| 作者 | イアン・マードック |
|---|---|
| 開発元 | Debianプロジェクト |
| 初版 | 1994年1月 |
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| プログラミング 言語 | C言語、C++、Perl |
| 対応OS | Unix系 |
| 対応言語 | 42言語 |
| 種別 | パッケージ管理システム |
| ライセンス | GNU General Public License |
| 公式サイト |
wiki |
dpkgは、自由なオペレーティングシステムDebianとその多数の派生OSのパッケージ管理システムの基盤となるソフトウェアである。dpkgは、.debパッケージのインストール、削除、および情報の提供に使用される。
dpkg (Debian Package) 自体は低水準のツールである。高水準のツールであるAPTは、リモートホストからパッケージを取得したり、依存関係の解決などの複雑なパッケージ関係を処理できるため、dpkgよりもよく使用される。aptitude(ncurses)やsynaptic(GTK)などのAPTのフロントエンドは、より使いやすいインターフェイスとして使用される。
Debianパッケージ「dpkg」は、dpkgプログラムのほか、dpkg-deb、dpkg-split、dpkg-query、dpkg-statoverride、dpkg-divert、dpkg-triggerなど、パッケージシステムの実行時に必要ないくつかのプログラムも提供している。また、update-alternativesやstart-stop-daemonのようなプログラムも含まれている。Debianパッケージ「dpkg-dev」には、以下で述べる多数のビルドツールが含まれている。
Linux用パッケージ管理システムの最初の試みは、ノースダコタ州ファーゴのロジャー・マリス・キャンサー・センターのグレッグ・ウェットスタインによるStopAlopの開発であるとされている。これがdpkg作成のインスピレーションとなった。dpkgは当初、1994年1月にイアン・マードックによってシェルスクリプトとして作成された。マット・ウェルシュ、カール・ストリーター、イアン・マードックはそれをPerlで書き直し、その後、主要部分は1994年にイアン・ジャクソンによってC言語で書き直された。dpkgという名前は元々「Debian package」を省略したものであったが、dpkgソフトウェアはdebパッケージフォーマットや、DebianでのDebianパッケージの動作を定義するDebianポリシーマニュアルとも密接に関わってきているため、その語句の意味は変化している。
.debパッケージをインストールするには以下のコマンドを実行する。
dpkg -i debFileName
ここで、debFileNameはパッケージの情報を含むファイルの名前であり、一般的に .debという拡張子を持っている。このコマンドはroot権限で実行する必要がある。
インストールされているパッケージのリストは以下のコマンドで得られる。
dpkg -l [optional pattern]
インストールされているパッケージを削除するためには以下のコマンドを実行する。
dpkg -r packageName
.debパッケージの各種情報(他パッケージとの依存関係・バージョン等)は以下のコマンドで見られる。
dpkg -I debFileName
.debパッケージからインストールされるファイルは以下のコマンドで確認できる。
dpkg -c debFileName
パッケージからインストールされたファイルは以下のコマンドで確認できる。
dpkg -L packageName
dpkg-devには、パッケージをビルドする際に呼び出される以下のツールが含まれている。
dpkgソースパッケージにはフロントエンドソフトウェアであるdselectも含まれている。
install-infoプログラムはかつてdpkgソフトウェアパッケージに含まれていたが、後にGNU Texinfoの一部として別途開発・配布されるようになったため削除された。
wpkgは、Microsoft Windowsオペレーティングシステムで実行されるdpkgの類似プログラムとして作成された。.debファイル形式の互換性が保持されている。その後、APTスイートに似た機能や、改善されたリポジトリ管理、配布管理が含まれるように進化し、LinuxおよびUnix系システムに移植された。2024年3月現在、ソフトウェアの最新リリースは2015年である。