LOL または lol は、laugh(ing) out loud(大きな笑い声)またはlots of laughs(多くの笑い声)の頭字語であり、(特に英語圏で)よく使われるインターネットスラングの一つである。日本語における「(笑)」に相当する。元々はネットニュースで使われていた物であるが、後に他の形式のコンピュータを介したコミュニケーション(CMC)や対面(英語版)のコミュニケーションでも用いられるようになった。
これは身体的な反応、特に笑い声を文章で表現するための数多くの頭字語の一つである。そのような頭字語には、LMAO("laugh(ing) my ass off"の略)やLMFAO("laughing my fucking ass [arse] off"の略)、ROFL(または古い形のROTFL。"roll(ing) on the floor laughing"の略)のような、より笑い声を強調した表現もある。かつては、手紙において "lots of luck" や "lots of love" の略語として"lol"が使われたこともあるが、今ではほとんど使われていない。
Laccetti(スティーブンス工科大学人文学部教授)とMolskiは、The Lost Art of Writing(書く技術の喪失)と題したエッセーで、この言葉を批判し、このようなスラングを使う学生の雇用機会の減少を予測して、「残念ながら、彼らの上司は、適切な句読点や文法に欠けている報告書を読んだり、数多くのスペルミスや、さまざまな構成の単語や、ばかげた頭字語を読んだときに、'lol'になることはない」と述べた。FondillerとNeroneは、スタイルマニュアルの中で、電子メールや出版物を書くかどうかにかかわらず、「プロフェッショナルやビジネスのコミュニケーションは、不注意や構成が不適切であっては決してならない」と主張し、顔文字や略語の使用に対して、「電子メールの俗語であり、ビジネスコミュニケーションにはふさわしくない」と警告している。
YunkerとBarryは、オンライン講座とポッドキャスティングを通してどのように改善できるかについての研究で、これらのスラングや顔文字について、学生が「しばしば誤解している」こと、その意味が前もって説明されていない限り「解読するのは難しい」ということを発見した。彼らは"ROFL"の例を挙げているが、これは明らかに"rolling on the floor laughing"という言葉の略語ではない。Haigは、LOLとBFN("bye for now")、IMHO("in my honest/humble opinion")を、インターネットスラングの最も人気のある頭字語として選んでいる。彼はインターネットスラングの様々なイニシャルを便利だと説明しているが、「あまり知られていない頭字語が出現するにつれ、混乱する可能性もある」と警告している。Bidgoliも同様に、これらの頭字語が「送信者のキーストロークを保持するが、(中略)受信者にとってはメッセージの理解をより困難にするかもしれない」「スラングは異なる意味を持ち、特に国際的な環境で誤解を招くことがある」と述べており、「他の人がその意味を知っているとあなたが確信しているときにのみ」使用することを勧めている。
デビッド・クリスタル(英語版)は、スマイリーフェイスの使用が必ずしも本物ではないように、LOLの使用は必ずしも本物であるとは言えないとし、「'LOL'と送信するときに、何人の人々が実際に「大声で笑っている」('laughing out loud')のか?」と修辞的な疑問を投げかけている。Franziniは、LOLを書くときに実際に笑い声を出している人の割合を決定した研究はまだないと述べている。
ビクトリア・クラーク(英語版)は、telnetの話し手の分析で、人々がLOLを書くときには大文字であることが重要であり、「'LOL'と入力するユーザーは、'lol'と入力するユーザーよりも大きく笑っているかもしれない」と述べ、「これらの笑い声の標準的な表現は、過度の使用によって力を失っている」と述べている。Eganは、LOL、ROFL、およびその他の頭字語は、過度に使用されていない限り役立つものとして説明している。彼は、ビジネスコミュニケーションでの使用に対しては推奨していない。なぜなら、受信者がその意味を認識していない可能性があり、一般的には、それらの絵文字もそのような対応には(彼の視点で)適切ではないからである。June Hines Mooreもその意見を共有している。Lindsell-Robertsでも同様であり、ビジネスコミュニケーションでそれらを使用しないか、「さもなくば、LOLしていられなる(or you won't be LOL)」とアドバイスをしている。
受容
2011年3月24日、LOLは他の頭字語とともに『オックスフォード英語辞典』の改訂版で正式に採用された。彼らの研究では、"LOL"が頭字語として最初に使用されたのは、1960年代の"little old lady"の意味としてだったことが判明した。また、「笑い声を出す」という現代的な意味でのLOLの使用に関する最古の記録は、ネットニュースのアーカイブにあった、1980年にWayne Pearsonが入力したメッセージであることも発見した。
LOL、ROFL、およびその他の頭字語は、コンピュータを介したコミュニケーションから対面のコミュニケーションに移行した。デヴィッド・クリスタルは、LOL、 ROFL 、その他の話し言葉の導入は15世紀のヨハネス・グーテンベルクの活字の発明の革命に匹敵するとし、これは過去5年で若者によって発明された「まったく新しい多様な言語」であり、「言語の範囲、表現力および言語の豊かさを拡張する」と述べている。しかし、Geoffrey K. Pullumは、たとえLOLやROFLのような表現が英語で一般的になったとしても、それの「言語に対する全面的な効果」は「まったく自明」であると主張している。
123Hershock,Peter(2003).Technology and cultural values: on the edge of the third millennium.Honolulu:University of Hawaii Press East-West Philosophers Conference.pp.561.ISBN9780824826475
12Shirley H. Fondiller and Barbara J. Nerone(2007).Health Professionals Style Manual.Springer Publishing Company.pp.98.ISBN0-8261-0207-7
12Frank Yunker and Stephen Barry. “Threaded Podcasting: The Evolution of On-Line Learning”. In Dan Remenyi (ed.). Proceedings of the International Conference on e-Learning, Université du Québec à Montréal, 22–23 June 2006. Academic Conferences Limited. p.516. ISBN1905305222.
↑Dinkins, Rodney R.(2007年).“Origin Of HI HI”.ORIGIN OF HAM SPEAK – FACT, LEGENDS AND MYTHS.2010年9月21日閲覧。
参考文献
Connery, Brian A.(February 25, 1997).“IMHO: Authority and egalitarian rhetoric in the virtual coffeehouse”.InPorter, D..Internet Culture.New York:Routledge.pp.161–179.ISBN0-415-91684-4
Russ Armadillo Coffman (January 17, 1990). “smilies collection”. Newsgroup:rec.humor. 2006年12月22日閲覧.—an early Usenet posting of a folk dictionary of abbreviations and emoticons, listing LOL and ROTFL