4K 8Kテレビ放送
日本の主な4K・8K放送
NHK放送技術研究所による8K衛星放送の公開実験(2015年)
日本国内で実施されている4K・8K放送と今後予定されている4K・8K放送。
4K放送
4K UHDTV(2160p、3840×2160)は2Kの4倍(横2倍×縦2倍)である。
- BS
- 右旋
- 左旋
- なし
- CS 左旋
- なし
- ケーブルテレビ
過去
- BS
- 右旋
- NHK BS4K[1]◇(2023年11月30日終了 同リモコンキーIDでNHK BSプレミアム4Kに再編)
- 左旋
- WOWOW 4K[9]☆(2025年2月28日終了)
- ザ・シネマ 4K[10]☆(2021年4月30日終了 一部のケーブルテレビでの放送も2023年3月31日終了)
- CS 左旋(全て☆)
- J SPORTS 1〜4(4K)(821〜824)(2024年3月31日終了)
- 日本映画+時代劇 4K(880)(2024年3月31日終了 一部のケーブルテレビでは放送を継続中)
- スターチャンネル 4K(881)(2024年3月31日終了)
- スカチャン1・2 4K(882・883)(2024年3月31日終了)
- スカパー!プレミアムサービス
- Channel 4K(502)(2016年3月31日終了 4K試験放送)
- スカパー!4K(595〜597)(2018年11月25日終了)
- ショップチャンネル 4K(597)(2020年3月31日終了 BSでは放送を継続)
- 4K QVC(598)(2020年3月31日終了 BSでは放送を継続)
- スカチャン1 4K(596)(2024年3月31日終了)
歴史
- 2014年
- 2015年
- 3月1日 スカパー!プレミアムサービスでスカパー!4K総合(Ch.596)・スカパー!4K映画(Ch.595)が放送開始。
- 11月30日 ひかりTVで4K IPが放送開始(ひかりTVチャンネル4K)。
- 12月1日 ケーブルテレビ向けのケーブル4Kが放送開始。
- 2016年
- 3月31日 4K試験放送のChannel 4Kが放送終了。
- 5月1日 スカパー!プレミアムサービスでスカパー!4K体験(Ch.597)が放送開始。
- 8月1日 BS放送でNHKによる4K試験放送開始(地デジ難視対策衛星放送終了後の空き周波数帯域、BS-17chを使用)。
- 12月1日 NHKと同じBS-17chでA-PAB(旧:NexTV-F)が4K試験放送開始。
- 2017年1月11日 総務省が2018年に開始予定の4K/8K実用放送の参入事業者を決定。
- 2018年
- 6月6日 東芝映像ソリューション(現:TVS REGZA)がISDBの4Kチューナ内蔵テレビを販売開始、他のメーカーも冬までに内蔵テレビ、外付けチューナを販売する。
- 7月23日 BS放送でNHKによる4K試験放送が終了。
- 11月25日 スカパー!プレミアムサービスのスカパー!4Kが放送終了。
- 12月1日 右旋BS放送(BS朝日 4K[5]、BS-TBS 4K[6]、BSテレ東 4K[7]、BSフジ 4K[8]、NHK BS4K[1])および左旋BS放送(ショップチャンネル 4K[11]、4K QVC[12]、ザ・シネマ 4K[10])と110度CS左旋(J SPORTS 1〜4(4K)、日本映画+時代劇 4K、スターチャンネル 4K、スカチャン1・2 4K)で4K実用放送開始。NHK BS4Kは毎日6時から翌0時までの間、4K放送を実施する。この時点で[4]と[9]も予約される。同日、スカパー!プレミアムサービスでも3チャンネル(スカチャン1 4K、ショップチャンネル 4K、4K QVC)の4K放送を開始。
- 2019年9月1日 右旋BS放送にてBS日テレ 4K[4]が4K実用放送開始。
- 2020年3月31日 スカパー!プレミアムサービスのショップチャンネル 4K(Ch.597)と4K QVC(Ch.598)が放送終了。
- 2021年
- 3月1日 左旋BS放送にてWOWOW 4K[9]が4K実用放送開始。
- 4月30日 左旋BS放送でのザ・シネマ 4Kが放送終了。
