POLYSICS

POLYSICS
ベルギー公演にて(2008年)
基本情報
別名 The Vocoders
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル ニュー・ウェイヴ、ロック、オルタナティヴ・ロック、インディー・ロック、エクスペリメンタル・ロック、ポストパンク、J-POP、ノイズロック、シンセパンク
活動期間 1997年 -
レーベル
公式サイト www.polysics.com
メンバー
旧メンバー
  • カワベ
  • カネコ(シンセサイザー)
  • サコ(シンセサイザー・ヴォコーダー・パン投げ)
  • スガイ(ドラムス)
  • カヨ(シンセサイザー・ボイス・ヴォコーダー・リコーダー)
  • ナカムラリョウ(ギター・ボイス・シンセサイザー)

POLYSICS(ポリシックス)は、日本のロックバンド。ディーヴォおよびニュー・ウェイヴに強い影響を受けたハヤシヒロユキを中心にして1997年に結成され、2000年にKi/oon Musicからメジャーデビュー。シンセサイザー・ボーカル担当のカヨが在籍していた2000年代は4人体制で活動し、カヨ卒業後は主にスリーピースバンドとして活動を継続している。

来歴

結成 - インディーズ

高校生時代にディーヴォのミュージックビデオやライブ映像を見たことをきっかけに欧米のニュー・ウェイヴから強い影響を受けたハヤシヒロユキが、ディーヴォの奇抜なルックスやコミカルなイメージ、音楽的アイデアをさらに発展させるようなバンドを結成することを決意。所属していたサッカー部を退部し、宅録やカヴァーバンドなどでの活動を経て、1997年3月に高校の同級生であるサコ、カワベとともにPOLYSICSを結成。なお、バンド名はハヤシが初めて購入したコルグのキーボード「Polysix」に由来している。

高校卒業前の3月4日に新宿JAMで初ライブを行う。結成当初はギター、ボーカル、ヴォコーダー、シンセサイザーに打ち込みのバックトラックを使用したテクノポップバンドとして活動を開始した。初ライブにはのちにドラマーとして加入するスガイが対バン相手として出演していた。高校卒業後にカワベが大学でほかにやりたいことが見つかったとの理由で脱退。

1998年3月に出演した新宿JAMでのライブからハヤシと高校の軽音部で同窓であったカヨがシンセサイザー担当として加入。なお、カヨは加入当時までシンセサイザーに触れたこともなく、ピアノを少し弾ける程度であり、ディーヴォの存在も知らない状態であった。6月にはドラマーのスガイが加入。この頃からディーヴォを模倣する形でオレンジ色のつなぎとバイザーを装着するようになり、「POLY-X」というコードネームを導入した。以降、都内のライブハウスを中心に活動し、サコ(POLY-2)による食パン投げなどのキワモノ的パフォーマンスをするバンドとしても知られるようになっていった。9月に発売された日本のニュー・ウェイヴバンド有志によるオムニバスアルバム『TOKYO NEWWAVE OF NEWWAVE '98』に参加。

下北沢CLUB QUEでのライブに出演した際にUKプロジェクトのスタッフからCDの制作を打診され、1999年に2月にUKプロジェクト傘下のレーベルDECKREC RECORDSと契約して1作目のミニアルバム『1stP』を発売。3月には初のワンマンライブを下北沢CLUB QUEで開催した。『1stP』が発売された頃からライブでの動員が急増し、4月にはラジオのレギュラー番組を担当。一方で「キワモノ系バンド」「おちゃらけたニュー・ウェイヴバンド」といった評価を受けることも多く、ハヤシは将来に向けてきちんとした演奏力を重視したことから、演奏力に難点があったサコに対して脱退を勧告し、5月にサコが脱退。これを機にコードネーム「POLY-X」も廃止した。6月29日に出演した渋谷ON AIR EASTでのライブから54NUDE HONEYSの元メンバーであるフミがサポート・ベーシストとして参加。夏には苗場スキー場で開催されたフジロックフェスティバルの3日目(8月1日、WHITE STAGE)に出演し、10月にロック色を強めた2作目のアルバム『A・D・S・R・M!』を発売。その後、初の全国ツアーを行った。

