Dpkg

dpkg
作者 イアン・マードック
開発元 Debianプロジェクト
初版 1994年1月(32年前) (1994-01)
最新版
1.22.22 ウィキデータを編集 / 2026年3月6日
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語、C++、Perl
対応OS Unix系
対応言語 42言語
種別 パッケージ管理システム
ライセンス GNU General Public License
公式サイト wiki.debian.org/Teams/Dpkg
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dpkgは、自由なオペレーティングシステムDebianとその多数の派生OSのパッケージ管理システムの基盤となるソフトウェアである。dpkgは、.debパッケージのインストール、削除、および情報の提供に使用される。

dpkg (Debian Package) 自体は低水準のツールである。高水準のツールであるAPTは、リモートホストからパッケージを取得したり、依存関係の解決などの複雑なパッケージ関係を処理できるため、dpkgよりもよく使用される。aptitude(ncurses)やsynaptic(GTK)などのAPTのフロントエンドは、より使いやすいインターフェイスとして使用される。

Debianパッケージ「dpkg」は、dpkgプログラムのほか、dpkg-deb、dpkg-split、dpkg-query、dpkg-statoverride、dpkg-divert、dpkg-triggerなど、パッケージシステムの実行時に必要ないくつかのプログラムも提供している。また、update-alternativesやstart-stop-daemonのようなプログラムも含まれている。Debianパッケージ「dpkg-dev」には、以下で述べる多数のビルドツールが含まれている。

歴史

Linux用パッケージ管理システムの最初の試みは、ノースダコタ州ファーゴのロジャー・マリス・キャンサー・センターのグレッグ・ウェットスタインによるStopAlopの開発であるとされている。これがdpkg作成のインスピレーションとなった。dpkgは当初、1994年1月にイアン・マードックによってシェルスクリプトとして作成された。マット・ウェルシュ、カール・ストリーター、イアン・マードックはそれをPerlで書き直し、その後、主要部分は1994年にイアン・ジャクソンによってC言語で書き直された。dpkgという名前は元々「Debian package」を省略したものであったが、dpkgソフトウェアはdebパッケージフォーマットや、DebianでのDebianパッケージの動作を定義するDebianポリシーマニュアルとも密接に関わってきているため、その語句の意味は変化している。

具体例

.debパッケージをインストールするには以下のコマンドを実行する。

dpkg -i debFileName

ここで、debFileNameはパッケージの情報を含むファイルの名前であり、一般的に .debという拡張子を持っている。このコマンドはroot権限で実行する必要がある。

インストールされているパッケージのリストは以下のコマンドで得られる。

dpkg -l [optional pattern]

インストールされているパッケージを削除するためには以下のコマンドを実行する。

dpkg -r packageName

.debパッケージの各種情報(他パッケージとの依存関係・バージョン等)は以下のコマンドで見られる。

dpkg -I debFileName

.debパッケージからインストールされるファイルは以下のコマンドで確認できる。

dpkg -c debFileName

パッケージからインストールされたファイルは以下のコマンドで確認できる。

dpkg -L packageName

開発用ツール

dpkg-devには、パッケージをビルドする際に呼び出される以下のツールが含まれている。

関連プログラム

dselect

dpkgソースパッケージにはフロントエンドソフトウェアであるdselectも含まれている。

install-info

install-infoプログラムはかつてdpkgソフトウェアパッケージに含まれていたが、後にGNU Texinfoの一部として別途開発・配布されるようになったため削除された。

wpkg

wpkgは、Microsoft Windowsオペレーティングシステムで実行されるdpkgの類似プログラムとして作成された。.debファイル形式の互換性が保持されている。その後、APTスイートに似た機能や、改善されたリポジトリ管理、配布管理が含まれるように進化し、LinuxおよびUnix系システムに移植された。2024年3月現在、ソフトウェアの最新リリースは2015年である。

関連項目

脚注

  1. 1 2 “dpkg Shell implementation”. Dpkg Developers. 2017年8月30日閲覧。
  2. ↑ "Release 1.22.22"。
  3. ↑ “dpkg on git.dpkg.org”. Dpkg Developers (2018年7月15日). 2018年7月15日閲覧。
  4. ↑ “po/LINGUAS”. Dpkg Developers (2022年11月22日). 2025年3月11日閲覧。
  5. ↑ “dpkg package file list”. Debian project. 2015年3月9日閲覧。
  6. ↑ “Linux in the Trenches”. Linux Journal.
  7. ↑ The dpkg shell implementation
  8. ↑ “StopAlop 0.6 packaging/Installation facility available”. 2022年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月11日閲覧。
  9. ↑ “dpkg perl implementation”. git (Dpkg Developers). 2015年3月9日閲覧。
  10. ↑ “dpkg C implementation”. git (Dpkg Developers). 2015年3月9日閲覧。
  11. ↑ Akkerman, Wichert. “dpkg history”. 2015年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月29日閲覧。
  12. ↑ “dpkg-dev package file list”. Debian project. 2015年3月9日閲覧。
  13. ↑ Siever, Ellen (2005). Linux in a Nutshell. O'Reilly. p. 620. ISBN 9780596529499
  14. ↑ Jover, Guillem. “Removal of install-info from dpkg”. Debian project. 2015年3月9日閲覧。
  15. ↑ “GNU Texinfo project”. GNU project. 2015年3月9日閲覧。
  16. ↑ Fox, Richard (7 October 2014). “13.4.3: APT”. Linux with Operating System Concepts. Routledge. p. 544. ISBN 978-1482235890
  17. ↑ “A Unix Packager For MS-Windows Systems”. Alexis Wilke. 2018年11月5日閲覧。
  18. 1 2 “A Build System with wpkg”. Alexis Wilke (2013年11月6日). 2013年8月28日閲覧。
  19. ↑ “wpkg --repository ...”. Alexis Wilke (2012年12月5日). 2013年8月28日閲覧。

外部リンク