4月20日、Dovetail Gamesは、フランスのビデオゲーム開発会社Focus Entertainmentに、買収されたことを発表しました。売却の金銭的条件の詳細は非公開であった。
2023年9月、『Train Sim World 4』が発売。同作には、フリーローム、フォトモード、フォーメーション・デザイナーといった新機能が搭載。
2024年8月20日、シリーズ第8作となる『Train Sim World 5』が発表され、『Train Sim World 4』の発売から1年後の9月17日にリリースされた。既存のユーザーに対しては、ベースゲームへの無料アップグレードが提供された。この無料アップグレードは当初、発売日から30日間の期間限定とされていたが、2025年初頭まで期間が延長された。
シリーズ第9作となる『Train Sim World 6』は、2025年7月8日に発表され、9月30日に発売された。
2025年、鉄道シミュレーター・レースゲーム『Metro Rivals: New York』と、翌年2026年には「きかんしゃトーマス」を題材としたゲーム「きかんしゃトーマス:ソドー島の不思議(英題:Thomas & Friends: Wonders of Sodor)」を発表したが、2026年4月15日、Facebookページを通じて「Metro Rivals: New York」の開発を中止すると発表した。