メジャーデビュー - スガイの脱退

2000年4月19日に2枚のシングル『XCT』『each life each end』でキューンミュージックからメジャーデビュー。3月にはアメリカ・テキサス州オースティンで開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)に出演し、以降アメリカツアーを行う。アメリカツアー中にハヤシはロサンゼルスにあるディーヴォのスタジオを訪れ、POLYSICSのCDを渡すなどのコミュニケーションを取った。9月にはメジャー1作目のアルバム『NEU』を発売し、日本全国ツアーを開始した。

2001年3月にSonyMusicが発売した日本の注目すべきミュージシャンをアメリカ向けにまとめたコンピレーション・アルバム『Japan for Sale』に「XCT」が収録されたことで日本国外からの注目も集めるようになり、4月にシングル『NEW WAVE JACKET』、6月にメジャー2作目のアルバム『ENO』を発売。このアルバムの制作からフミが正式メンバーとして加入。また、同じく6月にアメリカのインディーズレーベル「Asian Man Records」からコンピレーション・アルバム『HEY! BOB! MY FRIEND』を発売し、アメリカ・デビュー。

日本国内では『NEW WAVE JACKET』発売に伴うツアー「NEW WAVE JACKET TOUR」を行い、ロック・フェスティバルにも出演した。初出演したROCK IN JAPAN FESTIVALでは、ハヤシが単独でDJとしても参加。また、POLYSICSなりのクラブイベントとして「CLUB EPOCH!」を開催した。

2002年にメジャー3作目のアルバム『FOR YOUNG ELECTRIC POP』を発売。この時期のPOLYSICSはライブの集客や作品の売り上げといった商業的な面で伸び悩み、バンドの方向性についてスタッフからの干渉を受けることとなる。

2003年5月にミニアルバム『カジャカジャグー』を発売。当時クラシック・ロックの影響を受けていたハヤシは、バンドの方向性として「ゼロ%から2000%ぐらいの振り切ったものを作んなきゃ」と志向していたが、スガイはよりメッセージ性のある歌詞やポップな歌メロの音楽を作っていくべきと考えていたことから衝突し、4月に開始したツアーの大阪公演を最後に方向性の違いを理由としてスガイが脱退。その後、活動休止中であったSNAIL RAMPのイシマルをサポート・ドラマーとして迎え、6月にBBC2のテレビ番組『Adam & Joe Go Tokyo』、8月にはSUMMER SONICに出演した。また、7月にはアメリカで『NEU』が発売され、これに伴う初の全米ツアーを行った。10月にメジャー4作目のアルバム『National P』を発売。

ヤノの加入

2004年2月に全米ツアーの模様を収めたDVD『PippikkippippiP In USA』を発売。5月には再録を含む初のベスト・アルバム『POLYSICS OR DIE!!!!』を発売し、東京・下北沢CLUB QUEで7日間連続、大阪で2日連続 でアルバム全楽曲を演奏するライブを行った。東京公演の最終日にドラマーのヤノが加入。7月26日にはイギリスで『POLYSICS OR DIE!!!!』が発売され、イギリスを中心とするヨーロッパ・ツアーを行った。8月にROCK IN JAPAN FESTIVALなどの夏フェスに出演し、9月からアメリカ・ツアーを行った。2004年は4か国で94本のライブを行った。また、同年7月2日にはカヨがEP『三つ編みヒロイン』で風待レコードから歌手としてソロデビューした。表題曲は松本隆・細野晴臣が手掛け、ハヤシもサウンド・プロデュースで全面協力した。

2005年4月にシングル『Baby BIAS』、8月にシングル『シーラカンス イズ アンドロイド』、10月にアルバム『Now is the time!』を発売。2005年は6か国で96本のライブを行い、スペインで開催されたプリマヴェーラ・サウンドへの出演や、イギリス、日本を巡る世界ツアー『POLYSICS WORLD TOUR OR DIE 2005!!!! 〜Now is the time!!!!!〜』を行った。