- 2023年12月1日 NHK BS4KがNHK BSプレミアム4Kに再編され、24時間放送を開始。ケーブル4Kがsatonoka 4Kにリニューアル。
- 2024年3月31日 左旋110度CS放送(J SPORTS 1〜4(4K)、日本映画+時代劇 4K、スターチャンネル 4K、スカチャン1・2 4K)とスカパー!プレミアムサービスの4K放送(スカチャン1 4K)が終了。
- 2025年
- 2月28日 左旋BS放送でのWOWOW 4Kが放送終了。
- 3月31日 左旋BS放送でのショップチャンネル 4K、4K QVCの放送を終了。
- 4月1日 右旋BS放送でのショップチャンネル 4K、4K QVCの放送を開始。
- 2026年10月1日 BS民放5局制作の4Kコンテンツを「WOWOWオンデマンド」にて無料配信サービスを開始。
- 2027年1月23日 BSテレ東 4K、BS日テレ 4K、BS-TBS 4K、BSフジ 4K、BS朝日 4Kが放送終了予定。
8K放送
8K UHDTV(4320p、7680×4320)は2Kの16倍(縦横各4倍)である。スーパーハイビジョンでは60Hzに加え、120Hzのフレームレートを目標にしている。
- BS 左旋
歴史
- 2016年8月1日 BS放送でNHKによる8K試験放送開始(地デジ難視対策衛星放送終了後の空き周波数帯域、BS-17chを使用)。
- 2017年12月1日 シャープが世界初の家庭用8Kテレビ(LC-70X500)を発売。
- 2018年
- 7月23日 BS放送でNHKによる8K試験放送が終了。
- 12月1日 左旋BS放送にてNHK BS8K[2]が8K実用放送開始。毎日10時から22時10分までの間、8K放送を実施する。
問題点
- 地上波デジタル放送でHDTVへの移行が完了したのち、更に4K対応設備への投資が必要となった上、地上波における4K放送は未定のままコストを計上したため(4Kネイティブでの放送如何にかかわらず、製作段階は4K以上に移行)、放送局からは懐疑的な声があった。また、NHKでは連続テレビ小説が4K制作への移行をきっかけに、1週間あたりの放送日数が6日から5日に削減されるなど、4K以上に移行することによる費用などの増大に呼応する動きも見られた。
- NHKとキー局系BS局では、4K・8K放送の帯域を確保するために2K放送のスロット数が削減され、画質などへの影響が生まれた。
- NHKはBS4K/BS8Kの開局に伴いBSチャンネルが4波となったため、「経営の合理化のために2020年代に2Kで放送されているBS1とBSプレミアムのどちらかが減波される予定」とされ、2021年度から3カ年の経営計画案に、BSは2つ以下に集約する方針を盛り込んだ。実際に2024年6月30日には「BSプレミアム」を停波し、同年7月以後は「BS1」を下地とした「BS」と、「BSプレミアム」・「BS4K」を下地として統合する「BSプレミアム4K」の2つに再編した(BS8Kは継続)。しかし普及率は低く、2026年10月にはBS8Kの撤退を含めた衛星放送の再編計画が報じられた。
- 共同通信社は2025年9月に、在京キー局系BS5社が2027年度以降の免許更新をせず撤退する方針を独自取材で報じた。同記事中では、経費コストの問題から4Kネイティブでのコンテンツ放映が限られており、BS2K放送の4Kアップコンバート番組(サイマル放送)が編成の中心になってしまったことや、衛星使用料などでの累積赤字が5局の総計で300億円程度に膨らんでいることが挙げられたほか、2026年2月の日本経済新聞の報道においても、広告収入面が経営におけるネックとされた。
- 共同通信社の同記事中では、「免許の再認定を行わない代わりに、番組配信サービスであるTVer等の経由で4K配信を行うことも検討する」としていたが、2026年3月にはWOWOWの展開する配信サービス「WOWOWオンデマンド」上で、同年秋の開始を目処にBS民放5局の4Kコンテンツを無料配信することを正式発表し、3月下旬からは前述のように、4K放送終了について各局から正式発表が出されている。
- キー局系BS局の放送コンテンツに関しては、サービス開始当初より「BS2K放送のアップコンバート番組ばかりで、コンテンツ的にはほぼ変わらない」という批判があった。
