Hu-BASIC(ヒューベーシック)は、ハドソンが開発したシャープのパーソナルコンピュータ向けのBASIC言語。最初はMZ-80K向けに開発され、やがてシャープによりMZ-700、X1などで採用されたほか、韓国サムスンのSPCシリーズでも採用された。そのほか任天堂のファミリーコンピュータにもハドソンによりHu-BASICブランドのBASICが開発された。
名称はハドソンの社名(Hudson)に由来する。
MZシリーズが標準で採用したシャープ製のS-BASICは、PETに由来する命令セットであるため、大勢を占めたマイクロソフト系のBASICからの移植性は低かった。対してHu-BASICはMS-BASICと同じ命令体系を持ち、MS-BASICで作成されたソフトウェアをHu-BASICに移植することが容易であった。
当初はMZ-80K向けのインタープリタとして開発された。これはMZ-80Cなどいわゆる「MZ-80K系」の機種ならいずれも動く。MZ-80B系の機種用のものも開発・発売されている。のちにMZ-80K系の機種には、Hu-BASICのコンパイラも開発・発売されたが、コンパイラはバグを多く含んでいた。
MZ-80K系の機種であるMZ-700では、S-BASICと共にHu-BASICも標準添付された(後継機種のMZ-1500では別売)。MZ-80B系の機種であるMZ-2500用には発売されなかったが、標準添付されたBASIC-S25とBASIC-M25のうちBASIC-M25がHu-BASICに近い命令体系を持っていた。
後にシャープAV事業部から発売されたX1では標準プログラミング言語として提供された。X1ではS-BASICは無く、Hu-BASICだけが標準添付された。
ファミリーコンピュータ用のファミリーベーシックに採用された「NS-Hu BASIC」も同一のブランドで、一部同様の特徴があるが、機能的にはかなり異なる。

元々単体製品だったゆえに多くの機能を盛り込んだことで、BASIC本体が大きくなったため、ユーザーが利用可能なフリーエリアは他の環境よりも狭くなっている。64KiBの主記憶が実装されたX1用であっても、フリーエリアは20KiB程度である。その後X1turboになる際、ファイル管理ルーチン、グラフィック描画ルーチン、機械語モニタプログラム、日本語変換機能をシャドーROMに追い出しフリーエリアを増やしている(turbo BASIC)。X1F以降に標準添付されたV2.0では、NEW ON命令を使用することで、機能重複・低使用頻度の命令文やエラーメッセージなどを段階的に削除し、フリーエリアを増やせるようになっている(NEW BASIC)。
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