PULSE

「| ̄|_ (PULSE)」
THE MAD CAPSULE MARKETS の シングル
初出アルバム『OSC-DIS』
B面
  • 「JAG」
  • 「START IT UP」
リリース
規格 マキシシングル
録音 河口湖スタジオ
ジャンル
時間
レーベル ビクター/SPEEDSTAR
作詞
作曲 TAKESHI UEDA
プロデュース THE MAD CAPSULE MARKETS
チャート最高順位
THE MAD CAPSULE MARKETS シングル 年表
  • 「| ̄|_ (PULSE)」
  • (1999年)
『OSC-DIS』 収録曲
EANコード
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「| ̄|_ (PULSE)」(パルス)は、日本のロックバンドであるTHE MAD CAPSULE MARKETSの楽曲。

1999年7月28日にビクターエンタテインメントのSPEEDSTAR RECORDSレーベルから12枚目のシングルとしてリリースされた。前作「MIDI SURF」からおよそ1年振りにリリースされたシングルであり、作詞および作曲はTAKESHI UEDAが担当している。

過去においてリフを主体とした楽曲を制作していた同バンドとしては異質な3コードを使用したパンク・ロックの楽曲であり、トラックにおいてループ(英語版)を融合することに成功した楽曲のため単純なパンク・ロックではない楽曲であるとTAKESHIは述べている。

8枚目のアルバム『OSC-DIS』の先行シングルとしてリリースされ、シングル盤にはCD EXTRA仕様としてミニゲームである『ポチ・レーシング』が収録されている。本作を収録したシングル盤はオリコンシングルチャートにおいて最高位第29位となった。また、本作を収録したシングル盤からバンド名のアポストロフィーが付かなくなり「THE MAD CAPSULE MARKETS」表記となった。

背景

7枚目のアルバム『DIGIDOGHEADLOCK』(1997年)リリース後、THE MAD CAPSULE MARKETSは同年10月にアメリカ合衆国のロックバンドであるヘルメットの来日公演にて共演を果たした他、同作を受けたコンサートツアー「DIGIDOGHEADLOCK TOUR」が同年10月2日の新宿リキッドルーム公演から11月9日の新潟フェイズ公演まで14都市全17公演が行われた。11月21日には9枚目のシングル「CRASH POW」および10枚目のシングル「CREATURE」を同時リリースする。1998年に入り、全国コンサートツアー「DIGIDOGHEADLOCK TOUR'98」を5月9日の名古屋ダイアモンドホール公演から5月30日の札幌ペニーレイン24公演まで6都市全6公演が行われた。その後海外コンサートツアー「WEST COAST TOUR」を7月13日のUiper Room(ロサンゼルス)公演から7月19日のThe Garage(ロサンゼルス)まで3都市5公演が実施され、7月26日には2回目となる主催イベント「MAD HOUSE」を実施、さらに7月28日には3回目の「MAD HOUSE」を実施する。

8月28日にはアルバムを想定していない段階でのシングルとして「MIDI SURF」を単独でリリース、この作品には初回特典としてジャケットのポチカーを模したチョロQが付属しており、以後のシングルでも度々特典が付属されていくこととなった。10月には前作『DIGIDOGHEADLOCK』をアメリカ合衆国にてインディーズレーベルからリリース。10月8日にはクラブチッタ川崎にてイングランドのロックバンドであるピッチシフター(英語版)の来日公演にゲスト参加する。また、同時期にリリースされたオムニバスの企画物コンピレーション・アルバムに「SYSTEMATIC.」や「CRASH POW」などの楽曲が収録されている。1999年に入り、2月12日には大阪ハートビートにてアメリカ合衆国のロックバンドであるフィア・ファクトリーの来日公演にて共演を果たした。

音楽性と歌詞

KYONOおよびMOTOKATSUは本作のデモテープを聴いた段階で好んでおり、MOTOKATSUは「コーラスがいい」と述べ、KYONOは「“シングルはこれしかないっしょ”という感じが最初からあった。キャッチーだし、初めて聴く人にもわかりやすいでしょ」と述べている。本作は全英語詞の楽曲であり、過去において同様の楽曲はあまりなかったとKYONOは述べた上で、「リズムに乗ったメロディとか歌とか、いろんな楽しみ方もできると思う」と述べている。TAKESHI UEDAはメロディがあるフレーズとループ(英語版)との融合が成功した楽曲であると述べた上で、「やってることは3コード・パンクなんだけど、そこにループが入ることでオレらっぽくなっている」と述べている。またTAKESHIはパンク・ロックを意識して制作した楽曲であるとも述べており、過去作においてはリフを主体に作曲を行っていたことに対し、同時期には通常のコードを使用して制作する方法に新鮮味を感じていたことから、単純なコード進行でありながらトラックのみTHE MAD CAPSULE MARKETSらしいアレンジの楽曲があまり類を見ないため意図的に採用したと述べている。音楽誌『ロッキンf』1999年11月号では本作について「刺激的なループ・サウンドとキャッチーなメロディのミックスをウマく形にした曲」、「初期に通じるわかりやすいパンク・ナンバーがベースになっている」と指摘している。

