Kingsoft Internet Security

キングソフトセキュリティCare+(旧製品名:キングソフトセキュリティPro、KINGSOFT Internet Security)
開発元 中華人民共和国の旗 中国
キングソフト
最新版
キングソフトセキュリティCare+ / 2025年5月15日
対応OS Microsoft Windows 11 日本語版(64Bit) / Microsoft Windows 10 日本語版(32Bit/64Bit)/ Google Chrome / Microsoft Edge / Mozilla Firefox
プラットフォーム x86
対応言語 英語、中国語、日本語、ベトナム語、タイ語
サポート状況 サポート電話問い合わせ対応
種別 インターネットセキュリティスイート
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト
テンプレートを表示

キングソフトセキュリティCare+(旧製品名:キングソフトセキュリティPro、KINGSOFT Internet Security)(中国名:金山毒覇)とはキングソフト社(中国名:金山軟件有限公司)が提供するWindows専用の無料および低価格帯の総合セキュリティソフトである。本項では主にインターネットセキュリティスイート「Kingsoft Internet Security 2015」について解説する。なお、2022年10月25日に「キングソフトセキュリティPro」をリリース、2025年5月15日に最新版の「キングソフトセキュリティCare+」がリリースされた。


製品の概要

ウイルスパターンファイルをクラウド型サーバにて管理する、クラウドウイルススキャンを特徴とする。 一般的なウイルス検出方式であるパターンマッチングは、最新のコンピュータウイルスを検出するためにはユーザーが最新のウイルス定義ファイルをパソコン内にダウンロードする必要があり、次々と生まれる新種のウイルスへの対応にタイムラグが生じていた。 キングソフトの発表によるとこの技術によって95%の未知ファイルの安全性を1分以内で解析するとしており、新種ウイルスへの対応が格段にスピードアップした。 また、一部のパターンファイルは従来通りローカルのパソコン側を置くことで、USB型などのオフラインでの感染の多いコンピュータウイルスにも対応した「ダブル防御」もセールスポイントして挙げられる。

2010年8月実施のセキュリティソフトの評価機関であるAnti-Virus Comparativesの「パフォーマンステスト」において、Panda Internet Security 2011に次ぐ世界第2位の評価を得ており、日本国内で利用できる無料セキュリティソフトとしては、もっとも軽快とされる。 検出性能に関しては、既知ウイルス検出の認証テスト機関「Virus Bulletin 100% award (VB100)」などでの多くの受賞歴がある。一方で日本国内の未知ウイルスに対しての検出力が弱点とされているが、中国のコンピュータウイルスへの検出性能は非常に高いという見解もある[要出典]。

最新版の「キングソフトセキュリティCare+」は、『パソコンに負荷をかけない軽容量』を踏襲しつつ、AI技術を軽量化したインテリジェントスキャンエンジン搭載の「AIウイルススキャン機能」のほか、パソコンの不調や問題に対し最適な回答を提供する「PCドクター」などの機能を備えたセキュリティ対策ソフトである。

「Kingsoft Internet Security 2015」は以下の2つのプログラムから成り立つ。

Kingsoft Anti-Virus 2015
ウイルス駆除ソフト。32bit版PCにインストールした場合は不要ファイルの削除などパソコンのメンテナンスを手軽に行える「ツールボックス」機能が含まれている。
KINGSOFT System Defender
ユーティリティソフトウェア。パソコンを最適化し、快適にパソコンを動作させることができる。不要なファイルやキャッシュなどを発見し最適化することによって、パソコンにかかる負荷を軽減する。そして、パソコンの環境を整え、動作不良などを未然に防ぐことができる。

製品の特徴

プラン

公式サイトによると、使い方に応じた3つのプランと、30日間の無料体験版がある。(詳細は 公式ページ 参照)

ステルスマーケティング騒動

キングソフトは、このソフトウェアの「ポジティブな評判形成」のために、著名人たちにステルスマーケティング(ステマ)ともとれるような協力の依頼をしていたことが、セキュリティ研究者の高木浩光により明らかになった。これは、高木がキングソフトから届いたメールを暴露したものである。内容は、「次期バージョンをリリースするタイミングでネット、ソーシャルでの良好な評判を形成したい」「ポジティブな評判形成に協力してほしい」「『無料セキュリティソフトって良いよね』、『無料の中ではキングソフト良いよね』といった論調にしていきたい」「執筆料金も相談に応じる」といったものであった。キングソフトでは、数十人の業界のオピニオンリーダーや著名ライターらに対して打診メールを送っていたことを認めているが、ステルスマーケティングの意図はなかったと弁明した。しかしネット上では騒動となり、ツイッターではキングソフト製品を褒めたたえるわざとらしいコメントが「#お金ください」「#振込待ってます」というハッシュタグ付きで多数ツイートされる騒ぎとなった。

歴史

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2012年

2013年

2014年

2015年

2017年

2019年

2022年

2025年

懸念点

キングソフトセキュリティProは、2014年以降、第三者機関の検証の検証データがないため、正確な検出率が不明。そして、中国開発のセキュリティソフトであるがゆえ、ネットでは、批判や懸念の声が集まっている。過去に、中国にデータを送っていたこともあるため、プライバシーについても懸念の声が多く集まっている。実際、EICARなどのウイルステストファイルをブロックされなかったことも明らかになっている。

関連項目

脚注

  1. ↑ キングソフトニュースリリース http://info.kingsoft.jp/company/information/2010/07/20100708.html
  2. 1 2 “キングソフトセキュリティCare+|ワンストップ型のデジタルライフ⽀援サービス”. キングソフトセキュリティCare+. 2025年7月17日閲覧。
  3. ↑ キングソフト、ステマ依頼を否定、「ありのまま」執筆してもらう意図と釈明
  4. ↑ キングソフト製品のWindows XP対応について
  5. ↑ キングソフト、広告付き無償セキュリティ「KINGSOFT Internet Security 20」を公開

外部リンク