PySide
PySideはPythonでGUIを構築するためのクロスプラットフォームなライブラリである。PySideはQtのPythonバインディングである。PySideはPythonに付属しているTkinter(GUIライブラリ)の代わりとして用いられる。このプロジェクトはBoostというC++のライブラリのPythonバインディングであるBoost.Pythonを用いて開発が始まった。後にはファイル容量とメモリ使用量を減らすためにShibokenというライブラリに切り替えられた。
PySideは2009年にQtの所有者であったNokiaからLGPLの下で公開された。NokiaはPyQtを開発していたRiverbank Computing社との合意形成に失敗し、代替ライセンスとしてLGPLを含むようにそのライセンスを変更した。
PySideはLinux/X11・Mac OS X・Windows・Maemo上で動作する。現在、PySideコミュニティがAndroid OSとSymbian OSのためのサポートを追加している。
Hello World
import sys
from PySide6.QtCore import Qt
from PySide6.QtWidgets import QApplication, QLabel
if __name__ == "__main__":
app = QApplication(sys.argv)
label = QLabel("Hello World", alignment=Qt.AlignCenter)
label.show()
sys.exit(app.exec_())