『Now is the time!』は2006年2月にアメリカ、4月にイギリスでそれぞれ発売され、3月にアメリカ、4月にイギリスでライブツアー行う。イギリスではカイザー・チーフスから招待を受け、カイザー・チーフスのアリーナツアーにフロントアクトとして同行した。なお、カイザー・チーフスのフロントマンであるリッキー・ウィルソンはPOLYSICSが2003年に出演した『Adam & Joe Go Tokyo』での「カジャカジャグー」の演奏に刺激を受け、POLYSICSに好意を寄せていた。5月にSHIBUYA-AXで日本凱旋公演を行い、6月にシングル『Electric Surfin' Go Go』、10月にシングル『You-You-You』を発売。

2007年1月にシングル『Catch On Everywhere』、2月にアルバム『KARATE HOUSE』を発売。この時期から楽曲制作のスタイルが変化し、ハヤシを中心にして制作するスタイルからメンバー全員でのセッションによって制作するスタイルが取り入れられた。3月4日には結成10周年記念ライブをSHIBUYA-AXで開催。4月からツアー『POLYSICS WORLD TOUR OR DIE 2007!!!!〜KARATE HOUSE!!!!』を行い、6月2日にツアーファイナル公演を日比谷野外音楽堂で行った。6月からイギリス・フランスツアーを行い、イギリスではワイヤレス・フェスティバルのメインステージに出演。また、6月にMyspaceが運営するレーベル「MySpace Records」と北米でのライセンス契約を結んだ。夏に出演したROCK IN JAPAN FESTIVALではマリンルックの衣装で出演した。9月にMySpace主催のイベント『第3回SECRET SHOWS JAPAN』に出演し、10月にコンピレーション・アルバム(ベスト・アルバム)『POLYSICS OR DIE!!!! -VISTA-』をMySpace Recordsから発売。同レーベル主催のアメリカツアー『MySpace Music Tour』を所属アーティストであるハローグッバイ、セイ・エニシングとともに周った。11月にシングル『Rocket』を発売。なお、表題曲はテレビアニメ『もやしもん』(フジテレビ系)のエンディングテーマに採用されている。年末には幕張メッセで開催されたCOUNTDOWN JAPANのEARTH STAGEに出演した。

2008年3月にシングル『Pretty Good』、4月にアルバム『We ate the machine』を発売。3月から世界ツアーを開始し、6月29日にSTUDIO COASTでツアーファイナル『POLYSICS WORLD TOUR OR DIE 2008!!!!〜ハミ出た!!キバキバ新木場・ジャパンツアーファイナル!!!!〜』を行った。夏にはSUMMER SONICなどの複数のロック・フェスティバルに出演し、8月にはSHIBUYA-AXでディーヴォとのツーマンライブを開催。なお、ディーヴォもSUMMER SONICに出演していた。『We ate the machine』は8月・9月に欧米でも発売され、9月から11月にかけて欧米でライブツアーを行った。10月29日にライブ・アルバム『We ate the show!!』を発売し、11月・12月にはSPARTA LOCALS、サンボマスターとの対バンツアー『ULTRA FIGHT OR DIE!!!!』を開催。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009でのライブ

2009年3月に両A面シングル『Shout Aloud!/Beat Flash』を発売し、4月にシングル購入者限定ライブを渋谷CLUB QUATTROで開催。6月にシングル『Young OH! OH!』 を発売し、7月にはMUSIC ON!TVが主催するライブイベント「GG09」およびフジロックフェスティバルに10年ぶりに出演。

