RADIO GA GA

「RADIO GA GA」
クイーン の シングル
初出アルバム『ザ・ワークス』
B面 アイ・ゴー・クレイジー
リリース
規格 7インチ、12インチ
録音 1983年8月 - 10月
ジャンル ポップ・ロック
スタジアム・ロック
シンセポップ
時間
レーベル EMI / キャピトル
東芝EMI (日本)
作詞・作曲 ロジャー・テイラー
プロデュース クイーン、ラインホルト・マック(英語版)
チャート最高順位
クイーン シングル 年表
バック・チャット
(1982)
RADIO GA GA
(1984)
ブレイク・フリー (自由への旅立ち)
(1984)
『ザ・ワークス』 収録曲
- RADIO GA GA
(1)
ティア・イット・アップ
(2)
ミュージックビデオ
「Radio Ga Ga」 - YouTube
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「RADIO GA GA」(レディオガ・ガ)は、イギリスのロック・バンドクイーンが1984年にシングルとして発表した楽曲。同年発売のアルバム『ザ・ワークス』に収録され、後にベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツII』や『クラシック・クイーン』にも収録された。

作詞作曲はロジャー・テイラー、プロデュースはクイーンとラインホルト・マック(英語版)。シングルはイギリスで2位、アメリカで16位、その他19カ国で第1位を獲得する世界的大ヒットとなり、テイラー初のヒット作となった。ただし、「ビルボード」誌の1984年年間トップ100ヒッツにはランクインできなかった。

解説

タイトルの由来は、テイラーの子がまだ赤ちゃん言葉の頃、ラジオを聴いていて「ラジオ、カカ」(Radio caca) と言ったことに発想を得たものだという。彼は後にこの「caca」を「恍惚として夢中になる」「盲目的に熱狂している」という意味の「ガガ」(ga ga) に改めて曲名とした。

この楽曲が発表された当時すでに「音楽はテレビやビデオで聴くもの」という価値観が浸透した頃であり、「ラジオは古いメディアとして廃れる」という意見も散見されていた。クイーン自体も「ボヘミアン・ラプソディ」をはじめとした前衛的なPVやメディア露出によってスターダムへと駆け上がった側であったが、そうした世相の中でラジオに対するノスタルジーや他のメディアとは異なる役割・魅力を謳う楽曲となっている。

一部の音楽評論家からはこの内容が「非常にファシズム的である」と批判されたが、その批判を押しのけるヒットチャートとなった。

アメリカの女性シンガーソングライターのレディー・ガガの名は、この曲が由来である。

また、『グランド・セフト・オートV』のBGMにこの曲が使われている。

ミュージック・ビデオ

楽曲のミュージック・ビデオは、デヴィッド・マレット監督の下で制作された。このビデオには、1927年のフリッツ・ラング監督の映画『メトロポリス』からの映像が使用されている。これは、この映画のリメイク版を製作する際、フレディがサウンドトラックに自身のソロ曲である「ラヴ・キルズ」を提供したため、無償で映像を提供されることになったためである。

ミュージック・ビデオの内容は、「空飛ぶ車でメトロポリスの世界に入っていく」というもの。撮影ではサビの部分ではファンクラブの500人をエキストラとして使用した。ビデオでの大勢でこぶしを突き上げ手を叩いてリズムに乗るシーンは、そのままコンサートにも活かされ、「ライブエイド」のハイライトにもなった。

MVではメトロポリスの映像から1920年から1940年頃の世界大戦期を想起させる内容、クイーンの過去作のMVが登場し、一つのストーリーのような構成が組まれている。また、前述のような手を叩くパフォーマンスのきっかけとなったこともあり、人気を博した。

ライブでの演奏

ライブでは、1984年の「ワークスツアー」から演奏し始めた。それ以降、クイーンのライブにおいて、欠かせない存在になっている。

1985年7月13日にウェンブリー・スタジアムで開催された「ライブエイド」では、1曲目の「ボヘミアン・ラプソディ」(ショート版)に続いて、2曲目に演奏された。この時のユニゾン部分での7万2000人もの観客によるクラップが話題を呼んだ。ちなみに、2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』においても、このライブ演奏が再現されている。

1992年4月20日にウェンブリー・スタジアムで開催された「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」では、ポール・ヤングが他のクイーンのメンバーと演奏した 。

