NDLOCR(エヌディーエル・オーシーアール)は、国立国会図書館(NDL)が開発・公開している、ディープラーニング(深層学習)を用いた光学文字認識(OCR)処理プログラムの総称である。
主に同館が所蔵するデジタル化資料(明治期以降の図書・雑誌、古典籍など)を全文テキスト化し、検索可能にすることを目的として開発された。
国立国会図書館は、膨大な所蔵資料のデジタル化を進めているが、従来の商用OCRエンジンでは、日本の古い資料に特有の「旧字体」「多段組み」「縦書き・横書きの混在」「経年劣化による掠れ」などの認識精度に課題があった。
これらを解決するため、同館が保有する膨大なデジタル化資料のデータを学習用データとして活用し、開発したのがNDLOCRである。2020年度補正予算に明記され、2021年度に始まった。2021年度より順次、ソースコードがGitHub上で公開されており、オープンソースソフトウェアとして誰でも利用が可能となっている。