カヨの卒業

2009年9月にアルバム『Absolute POLYSICS』を発売し、2010年3月に初の日本武道館公演を開催することを発表。12月には日本武道館公演をもってカヨが卒業することを発表。POLYSICSを卒業することについてカヨは、2006年頃から「POLYSICSのメンバーでない私は一体どんな私なんだろう。ミュージシャンでない私はどんな私なんだろう。個人としての私、一人の女性としての自分に会ってみたい気持ちが日に日に大きくなっていきました」とする思いを持っていたことを明かした。また、POLYSICSも日本武道館公演後は「充電期間」として活動休止することを併せて発表した。

2010年1月に2作目のベスト・アルバム『BESTOISU!!!!』を発売。3月にデビュー10周年記念公演およびカヨの卒業ライブとなった日本武道館公演『BUDOKAN OR DIE!!!!』を開催し、約8000人が日本武道館に集まった。「BUGGIE TECHINICA」「PLUS CHICKER」「FOR YOUNG ELECTRIC POP」といった初期の楽曲から始まり、中盤で披露された「POLYSICS OR DIE!!!!」ではドラマーのヤノがステージ最前に登場し、観客を煽った。アンコールで披露された「AT-AT」ではカヨがショルダーキーボードを抱えてステージを左右に移動。2度目のアンコールではカヨのボーカルをフィーチャーした「NEW WAVE JACKET」「Baby BIAS」「Electric Surfin' Go Go」を披露。3度目のアンコールでハヤシはスタッフ、ファン、そしてカヨに感謝の言葉を告げ、ハヤシに促されてマイクに向かったカヨはヴォコーダーを通して「イママデ、アリガトウ。アイ・ラブ・ポリシックス」と語った。アンコール含め全42曲を披露し、ハヤシから花束を受け取ったカヨが場内に一礼して日本武道館公演が終了した。

活動休止期間中は公の活動こそなかったものの、1週間ほどの休息を取った後に3人はスタジオに入り、作曲や過去曲のリアレンジ、新衣装決めなどの活動を行っていた。

3人体制での活動 - 結成20周年

2010年6月28日に3人体制での活動再開を発表し、7月7日に武道館公演の模様を収めたDVD『BUDOKAN OR DIE!!!! 2010.3.14』を発売。8月にはROCK IN JAPAN FESTIVALに出演。活動再開後は主に灰色のツナギと銀色のバイザーを装着した。10月・11月にツアー「We are Back!! POLYSICS!!!」を開催し、12月にミニアルバム『eee-P!!!』を発売した。3人体制移行後のライブはカヨが担当していたシンセサイザーやボーカルをハヤシ・フミが担当し、楽曲制作も制作初期から3人で臨むようになった。ハヤシは「3人体制になった最初の時に、1人1人のパーソナルな部分をもっと出していきたいって言ったし。俺がリーダーで、フミ、ヤノといるんだけど、3人の顔がぎゅっと前にでるようなサウンドにしたいし、バンドにしたいんだよね」とのちに述懐している。

2011年3月4日にSHIBUYA-AXでライブ『コニチワ! New POLYSICS!!! 〜マッハ AX ギュンギュンギュン!!!〜』を開催し、Ustreamによるライブ生中継も実施した。3月9日にはアルバム『Oh!No!It's Heavy Polysick!!!』を発売。総ライブ数1000本が目前となったことからカウントダウン公演企画が10月から始動。

2012年2月29日に結成15周年を記念するアルバム『15th P』を発売。3月3日に通算1000本目を記念するライブ『MEMORIAL LIVE OR DIE!!! 〜祝!!! 1000本!!!渋谷AX 2days!!!!〜』をSHIBUYA-AXで開催し、4日には15周年初のライブ『MEMORIAL LIVE OR DIE!!! 〜祝!!! 15周年!!!渋谷AX 2days!!!!〜』を同会場で行った。8月にフミがリードボーカルを務めるシングル『Lucky Star』、11月にボコーダーボイスをフィーチャーしたシングル『Everybody Say No』を発売し、12月にアルバム『Weeeeeeeeee!!!』を発売。

