KDE Connectは、KDEによって開発されたマルチプラットフォームアプリケーションであり、ローカルネットワークを介したデバイス間のワイヤレス通信やデータ転送を容易にする。KDE Connectは、多くのLinuxディストリビューションのリポジトリに加え、Android向けにはF-DroidやGoogle Playストアからも入手可能。多くの場合、ディストリビューションではKDE Plasmaデスクトップ版にKDE Connectが同梱されている。また、KDE ConnectはGNOMEデスクトップ環境向けにGSConnectとして再実装されており、GNOME Extension Storeから入手可能。2021年以降、KDE ConnectはWindowsでも利用可能となり、macOSではナイトリービルドとして提供されている。
機構
KDE Connectは、さまざまなD-Busインターフェースを提供する、UIに依存しない「コア」ライブラリを中核として構築されている。これにより、コアとなる仕組みを再実装することなく、関連するUIコンポーネントを追加するだけで、さまざまなオペレーティングシステム上でソフトウェアを実装することが可能になる。
特長
クリップボードの共有:スマートフォン、パソコン、その他のデバイス間でコピー,ペーストが可能
通知の同期:デスクトップからAndroidの通知を確認,返信が可能
デバイス間でファイルやURLを瞬時に共有可能(一部のファイルシステムとの連携を含む)
マルチメディアリモコン:スマートフォンをLinuxメディアプレーヤーのリモコンとして使用可能
仮想タッチパッド:スマートフォンの画面をタッチパッドやキーボードとして使用可能
プレゼンテーションリモコン:スマートフォンを使ってプレゼンテーションのスライドを切り替え可能
暗号化
KDE Connect は、通信に TLS(Transport Layer Security)暗号化プロトコルを使用し、デバイスのマウントやファイルの送信には SFTP を使用している。
↑Evangelho, Jason(2018年11月28日).“Linux For Beginners: Understanding The Many Versions Of Ubuntu”(英語).Forbes.2021年7月4日閲覧。“KDE also gets an enthusiastic nod for the way it handles notifications of all kinds, as well as the built-in KDE Connect for managing your Android phone.”