2002年にバッキンガム宮殿の庭園で開催された「Party at the Palace」で演奏された際は、ロジャーがボーカル、フィル・コリンズがドラムスを担当した。

また、2005、2006年には、クイーン + ポール・ロジャースツアーで演奏された。2005年、2006年のツアーでは冒頭をテープにあわせてロジャーが歌い、途中でポールが歌い継ぐところでロジャーがドラムスに戻っていたが、2008年のヨーロッパツアーでは最初からロジャーはドラムスに徹し、すべてポール・ロジャーズが歌っている。エンディングのギターソロはブライアン・メイのスライドギター(ボトルネック奏法)が聞ける。

収録曲

7インチ盤

  1. RADIO GA GA - Radio Ga Ga (Taylor) 5:47
  2. アイ・ゴー・クレイジー - I Go Crazy (May) 3:42

12インチ盤

  1. RADIO GA GA (エクステンデッド・ヴァージョン) - Radio Ga Ga (Extended Version) (Taylor) 6:50
  2. RADIO GA GA (インストルメンタル) - Radio Ga Ga (Instrumental) (Taylor) 6:00
  3. アイ・ゴー・クレイジー - I Go Crazy (May) 3:42

演奏

クイーン

外部ミュージシャン

脚注

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注釈

  1. ↑ 日本で発売された当時のタイトルは「ラジオ GA GA」と表記されている。
  2. ↑ "caca"は幼児言葉や隠語で「うんち」を意味することもある。
  3. ↑ 音源はライブ当時のもので、サウンドトラック盤にも収録されている。

出典

  1. 1 2 “Queen – Radio Ga Ga – EMS-17425”. Discogs. 2019年3月5日閲覧。
  2. 1 2 Furniss, Matters (2012). Queen – Uncensored On the Record. Coda Books Ltd.. p. 71. ISBN 978-1-9085-3884-0
  3. ↑ Stereo Review. 49. CBS Publications. (1984). p. 76. "Radio Gaga (the single), a skillful merger of contemporary synth-pop and old-time Brill Building panache"
  4. 1 2 “Official Singles Chart Top 100”. Official Charts Company. 2019年1月2日閲覧。
  5. 1 2 “Queen - Awards”. AllMusic. All Media Network. 2019年1月2日閲覧。
  6. ↑ “Classic Queen by Queen”. MTV. Viacom. 2019年1月2日閲覧。
  7. ↑ Lazell, Barry (1989). Rock movers & shakers. Billboard Publications, Inc.. p. 404. ISBN 978-0-8230-7608-6
  8. ↑ “Queen Biography for 1984”. QueenZone.com. 2019年1月2日閲覧。
  9. ↑ Roger Taylor speaking in the documentary Queen – Days of Our Lives
  10. ↑ Martin, Gavin (2009年1月8日). “Lady GaGa the new Princess of Pop”. Daily Mirror. 2019年1月2日閲覧.
  11. ↑ Rose, Lisa (2010年1月21日). “Lady Gaga's outrageous persona born in Parsippany, New Jersey”. NJ.com. 2019年1月2日閲覧.
  12. ↑ About.com (2008年6月10日). “Lady Gaga Interview - Interview with Lady Gaga”. 2019年1月2日閲覧。
  13. ↑ “Queen Promo Videos”. Ultimatequeen.co.uk. 2019年1月2日閲覧。
  14. ↑ 『ジュエルズ』ブックレット
  15. ↑ Stanford, Peter (2011年11月24日). “Queen: their finest moment at Live Aid”. The Daily Telegraph. 2019年1月2日閲覧.
  16. ↑ “Queen live on tour: Festivals, parties, TV”. Queen Concerts. 2019年1月2日閲覧。
  17. ↑ “Queen win greatest live gig poll”. BBC News Online (2005年11月9日). 2019年1月2日閲覧。
  18. ↑ Ryan Minchin, dir. (2005年). “Queen Voted Best Gig-Live Aid”. YouTube. 2019年1月2日閲覧。
  19. ↑ “The Freddie Mercury Tribute Concert”. Ultimatequeen.co.uk. 2019年1月2日閲覧。
  20. ↑ “Queen Miscellaneous Live Song Lyrics”. Ultimatequeen.co.uk. 2019年1月2日閲覧。