2013年10月にミニアルバム『MEGA OVER DRIVE』、2014年1月にアルバム『ACTION!!!』を発売。

2015年3月25日にハヤシの食に関する偏愛をテーマにしたコンセプト・アルバム『HEN 愛 LET'S GO!』を発売。また、同日に発売されたゆるめるモ!のシングル『Hamidasumo!』の表題曲にハヤシが楽曲提供した。7月には円谷プロダクション全面協力のもと、ウルトラ怪獣への偏愛をテーマにしたコンセプト・アルバム『HEN 愛 LET'S GO! 2 〜ウルトラ怪獣総進撃〜』を発売。夏以降、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、AOMORI ROCK FESTIVAL、@JAM×ナタリー EXPOに出演し、@JAM×ナタリー EXPOではゆるめるモ!をゲストに迎えて「Baby BIAS」を披露した。9月10日・11日に渋谷CLUB QUATTROでライブ「ウルトラチャレンジ OR DIE!!! ~燃えろ! クアトロ地獄! 2日で100曲カブリ無し!!!~」を開催し、2日間で全100曲を披露した。12月にクラウドファンディングで参加者を募り、VRのミュージック・ビデオを作成するプロジェクトを開始。なお、フミはベーシストとして加山雄三率いる「THE King ALL STARS」にベーシストとして参加し、横浜開港祭等で演奏を披露した[いつ?]。

2016年3月2日にアルバム『What's This???』を発売。3月4日に結成19周年ライブ『20周年まであと1年!!!〜まだまだやるで無茶なこと!!! 1日100曲かましたる!!!〜』を大阪BIG CATで開催し、100曲の演奏を行った。5月・6月にツアー「TOUR 2016 ツアーでルンルン!!!」を開催した。

2017年2月22日に3作目のベスト・アルバム『Replay!』を発売し、3月4日に結成20周年記念ライブ『20周年 OR DIE!!! All Time POLYSICS!!!』を豊洲PITで開催。ライブは歴代の衣装とともに新旧幅広い楽曲を披露した。3月31日から3日間に渡って下北沢のカフェ・ライブスペース「風知空知」でバンド史を振り返るトークイベント「20周年特別企画 All Time POLYSICS!!! トークライブ OR DIE!!!」を開催。

ナカムラリョウの加入

2017年10月2日にthrowcurveの元メンバーであり、ギター、シンセサイザーなどを担当するナカムラリョウの加入を発表。約7年ぶりに4人編成となった。11月29日にナカムラ加入後初のアルバム『That's Fantastic!』を発売し、リリースツアー『POLYSICS結成20周年記念TOUR “That's Fantastic!”〜Hello! We are New POLYSICS!!!!〜』を開催した。

2019年2月3日、同メンバーでThe Vocoders(ザ・ヴォコーダーズ)としての活動を開始。これは前年10月にライブを行った際に披露した座りながら演奏する通常のPOLYSICSに比べて落ち着いた形態が原型であり、これが好評であったことから結成に至った。4月3日にはPOLYSICS・The Vocodersの両名義で配信シングル『Part of me』を同時発売した。以降、5作の配信シングルをすべて同日発売し、10月9日にPOLYSICSのアルバム『In The Sync』、The Vocodersのデビューアルバム『1st V』を同時発売した。

2019年12月、2020年2月から行われるツアーの最終公演(東京)となる3月14日をもってナカムラが脱退することが発表された。2020年2月からツアー『POLYSICS TOUR 2020 ~SynchroにCity~』を開始するが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で延期の発表を経て、4月3日にツアー中止を発表。その後、メンバー4人がそれぞれの自宅で演奏したものをハヤシが編集したライブ映像「Let’sダバダバ(おうちでダバダバ ver.)」を公開し、ナカムラの最後の参加作品とした。

