Impress Watch
概要
ITと情報家電、家電、趣味を中心とした情報サイトである。
内部に複数分野の情報サイトを内包した構成となっている(サイト一覧 を参照)。
ニュースを伝えるニュース記事のほか、独自の解説を行う解説記事がある。
沿革
インプレスは、当時インターネット情報誌「iNTERNET magazine 」を刊行していたが、雑誌媒体であるがゆえに速報性に限界を感じていた。そこで制作・配布コストを勘案し、速報性に優れる電子メールを使った日本初の電子メール新聞「INTERNET Watch」を1995年 11月30日 にプレ創刊。1996年 2月1日 に正式創刊(月額300円)し、メールマガジン という分野を作り上げた。同年7月22日 には「PC Watch」も創刊。同時にニュースサイト としての活動も開始し、以後IT系ニュースサイトの代表格として第一線を走り続けている。
2005年 10月から2014年 6月までは株式会社インプレスから事業分割した株式会社Impress Watchが運営を行っていたが、同社は2014年7月1日に株式会社インプレスジャパンに吸収され、株式会社インプレス(株式会社インプレスジャパンが商号変更)が運営している。かつてはインプレスのグループ会社が運営しているメディアも存在していた。
INTERNET Watchの生みの親は、「できるシリーズ」を発案した山下憲治 である。日本のメールマガジンの広告が5行を基本とするのは、INTERNET Watchでの山下の発案が発祥とされている。
配信メディア
初期は有料メールマガジン(当時は「電子メール新聞」と呼称)がメインで、これは出版社であるインプレスにとって馴染みのある雑誌に倣ったビジネスモデルであった。そのため当時のinternet Watchのウェブサイトはメールマガジンに掲載したニュースの見出し・一部の記事の抜粋が掲載される程度で、メールマガジンの宣伝手段という印象が強かった。
「PC Watch」の創刊を機に徐々にウェブサイトに比重を移し、ウェブ広告を主な収益源とするウェブ媒体、いわゆるニュースサイト に転換し、Impress Watchシリーズのメディアも増えていった。
メールマガジンは基本的にその日のニュース全文を配信する有料版(INTERNET Watch、PC Watch、TechWire Japan、ケータイ Watch、SPORTS Watch、JIJI NEWS Watchのみ)とその日のニュースのヘッドラインを配信する無料版の「Flash」(全種)、毎週土曜日にWatch全体で配信されたニュースのダイジェストを配信するFREE Watch(無料)がある。メールマガジンの配送は2014年12月27日号をもって終了した。
Webサイト上では通常のWebの更新だけでなく一部を除きRSS フィード による記事配信を行っているほか、編集部・ライターによるブログの開設も行われている。またかつては各メディアに編集後記のページが開設されていたり、系列のインプレスTV にてラムズ 所属の声優がImpress Watchの記事を読み上げる「Impress Watch動画ニュース~萌えバージョン」をストリーミング ・ビデオポッドキャスト で配信していた。
この他、iモード ・EZweb ・Yahoo!ケータイ の公式サイトとして携帯版Impress Watchも提供されていた。
サイト一覧
「GAME Watch 」はインプレス 社系のニュースサイトについて説明しているこの項目へ転送 されています。任天堂のゲーム機については「ゲーム&ウオッチ 」をご覧ください。
以下に挙げたもののほかに、Impress Watchシリーズではないビジネス向けメディア「IT Leaders」・「Web担当者Forum」・「ネットショップ担当者フォーラム 」・「Think IT」・「インプレス総合研究所」・「ドローンジャーナル」・「Smart Gridフォーラム」・「DIGITAL X」などが存在する。
IT・デジタル系メディア
Impress Watch
下記Watchシリーズに属さないテクノロジーやライフスタイルに関連した総合ニュースサイト。1998年 12月にImpress Watchシリーズの記事のヘッドラインページ「Impress Watch Headline」として創刊し、2018年 9月20日 にImpress Watchとしてリニューアル創刊。
INTERNET Watch
インターネット 関連総合ニュースサイト。雑誌「iNTERNET magazine 」(2006年 3月に休刊し、INTERNET Watchに統合)を母体として、有料メールマガジン(月額300円、当時は「電子メール新聞」と呼称)という形態で1996年 2月1日 創刊。1997年 1月にウェブサイトを開設し、メールマガジンで配信した記事の見出しと一部の記事の抜粋を公開。のちに有料メールマガジンを廃止し、ウェブがメインになった。Impress Watchシリーズのサイトの母体であるため、当サイトから独立する形で新しいメディアが創刊されたり、廃刊時には当サイトに統合されることが多い。
PC Watch
パーソナルコンピュータ 総合ニュースサイト。INTERNET Watchから分割する形で、有料メールマガジンとして1996年 7月22日 創刊。月額300円。後述のケータイ Watch(Mobile Central)やAV Watchが開設される前は、携帯電話 やオーディオ・ビジュアル 関連のニュースも掲載されていた。
AKIBA PC Hotline!