- 8Kは日本においてNHKのみが推進・放送している状況で、受信機の販売も放送開始時点ではシャープのみが行っていた。ただし、海外ではすでにサムスン電子やLGエレクトロニクスなども生産しており、日本でもシャープに続きソニー(ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ)が生産を開始している。
- 受信側も対応するテレビやチューナーや左旋偏波対応のアンテナ(チャンネルによる)、分配器など新たな機材の購入や工事が必要となる。
- 特に在京キー局系の4Kチャンネルは、同じ番組を放送している2Kチャンネルと比べて映像が暗いことが指摘されている。
- 4K放送を録画したBDが無変換記録(DRモード)であっても、記録方式が「MMT TLV」・「MPEG-2 TS」とメーカーによって異なるため、他社の4K放送対応のBDレコーダーで再生できない場合がある。
- ケーブルテレビに於いては、一部の局で4K放送を受信することができるが、この場合でも4Kの本来の画質を視聴する場合は、4K対応のテレビ受像機が必要である(ただし全く受信できないというわけではなく、従来の2Kテレビでもダウンコンバートではあるが視聴できる。なおトランスモジュレーション方式を採用している局では4K対応テレビがあっても直接は受信できず、専用のセットトップボックスの設置が必要)。8Kは当面従来型のHFCケーブルテレビでは配信が行われていない(FTTH=光ファイバーを利用した局では一部対応している局がある)。なお、JCOMなどの4K対応セットトップボックスを介して録画する場合は2022年10月現在、DR(標準録画モード)のみに対応しており、市販のBDレコーダーへLANで介してダビングをすることもできない。ただし、BDレコーダーを内蔵したセットトップボックス(一部の対応局)であれば、ハードディスクドライブからのダビングという形で、ブルーレイディスクに録画することは可能である。
脚注
注釈
- ↑ 放送大学の地上波が完全停波したのは前日10月30日の正午。
- ↑ 試験電波初放射の日時は不明。
- ↑ 当初は「BSジャパン 4K」として開局予定だったが、2018年10月1日に2Kサービス名を「BSテレ東」に変更したため、4Kサービス名も変更。
- ↑ 当初は「映画エンタテインメントチャンネル」として開局予定だったが、ザ・シネマの4Kサービスに変更。法令上はその名称で認定されているのはこのため。
- ↑ ラグビーワールドカップ2019を4Kで中継する体制が整った影響で、当初の開始予定(同年12月1日)より3ヶ月前倒し。
- ↑ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初の開始予定(2020年12月1日)より3ヶ月延期。
- ↑ 翌5月1日には衛星基幹放送事業者の認定取り消し処分が執行。なおケーブルテレビ向けの配信は2023年3月31日まで継続。
- ↑ ケーブルテレビ向けの配信は継続。
- ↑ BS日テレは2019年9月1日放送開始。WOWOWは当初2020年12月1日の放送開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2021年3月1日に延期された。
- ↑ BS・CS2K放送全体でも、NHK BSプレミアム(21.5スロットから18スロットに削減。解像度は維持できたが伝送レートは落ちた)・BS11(開局当初からの18スロットのまま)・WOWOW3波(24×3→72スロットのまま)だけが1920×1080ピクセルの解像度で、それ以外はおしなべて地上波デジタル放送とほぼ同等の解像度である1440×1080ピクセル(トゥエルビ、放送大学、スカパー!、Dlife、FOXスポーツ&エンターテイメントは各局開局当初からこの解像度であった)。更にCS2Kの伝送レートは地上波デジタル放送も下回る。
- ↑ 当初は2024年3月末に完全停波する予定だったが、同年元日に発生した令和6年能登半島地震の影響で金沢放送局の難視聴対策サイマル放送が行われたため、同日まで延期された。
- ↑ 試験放送用も含む。
- ↑ 2018年10月時点で市販されている4K対応テレビの多くは、12月から開始の4K・8K放送のチューナーを搭載していない。