ナカムラ脱退後

2021年1月10日にキュウソネコカミのヤマサキセイヤとのコラボレーション・シングル「走れ! with ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)」を発売。表題曲はアニメ『はたらく細胞BLACK』(TOKYO MX)のオープニング主題歌として書き下ろしたもの。4月から3人体制となって初のツアー「POLYSICS TOUR 2021 ~走れ!免疫細胞活性化!~」を東名阪で開催した。敬老の日である9月20日には2007年にカバーし、後に入手困難となっていた音源「コンピューターおばあちゃん」を配信で発売した。10月13日にライブ「TOISU感謝祭!!! 2021」を東京・下北沢Shangri-Laで開催。

2022年8月11日、新型コロナウイルス感染症の陽性判定によって出演を辞退したindigo la Endの代役としてROCK IN JAPAN FESTIVALに出演。2023年8月にRUSH BALLに出演。10月にはART-SCHOOLの木下理樹の生誕祭として開催された「KINOSHITA NIGHT 2023」にART-SCHOOL、syrup16gとともに出演。2025年1月に東京・下北沢SHELTERでVOLA & THE ORIENTAL MACHINEとのツーマンライブを9年ぶりに開催。

メンバー

※出典

名前担当誕生日加入時期
ハヤシヒロユキ
(POLY-1)
ギター
ボイス
シンセサイザー
プログラミング
8月8日 結成メンバー
フミ ベース
シンセサイザー
ボイス
4月25日 2001年
ヤノマサシ ドラムス
ボイス
6月6日 2004年

旧メンバー

名前担当楽器在籍期間
カワベ N/A 1997年
カネコ シンセサイザー 1997年
サコ
(POLY-2)
シンセサイザー
ヴォコーダー
パン投げ
1997年 - 1999年
スガイ
(POLY-4)
ドラムス 1998年6月 - 2003年
カヨ
(POLY-3)
シンセサイザー
ボーカル
ヴォコーダー
リコーダー
1998年3月 - 2010年3月14日
ナカムラリョウ ギター
シンセサイザー
ボイス
2017年10月2日 - 2020年4月3日

特徴

フロントマンのハヤシヒロユキ(2007年、パリ)

パンク・ロックの要素とファミコン風のサウンドエフェクトを融合させた爆発的なエネルギーの音楽性が特徴。全メンバーが主にオレンジ色や黄色のつなぎと横長のバイザーを着用し、つなぎには「P」の文字が入ったバッジを装着している。

カヨ在籍時はシンセサイザーやボコーダーを操るカヨのストイックで機械的なステージングと、激しく動き回るハヤシの熱狂的で奔放なパフォーマンスが組み合わさることで、奇妙なアンバランスさを持ちながらもエキサイティングなステージのダイナミズムが生まれていた。

歌詞についてハヤシは「別に(歌詞で)言いたいことない」「耳に入ってくる言葉が面白ければいい」「自然と生まれてきた言葉を発すれば、それでいいじゃん」と話しており、ハヤシ自身がリスナーとして音楽を聴く際に歌詞そのものに関心を持ったことがなかったと話している。特に『1st P』収録曲などの初期の楽曲には歌詞が存在せず、歌詞以上にシャウトやエフェクトによるサウンドの印象や、パフォーマンス上のジャンプやアクションのタイミングを重視していた。一方、2007年頃から外国人の観客も日本語の歌詞を覚えて歌っていたことに感化され、「伝わる言葉で面白い歌詞を書く方がいい」と考えるようになっている。

2001年頃から、ハヤシは「“乾杯!”に変わる新しい挨拶」として「トイス(TOISU!!!)」という掛け声を使用し始める。以降、「トイス」はファンとの間で共通の挨拶となっている。

音楽ジャンルとしては主にニュー・ウェイヴに分類され、その他ロック、オルタナティヴ・ロック、インディー・ロック、エクスペリメンタル・ロック、ポストパンク、J-POP、ノイズロック、シンセパンクなどにも分類されている。メンバー自身はニュー・ウェイヴであることにこだわりはなく、ハヤシはニュー・ウェイヴについて「もともと時代のカウンター・カルチャー」「今まで聴いたことのない新しい音楽を作り、聴いた人をドキドキワクワクさせる音楽」と認識し、そのような言葉の意味が持つ原点と同じ感覚ではあると語っている。