リリース、批評、チャート成績、ミュージック・ビデオ

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的

本作はシングルとして1999年7月28日にビクターエンタテインメントのSPEEDSTAR RECORDSレーベルからマキシシングルにてリリースされた。シングル盤はCD EXTRA仕様となっており、BONUS GAME DATAとしてミニゲームである『ポチ・レーシング』が収録されている。同シングル盤からバンド名のアポストロフィーが付かなくなり、以降の作品は「THE MAD CAPSULE MARKETS」表記となった。2001年12月13日にはイギリスにおいてパーム・ピクチャーズ(英語版)からシングルとしてリリースされた。

本作の音楽性について音楽情報サイト『CDジャーナル』では、THE MAD CAPSULE MARKETSの音楽性が時代の流行に流されることなくマイペースに進化を繰り返しながら活動していることを取り上げた上で、楽曲そのものよりも「個人的に感銘を受けるのはその精神力の強さだったりする」と記し、「焦らず媚びずだけど最前線。無敵の初志貫徹バンドの新作、心して聴け」と肯定的に評価した他、「ポチ・レーシング」がCD EXTRAとして収録されていることに触れた上で、「いやいや、そんなおまけがなくたって、あの激しくカッコいいサウンドがあればいいんだったら」と総括している。

本作はオリコンシングルチャートにおいて、最高位第29位の登場週数4回となった。本作を収録したシングル盤の売り上げ枚数はオリコンチャートにおけるTHE MAD CAPSULE MARKETSのシングル売上ランキングにおいて第6位となっている。

本作のミュージック・ビデオはオカモトケンジが監督を担当し全編CGで構成されている。内容はメンバー3人がアルバム・ジャケットと同様の服装で戦闘員に扮し、特殊武器を装備して射撃を行いアルバムの裏ジャケットに描画されている敵組織を攻撃、本作を収録したシングル盤のジャケットに描画された少年を救出する内容になっている。またTAKESHIは「ERASER」を装備した01号戦士、KYONOは「EXTERMINATOR」を装備した02号戦士、MOTOKATSUは「MAD-TECK KILLER」を装備した03号戦士という設定になっている。同ビデオはミュージック・ビデオ集『OSC-DIS VIDEO』に収録された。

シングル収録曲

#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「| ̄|_ (PULSE)」TAKESHI UEDA/補作詞: KATSUYATAKESHI UEDATHE MAD CAPSULE MARKETS
2.「JAG (EXCLUSIVE VERSION)」KYONO/補作詞: KATSUYATHE MAD CAPSULE MARKETSTHE MAD CAPSULE MARKETS, KEI KUSAMA
3.「START IT UP -PULSE REMIX-」  TAKESHI UEDA, KEI KUSAMA
合計時間:

スタッフ・クレジット

THE MAD CAPSULE MARKETS

参加ミュージシャン

録音スタッフ

制作スタッフ

美術スタッフ

その他スタッフ

チャート

チャート 最高順位 登場週数 売上数 出典
日本(オリコン) 29位 4回 -

リリース日一覧

No. 地域 リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考 出典
1 日本 1999年7月28日 ビクター/SPEEDSTAR CD VICL-35071
2 イギリス 2001年12月13日 パーム・ピクチャーズ(英語版) PPCD-7062-2

脚注

[脚注の使い方]
  1. 1 2 3 “PULSE|THE MAD CAPSULE MARKETS”. オリコンニュース. オリコン. 2025年10月25日閲覧。
  2. ↑ THE MAD CAPSULE MARKETS MAGAZINE!! 2005, p. 20- 「FROM 1990 TO 2005 PERFECT MAD WORLD!!! - 3MEMBERS SELF LINERNOTES」より
  3. 1 2 3 ロッキンf No.288 1999, p. 43- 長谷川幸信、高橋伸彰「PART-4 ザ・マッド・カプセル・マーケッツ本人による『OSC-DIS』全曲解説」より
  4. ↑ 音楽と人 No.68 1999, p. 84- 石井恵梨子「THE MAD CAPSULE MARKETS 音に埋もれて繋がれて」
  5. 1 2 ロッキンf No.288 1999, p. 44- 長谷川幸信、高橋伸彰「PART-4 ザ・マッド・カプセル・マーケッツ本人による『OSC-DIS』全曲解説」より
  6. 1 2 3 “ザ・マッド・カプセル・マーケッツ / 〓[PULSE]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年10月25日閲覧。
  7. ↑ “PULSE|THE MAD CAPSULE MARKETS”. VICTOR ONLINE STORE. ビクターエンタテインメント. 2025年10月25日閲覧。
  8. ↑ “THE MAD CAPSULE MARKETSのシングル売上TOP11作品”. オリコンニュース. オリコン. 2025年10月25日閲覧。
  9. ↑ ロッキンf No.288 1999, pp. 36–37- 長谷川幸信、高橋伸彰「PART-1 アルバム『OSC-DIS』ロング・インタヴュー」より
  10. ↑ “ザ・マッド・カプセル・マーケッツ/OSC-DIS VIDEO [VIDEO他]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2025年10月25日閲覧。
  11. 1 2 PULSE 1999.
  12. ↑ “PULSE/The Mad Capsule Markets”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2025年10月25日閲覧。

参考文献

外部リンク