秋葉原 のPCショップや自作パーツの最新情報や価格情報を配信。1995年 3月27日 に「秋葉原マップ」として創刊し、1998年 9月30日 に現在の名称に。
窓の杜
Windows 用オンラインソフトウェア 総合情報サイト。オンラインソフトウェアのライブラリサイトにもなっている。個人運営の「秋保窓」を引き継ぐ形で1996年 10月14日 に開設。
ケータイ Watch
携帯電話 ・スマートフォン やPDA 関連のニュースサイト。1999年 10月4日 に「Mobile Central」として創刊し、2000年 4月10日 に現在の名称にリニューアル。
GAME Watch
コンピュータゲーム 専門ニュースサイト。2000年 12月6日 創刊。
AV Watch
AV機器 やDVD ソフトに関する情報サイト。2001年 1月26日 にプレビュー版創刊後、同年2月1日 に正式に創刊。
クラウド Watch
2003年 9月12日 に法人向けITニュースサイト「Enterprise Watch」として創刊。2010年 6月9日 にクラウドコンピューティング 情報に特化する形で現在の名称にリニューアル。Impress Watchシリーズの中で、唯一のビジネス向けメディア。
デジカメ Watch
デジタルカメラ 専門ニュースサイト。これまでPC Watchで扱ってきたデジタルカメラ関連記事を分割する形で、2004年 9月に創刊。
家電 Watch
白物家電 専門ニュースサイト。2006年 10月2日 創刊。サイト内では、空調家電、生活家電、ヘルスケア、といったカテゴリに分けられている。新製品発表時の情報だけでなく、家電製品の実際の使用感を伝える各種レビューにも定評がある。
Impress Watch Video
携帯電話やパソコンに関する動画番組を配信。impress TV の放送終了に伴い、2008年 6月開始。impress TVで放送していた番組の一部を引き継いだ。その後YouTube にもオフィシャルチャンネルが設けられ、同様の動画を配信している(更新は若干遅め)。
AI Watch
AI 技術の専門ニュースサイト。2026年 3月13日 から更新を開始し、4月3日 に正式に創刊。
e-bike Watch
電動自転車の記事を扱う、家電 Watchの別冊形式のニュースサイト。
こどもとIT
Impress Watchシリーズの中から教育関連のニュースをピックアップした、別冊形式のニュースサイト。
この他にも「注目のデジタル一眼「α 」特集 Supported by Sony」(旧 Sony Fan)・「上海問屋 でGO! with AKIBA PC Hotline!」・「パソコン工房 Watch」・「AQUOS Watch」・「OLYMPUS Watch」のように特定のメーカーとタイアップし、独自記事とImpress Watchシリーズの中からそのメーカーの記事だけをピックアップしたものからなる別冊形式のニュースサイトも存在する。
ライフスタイル系メディア
Car Watch
自動車 専門ニュースサイト。2008年 9月24日 創刊。
GANREF(ガンレフ)
雑誌「デジタルカメラマガジン」を母体とした、写真投稿および写真共有サイト。会員による機材レビューも紹介。2009年 3月26日 に、β版としてサービス開始。
トラベル Watch
旅行情報サイト。2015年 3月13日 創刊。
ネタとぴ
比較的柔らかめな、身近で旬な話題を提供するサイト。2015年 5月25日 創刊。
シニアガイド
シニア向けの日常生活に役立つ知識を提供するサイト。2015年 8月31日 創刊。
VR Watch
VR(バーチャルリアリティ )関連のニュースサイト。2016年 12月創刊。
Hobby Watch
ホビー関連のニュースサイト。GAME Watchを分割する形で、2020年 6月創刊。
グルメ Watch
外食や食料品関連のニュースサイト。2021年 4月創刊。
MANGA Watch
漫画関連のニュースサイト。Game WatchとHobby Watchの一部を分割する形で、2024年 1月26日にプレ創刊。
