Parler
Parler (パーラー、、PAR -ler )は、2018年8月に開設された、非主流を自称するミニブログ 、およびソーシャル・ネットワーキング・サービス である。アメリカ合衆国のネバダ州ヘンダーソンに拠点を置く。
Parlerは、Twitter やFacebook などの主流のソーシャルネットワークに代わる、言論の自由と偏見のない選択肢として自らを売り出している。
2021年の米国議会議事堂の襲撃 の調整に使用されたという告発を受けた後、テック企業がサービスを拒否したり、アプリを上場廃止にしたりしている。 Apple とGoogle はParlerのモバイルアプリをそれぞれのアプリストアから削除し、Amazon Web Servicesがホスティングサービスを停止。その結果、Parlerは2021年1月10日に完全にオフラインになった。同年2月15日、サービス再開。
2022年10月17日、運営会社はラップ歌手のカニエ・ウェスト が本サービスを買収することで合意したと発表した。
方針
公式サイトに基づく情報によれば、運営方針について以下のように主張している。
時勢に流されたシャドウバン (shadow-banning)は行わない。
人種、性別、年齢、性的嗜好、宗教、政治、食の選択に関わらず、全てのユーザーは平等に扱われる。
あらゆる宗教の信者も、あるいは非信者も、市民的に語ることを歓迎される。
コンテンツに対してバイアスのかかった取捨選択を行う方針は、ユーザーの怒りを呼び起こし、コミュニティのガイドラインに影響を与えてしまう。中立な視点を持ち、あらゆる非暴力的な意見に耳を傾ける人々を支援する。
仕様と特徴
2020年11月29日時点
ユーザーの投稿が新着順に時系列で表示される。
投稿はテキスト、URL、静止画像、GIF画像に対応している。動画はURLリンクとして貼ることができる。
1つの投稿の文字数制限は1000文字。
投稿を削除することはできるが、投稿後に編集することはできない。
絵文字入力をサポートするボタンがある。
投稿に対してコメントを入力できる。
「Echo」で自身もしくは他ユーザーの投稿を引用再投稿できる。その際、自身のコメントをつけることもできる。
「Vote(投票)」機能があり、高評価もしくは低評価できる。低評価はコメントに対してのみ可能である。
それぞれの投稿の閲覧数が表示される。
本人認証機能があり、認証されたユーザーはユーザーアイコンの右下に赤バッジ(red badge)が表示される。
本人認証には運転免許証か旅券の提示が必要。ただし運転免許証はアメリカ合衆国のもの(en:Driver's licenses in the United States )にしか対応していない。
赤バッジ(red badge)はそのユーザーが実際の人物であり(つまり、BOTなどのプログラムではない)、固有のアカウントであることを示す。
言語設定を日本語にすると、項目や説明などにおいて一部に誤った翻訳が表示される。
アプリストアでの配信停止とホスティング停止
2021年 1月8日 、Google はGoogle Play からParlerの削除を行った。またApple はApp Store 上にあるParlerの公式アプリに対し、24時間の猶予を与え、問題のあるコンテンツを削除することを求め、削除しない場合は公式アプリをApp Storeから削除するとした。Googleは「暴動の扇動」が存在することを、Appleは2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件 に関連してこれらの措置を行ったとしている。
ParlerのCEO であるJohn Matzeはこの措置に対して「既に存在する暴力の扇動に対するParlerのルールが、Appleの基準を満たしていると考えている」と述べた。またParlerを不当に標的としている政治的なグループが存在するとし、「彼らは言論の自由 と彼らの反対派を押さえつけたいのだ。」と述べた。BBC に対しては「政治的動機のある企業や言論の自由を嫌う権威主義者に、屈することはない。」と述べた。
ロイター はこれらの報道の中で、保守的なSNSユーザーはTwitterやFacebookが政治的主張を取り締まることを理由とし、彼らがParlerの他にもGab やTelegram においてコミュニケーションをとっているとした。Parlerに資金を提供したことのあるロバート・マーサー は、GoogleやAppleの行為に対し、「ParlerがParlerのユーザーコンテンツに責任を持つ必要があるならば、AppleはiPhone で行われた全ての違法行為について責任を負わなければならない。」「Twitter、Facebook、そしてApple自身に適用されない規約がParlerに対して適用される。」と述べた。
また、Amazon は10日、Amazon Web Services からParlerを除外することを発表した。理由として暴力的なコンテンツが急増し、これらすべては違反に当たると判断したことがあげられている。この措置に対しParlerの創業者でCEO であるJohn Matzeは声明で「インターネットにおける、言論の自由の完全な排除の試みである」と批判した。また、Parlerがサービスを再建するまでの間、最大で1週間サービスが使用不可能になることも発表した。
1月18日、ParlerはロシアのDDoS-Guard とパートナーシップを締結し部分的に復活した。
2021年2月15日、Parlerはティーパーティー・パトリオッツ (英語版 ) のMark Meckleが暫定CEOに就任し、サイトの復活を発表した。新しいサーバー提供者はスカイシルク・クラウド・サービシーズ (英語版 ) である。
脚注
↑ Parker, Bryan C. (December 1, 2020). "I tried Parler, the social media app where hate speech thrives" . Houston Chronicle .
↑ "Parler: Where the Mainstream Mingles with the Extreme" . Anti-Defamation League . November 12, 2020
↑ Saul, Isaac (July 18, 2019). "This Twitter Alternative Was Supposed To Be Nicer, But Bigots Love It Already" . The Forward
↑ Staff, Reuters「アップルとアマゾン、右派の集まるSNS「パーラー」を削除 」『Reuters』2021年1月11日。2021年1月13日閲覧。
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