| 開発元 | コミュニティ(2021年10月20日までLightbendだった) |
|---|---|
| 初版 | 2007年 |
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| プログラミング 言語 | Scala |
| サポート状況 | 開発中 |
| 種別 | Webアプリケーションフレームワーク |
| ライセンス | Apache-2.0 |
| 公式サイト |
www |
Play Framework(プレイ・フレームワーク)は、ScalaとJava言語で書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークである。Model View Controller (MVC) アーキテクチャを採用しており、設定より規約やホットリローディング、エラーのブラウザ上への表示といった方針により、開発者の生産性を上げることを目的としている。
Scala言語のサポートはバージョン1.1より行われていたが、バージョン2.0ではフレームワークのコア自体がScalaにより書き直されている。ビルドとデプロイメントにもScalaベースのビルドツールであるsbtが使用されており、テンプレートエンジンも以前のGroovyの代わりにScalaが採用されている。
Play FrameworkはZenexity社のソフトウェア開発者であるGuillaume Bortにより作成された。しかしこの初期のリリースは外部には公開されておらず、インターネット上で確認できる最も古い情報は2007年5月のものである。2007年になり、プレリリースバージョンが初めてZenexity社のサイトにて公開された。
翌2008年5月になって、バージョン1.0の元となるコードがLaunchpadにて公開された 1.0が完全にリリースされるのは、2009年10月のことである。
その後LaunchpadからGitHubへの移行を経て、2010年11月にPlay 1.1がリリースされた。1.1ではコンポーネントがApache MINAからJBoss Nettyへと変更されており、またScala言語のサポートや、GlassFishコンテナへの対応、非同期Webサービスライブラリ、OAuth認証、HTTPSのサポートなどが行われた。
2011年4月にリリースされたPlay 1.2では、依存性管理ツールであるApache Ivyが組み込まれるとともに、WebSocketのサポートや、DBマイグレーションの統合(ただしリバージョンは未対応)、H2 Databaseへの変更などが行われた。
2011年後半にはPlay 2.0の開発に向けSadek Drobiが加わっている。2012年3月13日にリリースされた2.0では、Scalaの開発環境であるTypesafe Stackと結びついている。
2013年2月6日にリリースされたPlay 2.1では、Scalaが2.10へとアップデートされるとともに、モジュール化や新しいJSON API、フィルタ、それにRequireJSがサポートされた。
2013年9月20日にリリースされたPlay 2.2では、sbtが0.13にアップデートされるとともに、バッファリングやgzip圧縮、それにいくつかのプラットフォーム用のパッケージングタスク(OS X (DMG), Linux (RPM, deb), Windows (MSI) など)がサポートされた。
2021年10月20日、それまで中心的に開発していた Lightbend 社が Play Framework の開発から撤退すると発表した。
2023年10月25日、Play Framework 3.0.0がリリースされた。Play Frameworkは2.xまではLightbendが開発していたAkkaを使用していたが、Akkaが2022年9月よりオープンソースでは無くなったため、AkkaからフォークしたオープンソースのApache Pekkoに切り替わった。
Play Frameworkは、Ruby on RailsとDjangoから大きな影響を受けた、これらと似た同種のフレームワークである。PlayのWebアプリケーションはJava環境で動作するが、Java標準のWebアプリケーション仕様であるJakarta EEの中核機能は必要としない。PlayはJakarta EEの仕様に準拠しないが、その代わりにJakarta EE準拠のプラットフォームと比較してシンプルに開発を行うことができる。
Play Frameworkのアプリケーションは組み込みのNetty Webサーバーを使用して実行するよう設計されている。しかし、開発したアプリケーションをWARパッケージにまとめ、Jakarta EEのアプリケーションサーバで動作させることも可能である。
他のJavaフレームワークと比べると、以下のような特徴を持つ
Play 2.0はいくつかのJavaの一般的なライブラリを使用している。
Play Frameworkには以下のような機能が含まれている。
Play Frameworkのメーリングリストには9,000名を超える購読者が登録されている。Playは地方政府や企業のイントラネット、モバイル向けWebサイトやOSSといった幅広いプロジェクトで使用されている。
2013年10月現在、Play FrameworkはGitHubにおける最も人気のあるScalaプロジェクトとなっている。
また、いくつかの著名なWebサイトがPlay Frameworkを使用していることを明らかにしている。
2010年12月には、Play Frameworkを扱った初の電子書籍がリリースされた。この書籍は後に紙媒体でも刊行されている。2011年8月には2冊目の書籍も刊行されている。
2011年8月、クラウドコンピューティングプラットフォームのHerokuはPlayのアプリケーションをネイティブサポートすることを発表した。これはGoogle App EngineにおけるPlay 1.0(Play 2.xではない)のモジュールベースでのサポート、Amazon Web Servicesでのドキュメントによるサポートに続くものであった。
2013年7月には クラウドコンピューティングプラットフォームのJelasticも、Play 2を同環境で使用するためのチュートリアルを公開している。