エイプリルフール企画「イソプレスうおっち」
1997年より毎年、4月1日 にエイプリルフール 企画(「PCうおっち」・「ケッタイうおっち」・「窓の社(まどのやしろ)」など)を実施している。ふだん硬い内容の記事が多いImpress Watchがこの企画では風刺の効いていて手の込んだ冗談を披露するため、その印象の落差も手伝って毎回人気を博している。
1997年に「PC Watch」のパロディー 風「PCうぉっち」として始まり、2000年には「中国語 版窓の杜」「韓国語 版窓の杜」が登場し、2004年からはさらに拡張してうぉっちのコンテンツすべてのタイトルがそろうHeadline が登場している。2006年からは年替わりの総合タイトルも付けられている。
2006年: イリプレス うおっち
2007年: イモプレス うおっち
2008年: hctaW sserpmI
2009年: Impresso Watch
2010年: Impress Peach
2011年: 東日本大震災 の被災者に配慮し、2012年に延期。
2012年: 総合タイトルは付けられず、1日限りで作られた萌え 系ニュースサイト「萌え Watch 」と、恒例の「窓の社」の2コーナーのみ開設された。
2013年: 謎の秘密結社 によるサイト「惡 Watch 」と、お馴染み「窓の社」を開設。
2014年: 「Que!」を1日限りで、胸がときめくお題サイト「Qun!」(キュン!)に模様替えした。お馴染み「窓の社」も開設。
2015年: 自称PCゲーム廃人のライターが立ち上げた「GAME PC Watch 」と、お馴染み「窓の社」を開設。
2016年: 「PCジャナイ Watch 」と、何故か規模が縮小された「窓の社」を開設。
2017年: 「VR Watch」(実在)で新コーナー「おすすめVRコンテンツレビュー 」を開始(内容はすべて架空)。「窓の社」に至ってはとうとうトップページが消滅し、公式Twitter アカウントを経由しないと記事にアクセスできないようになってしまった。
2003年、日本インターネットエイプリル・フール協会 は「ばかオブザイヤー」の「殿堂 入り」とした。以降、協会の審査ではおみそ扱いとなっている。
2007年、「窓の社」に「イソプレスウォッチ、Wikipediaに自ら“窓の社”記事を追加 」というジョーク記事が掲載され、この中でWikipedia に投稿された記事であるかのような偽の画像が掲載された。すると第三者によって再現された記事が実際にWikipediaに作成され、窓の杜編集部を名乗る人物がWikipedia上で謝罪する騒動となった。Wikipedia:削除依頼/窓の社関係 にログが残っている。
2009年の「Impresso Watch」では、1日限定で「猫 Watch」及び「鼬 Watch」が登場した。ただし、いずれもエイプリルフール企画とあって、記事の内容はジョーク系となっている。また、モバイルサイトも公開された(記事の内容はPC版とは異なる)。
2010年の「Impress Peach」では、動画版の「Impress うおっち Video ニュースフラッシュ」も登場した。
2012年以降は、1日限定で開設されたサイトと「窓の社」の2本立て構成で落ち着いている。
ページの特徴
デザインは通常のImpress Watch各サイトに準ずるが、以下のような特徴がある。
企業 名・商標 などの固有名詞 が冗談 じみた名前に置き換えられている。
Indexコーナーには内容が掲載されていない、タイトルだけのニュース記事も存在する。
ページによっては、ジョーク 系の広告も表示される(「ads by ごっごる 」等。「orz 」など、現実には使用されていないドメインも出てくる。)。
「PCうおっち」では、更新が年1回の為コーナーバナーの上に「Yearly パソコン情報誌」と表示される。
2002年版以降、ページアドレス(URL )に「Uocchi」(「ウオッチ」をローマ字 で表したもの)が含まれている。