| Lunar IceCube | |
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Lunar IceCube探査機のレンダリング | |
| 所属 | モアヘッド州立大学/NASA |
| 主製造業者 | モアヘッド州立大学 |
| 国際標識番号 | 2022-156H |
| 状態 | 運用終了 |
| 目的 | 月の水の探索 |
| 観測対象 | 月 |
| 計画の期間 | 2年間(予定) |
| 打上げ機 | SLS Block 1 |
| 打上げ日時 | 2022年11月16日 |
| 物理的特長 | |
| 本体寸法 | 10×20×30 cm |
| 質量 | 14 kg |
| 発生電力 | 120W |
| 主な推進器 | ヨウ素イオンスラスタ BIT-3 |
| 姿勢制御方式 | 三軸安定制御 |
| 軌道要素 | |
| 周回対象 | 月 |
| 軌道 | 極軌道 |
| 近点高度 (hp) | 100km |
| 遠点高度 (ha) | 5000km |
| 観測装置 | |
| BIRCHES | 赤外線分光計 |
Lunar IceCubeは月の水氷の存在量と組成を特定・推定するために計画された超小型衛星。月面の水資源は将来の無人または有人探査で大きな利用価値が見込まれており、NASAの次世代宇宙探査技術パートナーシップ( NextSTEP )による官民共同事業の公募として選定されたモアヘッド州立大学の主導による探査機Lunar IceCubeは月面の水についてその詳細を調査するミッションとして計画されたが、打ち上げ後の通信トラブルにより月に向かうことなく計画は終了した。
Lunar IceCubeは6Uのキューブサット規格で制作され、搭載された新機軸のヨウ素推進剤イオンスラスタによって約3ヵ月かけて月の周回軌道へ到達する計画であった。投入が予定されたのは大きな軌道傾斜角で月を周回する長楕円軌道(近月点高度100km×遠月点高度5000km)で、赤外線分光計によって、水または水酸基のスペクトル吸収帯をカバーする1~4µmの波長を中心に高い分解能で観測することが目指された。
Lunar IceCubeは2022年11月16日に打ち上げられたSLSロケットの初飛行、アルテミスIに相乗りした。2022年11月18日、NASAのゴダード宇宙飛行センターはLunar IceCubeからの電波を受信したことを明らかにした。その後11月30日の段階では月周回軌道への投入に向け探査機との交信を繰り返し試みているとしていたが、その後Lunar IceCubeとの通信復旧が発表されることはなく、NASAは2024年12月に計画を終了した 。
Lunar IceCubeにはNASAのゴダード宇宙飛行センターが開発したBroadband InfraRed Compact High Resolution Exploration Spectrometer (BIRCHES)が搭載されている。BIRCHESは冥王星探査機ニュー・ホライズンズに搭載された揮発性物質探索用の分光計を小型化したものである。