| ジャンル | オンラインアクションRPG |
|---|---|
| 対応機種 |
Microsoft Windows PlayStation 4 Xbox One |
| 開発元 |
ベセスダ・ゲームスタジオ Double Eleven(Nuka-World On Tour以降) |
| 発売元 |
ベセスダ・ソフトワークス |
| ディレクター | トッド・ハワード |
| デザイナー | エミル・パグリアルーロ |
| 美術 | ネイサン・パーキーパイル |
| シリーズ | Fallout シリーズ |
| 発売日 |
|
| ゲームエンジン | Creation Engine |
『Fallout 76』(フォールアウト76)は、ベセスダ・ソフトワークスが発売したコンピュータRPG。対応ハードはMicrosoft Windows、PlayStation 4、Xbox One。日本、アメリカともに2018年11月14日発売。
核戦争後の荒廃した世界を描くFallout シリーズの8作目。シリーズ初のオンラインゲームで、他プレイヤーとの取引・協力・戦闘が可能になっている。
販売当初は数多くの技術的不具合、ゲームデザイン、目的の欠如、NPCの不在などから賛否両論の評を与えられ、さらに後述する特典バッグの素材騒動などゲームの内容以外にも複数の問題が指摘され、それらに対するベセスダの対応もまた非難を浴びた。
その後、アップデートにてコンテンツが追加され、2020年4月14日には無料の拡張大型コンテンツ「Wastelanders」にてNPCが実装されるなど、当初批判された内容の幾つかは改善が図られている。
「核戦争後のアメリカ再建」を果たすべく、各分野の優秀な人材を2102年まで保護していた大型シェルター。過去作におけるVaultの大半がVault-tec社による異常な“実験場”であったのに対し、Vault 76は純粋な避難場所とされている。
Vault 76に入居出来なかった人々の内、戦後生き残った消防隊員や警察官、医療従事者によって結成された民間組織。倫理観に厚く、難民の救護を旗印にフラットウッズやモーガンタウン空港を拠点に生き抜いていた。スコーチとその伝染病の脅威に際し戦闘部隊の訓練や予防接種開発などで尽力したものの、努力も虚しく2102年直前に壊滅する。やむなくアパラチアを離れたグループもおり、2104年に帰還している。2105年現在はホワイトスプリングスホテルとギルマン製作所などを拠点としている。
Wastleandersより追加された勢力。
Fallout世界の犯罪集団の総称。アパラチアではスキー旅行に来ていた富裕層の集団が周囲の援助を得られず孤立、生き残りのため組織され、活動方針により、カットスローツ、トラッパー、ダイハーズ、ブラックウォーター盗賊団、グルマンズの大きく5つのギャングに別れ構成されていた。戦前生まれのメンバーが多く在籍しており、B.O.S.を出し抜くなど前作までのレイダーとは一味違う模様。
「世界の頂上」とその周辺を根城にレスポンダーや住民に対し暴力を振るい続けていたが、事故やスコーチの襲撃などで各ギャングのリーダーが次々に死去。狩りの対象もいなくなった2102年には全員が亡骸もしくはミュータントと化していた。2103年にアパラチアを離れた集団が出戻っている。
アメリカからの分離独立を唱えていた反政府組織。核による世界の終末に向け独自にバンカーなどを備えていたため、戦争を生き抜いた。戦前に後ろ指を指され続けてきた過去からか閉鎖的で、特にB.O.S.を嫌いレスポンダーともキャラバンでの交易に留まっていた。
ハーパーズフェリーを拠点にスコーチ探知機などの貴重な技術を有していたものの、スコーチビーストの襲撃に耐えきることはできなかった。
アメリカ陸軍の生き残りによる一大勢力。最高指導者であるロジャー・マクソンが衛星通信を通じて結成を呼びかけたことにより、アパラチアにおいても設立されることとなる。ディファイアンス砦を拠点に高度な戦闘訓練を受けた兵士や強力な装備を有しており、スコーチやスーパーミュータントの侵略をよく食い止めていた。
しかし終わることのない戦闘に加え、当初こそ協力関係にあったレスポンダーとの仲が悪化するにつれ次第に消耗。最後は死力を尽くしたスコーチ殲滅作戦を展開するも失敗、崩壊した。2103年に定着したチームはアトラス砦を拠点とする。
戦前からアメリカ合衆国を陰から操っていた秘密組織で、本作ではアパラチア支部として秘密のバンカーに潜伏している。
他の地域のエンクレイヴとの通信が途絶しており、戦後の内紛によって人間のメンバーは全滅しているが、2102年においても稼働している唯一の派閥である。
スコーチビースト由来の感染症「スコーチ病」に罹患し変異した生物たち。ゲーム中で「スコーチ」と表記される場合は人間が変異したものを指し、赤黒い肌といたるところから突き出した緑色の結晶が特徴。その他にも様々なミュータントがスコーチ化しており、一様に罹患前より強力となっている。
Vault76から来たレジデントによってクイーンは倒され、更に彼らが残された研究を引き継ぎスコーチ病に対するワクチンを完成させ、住民に無償で配布したことで以前ほど脅威ではなくなっている。