ディスコグラフィ

DECKREC Records(インディーズ)

発売日 形態 タイトル 規格品番
1999年2月25日 ミニアルバム 1st P DCRC-0001
1999年4月25日 シングル Plus Chicker EP DCRC-0002
1999年10月22日 スタジオ・アルバム A・D・S・R・M! DCRC-0005
1999年12月15日 シングル Modern DCRC-0006
2000年2月25日 ライブ・アルバム LIVE IN JAPAN/6-D DCRC-0012/3
2009年2月25日 コンピレーション・アルバム 1st P / A・D・S・R・M! DCRC-0062/3

Ki/oon Music(メジャー)

※最高位はオリコンチャートによるもの。

シングル

発売日 タイトル 規格品番 最高位
2000年4月19日 XCT KSC2-341(通常盤)
each life each end KSC2-345(通常盤)
2001年4月25日 NEW WAVE JACKET KSC2-380(通常盤)
2005年4月27日 Baby BIAS KSCL-776(通常盤)
2005年8月17日 シーラカンス イズ アンドロイド KSCL-877(通常盤)
2006年6月21日 Electric Surfin' Go Go KSCL-1014/5(初回生産限定盤) 46位
KSCL-1016(通常盤)
2006年10月25日 You-You-You KSCL-1045/6(初回生産限定盤) 45位
KSCL-1047(通常盤)
2007年1月31日 Catch on Everywhere KSCL-1091(通常盤) 45位
2007年11月21日 Rocket KSCL-1183(通常盤) 52位
2008年3月19日 Pretty Good KSCL-1223(通常盤) 65位
2009年3月11日 Shout Aloud!/Beat Flash KSCL-1358(通常盤) 44位
2009年6月17日 Young OH! OH! KSCL-1396/7(初回生産限定盤) 31位
KSCL-1398(通常盤)
2012年8月22日 Lucky Star KSCL-2097/8(初回生産限定盤) 46位
KSCL-2099(通常盤)
2012年10月24日 Everybody Say No KSCL-2135/6(初回生産限定盤) 49位
KSCL-2137(通常盤)
2021年2月24日 走れ! with ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ) KSCL-3288/9(初回生産限定盤) 64位
KSCL-3290(通常盤)

アルバム

発売日 形態 タイトル 規格品番 最高位
2000年9月20日 スタジオ・アルバム NEU KSC2-357(通常盤) 36位
2001年6月6日 ENO KSC2-389(通常盤)
2002年4月24日 ミニアルバム LO-BITS KSCL-453(通常盤)
2002年7月24日 スタジオ・アルバム FOR YOUNG ELECTRIC POP KSCL-460(通常盤)
2003年5月21日 ミニアルバム カジャカジャグー KSCL-547(通常盤)
2003年10月29日 スタジオ・アルバム National P KSCL-627(通常盤)
2004年5月19日 ベスト・アルバム POLYSICS OR DIE!!!! KSCL-686(通常盤)
2005年10月19日 スタジオ・アルバム Now is the time! KSCL-890(通常盤) 55位
2007年2月28日 KARATE HOUSE KSCL-1117(通常盤) 27位
2008年4月23日 We ate the machine KSCL-1240(通常盤) 26位
2008年10月29日 ライブ・アルバム We ate the show!! KSCL-1316(通常盤) 48位
2009年9月16日 スタジオ・アルバム Absolute POLYSICS KSCL-1456(通常盤) 21位
2010年1月13日 ベスト・アルバム BESTOISU!!!! KSCL-1536/7(初回生産限定盤) 26位
KSCL-1538(通常盤)
2010年12月8日 ミニアルバム eee-P!!! KSCL-1678/9(初回生産限定盤) 38位
KSCL-1680(通常盤)
2011年3月9日 スタジオ・アルバム Oh!No!It's Heavy Polysick!!! KSCL-1731/2(初回生産限定盤) 27位
KSCL-1733(通常盤)
2012年2月29日 15th P KSCL-2691/2(完全生産限定盤) 27位
KSCL-2693/4(初回生産限定盤)
KSCL-2695(通常盤)
2012年12月5日 Weeeeeeeeee!!! KSCL-2163/4(初回生産限定盤) 46位
KSCL-2165(通常盤)
2013年10月1日 ミニアルバム MEGA OVER DRIVE KSCL-2313(初回生産限定盤) 41位
KSCL-2314(通常盤)
2014年1月15日 スタジオ・アルバム ACTION!!! KSCL-2353(通常盤) 27位
2015年3月25日 ミニアルバム HEN 愛 LET'S GO! KSCL-2564(通常盤) 74位
2015年7月8日 HEN 愛 LET'S GO! 2 〜ウルトラ怪獣総進撃〜 KSCL-2584/5(初回生産限定盤) 39位
KSCL-2586(通常盤)
2016年3月2日 スタジオ・アルバム What's This??? KSCL-2691/2(完全生産限定盤) 48位
KSCL-2693/4(初回生産限定盤)
KSCL-2695(通常盤)
2017年2月22日 ベスト・アルバム Replay! KSCL-2864/5(初回生産限定盤) 62位
KSCL-2866(通常盤)
2017年11月29日 スタジオ・アルバム That's Fantastic! KSCL-3001/3(初回生産限定盤) 53位
KSCL-3004(通常盤)
2019年10月9日 In The Sync KSCL-3191/2(初回生産限定盤) 67位
KSCL-3193(通常盤)

