

CPUソケットは、大規模集積回路(LSI IC)パッケージ用のICソケットで、CPU用のものである。数十〜数千接点で、高い動作周波数でも動作する必要があるなどの特殊性はあるが、基本的にはCPU以外のLSI用のICソケットと何ら変わるものではない。しかし、CPUとマザーボード間のインタフェースとしての電気的・論理的仕様も含んで「Socket AM4」などといった名前で識別される場合もある。形状によっては(「Slot 1」など)「CPUスロット」などもある。CPU以外のプロセッサ(GPU)や、CPUであっても組み込み向けの比較的小規模な製品、2015年以降のノートパソコン向けの製品などは直接ハンダ付けで実装することがほとんどであり、ソケットは使われない。
2022年現在、ほとんどのデスクトップ向けパーソナルコンピュータのマザーボードは、CPUの選択にそれなりの自由度があることから、CPUソケットを使用している。
CPUとソケット間のインタフェースは、かつてはPin grid array (PGA) が採用されることが大半であった。この形式は、CPUパッケージ底面の短く硬いピンがソケットの穴に嵌る。さらに、Zero Insertion Force (ZIF) ソケットの場合はほとんど抵抗なくCPUを挿入することができる。確実に装着した後、レバーを倒してピンをしっかりと圧接・保持し、接点を確実に接触させる。
近年では、デスクトップ・サーバー向けのCPUはLand Grid Array (LGA) を、モバイル・組み込み向けのCPUはBall grid array (BGA) を、それぞれ採用する例が増えている。LGA形式では、ピンはソケットの側に存在する。ピンは、CPUパッケージ底面のパッド またはランドと接触する。
以下は、もっぱら既存の汎用のICソケットが使われるマイクロプロセッサである。ZIFソケットではないものが多く、引き抜く際に適切な工具が必要になる。
CPUソケットに関する、各種インタフェース仕様の一覧と解説である。
3桁の数字を含んでいる多くのソケット名は、CPUやソケットのピンの数を意味している。