アパラチアのどこかにあるVault。収容人数は50人。監督官不在の状況下で人間社会の限界を試すため、またスーパーコンピューター「ZAX」が監督官をどう選抜するのかを試験するために建設された。当初は投票による選挙が試されたものの頓挫。ZAXの選抜アイデアは次第に狂気を帯びて行き、最終的に住民全員を殺し合わせることで強引に監督官を就任させた。2102年までに崩壊した。
Wastleandersより追加された勢力。アパラチアの北東にあるVault。蓄えられた大量の金塊を保管するために用意されたVaultであり、核戦争の日にVaultにいたシークレットサービスの面々が閉じ込められていた。
| 評価 | ||||||||||||||||||||||||||||
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PCゲームのメディアサイトである米Hooked Gamersは広大なフィールドと優れたビジュアル・デザインを賞賛し、優れた戦闘システムと合わせて7.6/10の評価を与えている。また、Australian Games Awardsは本作を2018年度のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選出している。
反面、レビュー集積サイトであるMetacriticによると最高点のPS4版で53/100、PC版が52、 Xbox版が49と、当サイトにおける「賛否両論」あるいは「概ね不評」の評を受けている。これらは前作「Fallout4」のスコア(PC版で84)を下回っており、DLCを除くFallout シリーズ全体で見ても最も低い評価である。
Game Watchの目白黒は、ソロ前提かマルチ前提ととらえるかによって印象が変わると評価している。 ライターの池田伸次はGame*Sparkにて、PC版に対しやりこみ要素について評価した一方、ユーザーインターフェースの使いにくさを指摘した。また、池田は『Fallout 4』からのアセットの流用が多いことにふれ、本作を「Fallout 4.3オンライン」だと呼んでいる。
米IGNは本作の評価を5.0/10とした上で、シリーズの長所であった道徳的選択肢の欠如、ゲームシステムデザインの矛盾、腹立だしいエンドゲーム、バグといった問題点を例示している。また「Fallout 1st」については、コミュニティに論争を引き起こすものとし、これを批判する記事と動画を掲載している。
上記以外にも幾つかのメディアサイトが本作の評論を掲載したが、ほぼ共通して否定材料とされたのが大量のバグである。当初存在したバグの多くはアップデートによって修正済みであるが、修正されたはずのバグが後のアップデートで再発するなど根絶には至っておらず、ゲームの評価を下げる大きな要因となっている。更にアイテムを複製できるグリッチ(ゲームシステムの不具合の意図的な悪用)が発売当初から発見されており、強力かつ貴重なアイテムすら無限に複製できてしまう珍事も批判の対象となった。これは2019年2月に対策され、複製されたアイテムの削除も実施済みである。2019年末には他プレイヤーの所有するアイテムを一方的に没収するハッキング行為を働く悪質なプレイヤーがPC版に現れ、コミュニティを震撼させている。これに対してベセスダは翌日には対策を施し、解決を報告した上で被害にあったプレイヤーに謝罪、その後アイテムの補填を行っている。
こうした批判に対し、ディレクターのトッド・ハワードは2019年6月にロサンゼルスで開催された「E3 2019」でのベセスダ プレスカンファレンスに登壇した後、「発売時に多くの問題があったこと」「多くの批判が受けるに値する、正当なものであること」を認め、合わせてコミュニティからの日頃のサポートへ感謝を述べている。
| 年 | 式典 | 受賞部門 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2018 | ゲーマーズチョイスアワード | Fan Favorite Fall Release | ノミネート | |
| Australian Games Award | ゲーム・オブ・ザ・イヤー | ノミネート | ||
| 2019 | 2018 New York Game Awards | ティン・パン・アレー アワード フォー ベストミュージック イン ゲーム | ノミネート | |
| ゴールデン・トレーラー賞 | Best Video Game TV Spot | 受賞 |
日本での販売週におけるPS4版販売数は73,489部であり、「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/イーブイ」に次いで2番目である。
Tom PhillipsはEurogamerにて、本作の英国市場におけるパッケージ版のみの販売数が販売週のセールスランキング中3番目であったとし、前作「Fallout 4」から84%減少したと伝えている。NPD Groupは販売月におけるパッケージ版の販売数が「Fallout 4」と「Fallout: New Vegas」に次いでシリーズ3番目を記録したと発表している。
SuperDataは2018年12月の時点でのデジタル版の販売数を約140万部と公表し、これは「Fallout 4」の約半分(48%減少)にあたるとツイッターに掲載している。