日本国外でのリリース

ソロ

映像作品

参加作品

出演

テレビ番組

CM

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ なお、1996年に開催されたP-MODELの日比谷野外音楽堂でのライブの影響も受けている。
  2. ↑ 以後、3月4日をPOLYSICSの結成日として、毎年周年ライブなどを開催している。
  3. ↑ なお、同時期にハヤシが渋谷のクラブで知り合ったカネコが加入したが、方向性の違いが生じて11月にカネコが脱退している。
  4. ↑ 下北沢QUE、下北沢SHELTER、渋谷屋根裏、新宿JAM、LIQUIDROOM、代官山LOOP、池袋サイバーなど。
  5. ↑ 当初は袋に入った煎餅を投げていたが、「当たると痛い」という客からの苦情が殺到し、食パンに変更した。
  6. ↑ この頃から、歌詞に日本語が用いられるようになっていった。
  7. ↑ なお、SUMMER SONICにはDEVOも出演した。
  8. ↑ 公演名は『7DAYS TO DIE!!!! 〜ALL OF POLYSICS!!!! 〜そして伝説へ...〜』。
  9. ↑ 公演名は『2DAYS TO DIE!!!〜ALL OF POLYSICS!!!! OSAKA編 変則2DAYS!!!!』。
  10. ↑ なお、この契約は同年1月31日にロサンゼルスのライブに訪れたMySpace社長のトム・アンダーソン(Tom Anderson)が、POLYSICSに強い感銘を受けたことがきっかけとなっている。
  11. ↑ なお、選曲はトム・アンダーソンが行った。
  12. ↑ なお、ツアー中にはDEVOのメンバーであるジェラルド・V・キャセール(Gerald V Casale)、元メンバーのアラン・マイヤース(Alan Myers)がPOLYSICSのライブを観覧に来た。
  13. ↑ 欧米版は収録曲「Moog is Love」と「Pretty Good」の歌詞が英語となっている。
  14. ↑ 初回生産限定盤には「ポリシックス限定 ゴモラ クリアオレンジラメVER.」フィギュアが付属された。
  15. ↑ ただし、以前よりサポートとして参加していた。
  16. ↑ 1999年12月15日に限定追加プレスとしてリイシュー版が発売された[要出典]。
  17. ↑ 作詞、作曲の表記が誤植でHayashi Hiroshiとなっているものも存在している。

出典

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参考文献

関連項目

外部リンク