stera transit(ステラ・トランジット)は、三井住友カードが決済認証SaaS型プラットフォームを提供するQUADRACと共同で日本国内で提供する、公共交通機関向け非接触型決済(タッチ決済)ソリューション。Visaを始めとする国際カードブランドのタッチ決済を交通機関で利用できるようにする決済プラットフォームである。
三井住友カードがVisaのタッチ決済普及を念頭に、同社がGMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した事業者向け非接触型決済プラットフォーム「stera」(ステラ)を公共交通機関向けにカスタマイズしたもので、2020年に茨城交通の高速バス「勝田・東海号」に導入されたのを皮切りに、全国の事業者が導入を進めている。
事業を共同展開するQUADRACは、ソニーで⾮接触ICカード・FeliCaを開発したメンバーが2009年に設立した決済ベンチャーで、同社の提供する公共交通機関向け決済サービス「Q-move」により改札・運賃箱での決済手続きを高速化させる一方、カード会社等へのオーソリとクリアリングを交通事業者毎に翌日早朝に一括して行うことで、利用シーンに合わせた柔軟な割引サービスが導入可能となっている。
ソリューションは三井住友カード・QUADRACとVisaの日本法人であるビザ・ワールドワイド・ジャパンを中心に、運行事業者・決済端末(自動改札機・運賃箱)の製造事業者と共同で提供される。2023年以降はVisa以外の国際カードへの対応を念頭にジェーシービー (JCB) がソリューションに参画している。
2026年3月には首都圏の11社局(後述)が相互利用を前提とした共同導入に踏み切るなど、急速に事業展開が広まっている。
利用方法は事業者毎に異なるが、多くの事業者では交通系ICカードと同様となっている。ただしクレジットカード決済のため、カード名義人以外が利用することができない他、「交通系ICカード(全国相互利用サービス対応のカード)では利用できない」旨のただし書きを行っている事業者もある。
交通機関での利用(乗降区間)履歴についてはQUADRACが提供する「Q-move」サイトで確認できる(要会員登録)。前述のとおり、クレジットカードのオーソリ処理を翌朝に一括して行うため、乗降の時点ではクレジットカードの利用残高及び「Q-move」サイトの利用履歴には反映されない。
2026年9月30日現在。地方別・五十音順。
事業者を示している場合でも、当該事業者の全ての路線で導入しているとは限らない。また、実証実験段階の事業者を含めているため、実証実験終了後に導入が見送られる可能性もある。