XREA

XREA(エクスリア)は、GMOデジロックが運営する、共有型の無料および有料ウェブレンタルサーバサービス。

概要

XREA は eXtreme Realm for Experts and All の略である。

無料サービスが中心だが、有料サービスに XREA+(旧・有料広告免除サービス)がある。サーバスペックがさらに強化された上位プランにValue Server・コアサーバー・Oneレンタルサーバーがある。 別サービスの バリュードメイン にて独自ドメインを取得することで、XREAで独自ドメインのウェブサイトやメールアカウントを使用することが可能(レジストラがバリュードメイン以外のドメインでも、AレコードをXREAのものに設定するか、バリュードメインのネームサーバーを設定することで利用可能)。

運営スタッフによる公式なサポートは、サービス開始当初はプライベートなやりとりを除きサポート掲示板に重点が置かれ、ユーザー同士の助け合いが中心だった。2008年中頃以降はスタッフが掲示板上のユーザーの書き込みに返信することは一切なく、障害などスタッフの手助けが必要な対応以外のサポートが手薄になり、またサポート掲示板もスパム投稿で荒れ、お問い合わせフォーム上でのやりとりが中心となった。運営会社がGMOインターネットグループになったことを機に、2013年8月には旧サポート掲示板が閉鎖され、新しいサポート掲示板に移行。かつてのような積極的な公式サポートが再開され、サーバも刷新された。

サービス内容

通常のウェブホスティングサービスのほかに、iモードなどの携帯電話向けコンテンツ専用サーバ(募集終了)、Mail&Backup(メールサーバ専用)、Yahoo!ジオシティーズからの移行者専用サーバ(募集終了)がある。

スペック

ウェブホスティング

  • 募集時に申し込むことでサービス開始。
  • 無料サーバは常時募集ではなく、無料サーバが開放されてから定員に達するまでの期間限定である。有料サーバのお試しアカウントは常時取得可能。
  • 有料サービスのXREA+(旧 広告免除サービス)契約者は、広告掲載が必要ないほか、一部機能の優遇・制限の緩和等の措置がある。
  • XREA+ 契約者は、契約期間終了後に自動的に無料サービスへ移行される。
  • URLは http://(ID).s(サーバ番号).xrea.com/ (通常サーバ) 、または http://(ID).k(サーバ番号).xrea.com/ (携帯用サーバ)、またはhttp://(ID).m(サーバ番号).xrea.com/ (Mail&Backup用サーバ)、またはhttp://(ID).g(サーバ番号).xrea.com/ (ジオシティーズ移行者専用サーバ)
  •  CGI(Perl5.8・Ruby・Python・C・PHP7.1/7.0/5.6/5.5/5.4/5.3)・SSI が利用可能。
  • データベースが利用可能 (MySQL・PostgreSQL・SQLite)。
  • SSHが使用可能。
    • ただし機能限定であり、データベースを管理する目的のみ使用可能。
  • .htaccessが利用可能。
  • FTPでのアップロードが可能。ファイルマネージャ機能対応。
  • バナー広告が、ページ上部に自動挿入される。
    • 広告の挿入位置は上部強制ではなく、ページデザインに応じて所定のルール内で任意の箇所に挿入可能。
  • 独自ドメインを利用可能。
    • ドメインはサブドメインを含む10個まで、XREA+は64個(CatchAllも使用可能)まで運用可能。
    • 独自ドメインのメールアカウントを100個まで作成可能(無料アカウントでは同一アカウント内でウェブサイトとの併用が必須)。
  • 全文検索システムNamazuを利用可能。
  • XREA+ のみCronを利用可能。

歴史

セキュリティ問題

2008年6月、複数ある無料アカウント向けの広告配信用サーバのうちの1台(さくらインターネットのレンタルサーバ)に、広告の一部としてオンラインゲーム「リネージュ」のIDを盗み出すウイルスをダウンロードさせようとするリンクが仕込まれる。また、運営者側での事態の把握・対処が遅れたため一部のユーザーで騒動となり、INTERNET Watchに報じられた。なおこれに先立つ6月3日に、さくらインターネットのサーバがクラッキングされ、複数のレンタルサーバに不正なコードが埋め込まれる被害があったことが公表されたが、これとの関連は不明。

また2009年7月、VALUE DOMAINのログインフォーム、AccessAnalyzerのトップページ・管理ページ全般に、Internet Explorerでアクセスすることによりウイルスが意図せずダウンロードされてしまう、ActiveXの脆弱性を用いた不正なJavaScriptが挿入される改竄が発覚。大手プロバイダSo-netやスキャン・ネットセキュリティなど多数のニュースサイトで報じられた。

公式のアナウンスによると、ともに外部受託業者から管理パスワードが漏れたのが原因である。 なお当時のデジロックの社員は2人だけで、管理・サポート業務などを外部委託していたため管理が行き届かなかったことが根本的な原因である。その後、デジロックは2011年7月にGMOインターネットグループに入ることになり、社員の増員と管理・サポートの強化が行われた。これ以降は大きなセキュリティ問題は報告されていない。

脚注・出典

  1. ↑ 藤田伸広「コンテナ基盤であるLXC/LXDを 本番環境で運用する話」『第11回 HosCon - GMO Hosting Conference - @大阪』、2017年9月14日、GMOデジロック
  2. ↑ アダルトサイト向けのJAPAN-RANKINGについては運営者の表記や譲渡の告知はないが、かつてはMY-RANKINGのメニューの「大人向け」の項からリンクされていた。
  3. 1 2 HosCon - GMO Hosting Conference - @渋谷 - connpass
  4. ↑ “無料ホスティング「XREA」の広告にウイルスへのリンクが混入”. INTERNET Watch. 三柳英樹 (2008年6月18日). 2009年7月22日閲覧。
  5. ↑ “さくらインターネットの一部ホスティングサーバーに不正コード挿入の被害”. INTERNET Watch. 三柳英樹 (2008年6月4日). 2022年10月29日閲覧。
  6. ↑ “国内のサイト複数が改ざん~早急にDirectShowの脆弱性回避策の適用を”. So-netセキュリティ通信. ソネットエンタテインメント セキュリティ通信編集部 (2009年7月13日). 2009年7月22日閲覧。
  7. ↑ “無料ユーザー向け広告配信サーバーの不具合について”. XREA&CORE SUPPORT BOARD. Webmaster (2008年6月17日). 2009年7月22日閲覧。
  8. ↑ “ログインページにおける不正表示について”. お知らせ. VALUE-DOMAIN.COM (2009年7月21日). 2009年7月22日閲覧。
  9. ↑ “解析サーバーの不具合について(2009/07/21)”. お知らせ. AccessAnalyzer.com (2009年7月21日). 2009年7月22日閲覧。
  10. ↑ 「GMOデジロック 株式会社 業界屈指のドメイン登録数。低単価・高機能サービスで情報発信をサポート」『転職サイトGreen』

外部リンク