QEMU

QEMU
開発元 Fabrice Bellard
最新版
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安定版
11.1.2 / 2026年9月29日 (26日前)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Linux、BSD、Microsoft Windows、macOSなど
プラットフォーム クロスプラットフォーム
サポート状況 開発中
種別 TYPEⅡハイパーバイザ、OS、仮想化、クラウド、サーバー仮想化
ライセンス GNU GPL version 2
公式サイト qemu.org
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QEMU(キューエミュ、キューエム)は、Fabrice Bellardが中心となって開発しているオープンソースのTYPEⅡハイパーバイザ(パーソナルコンピュータ用仮想マシン)である。

概要

QEMUは機械全体をエミュレーションするシステムエミュレーションと呼ばれる環境と、Linuxのユーザーランドをエミュレーションするユーザーエミュレーションと呼ばれる環境がある。

ユーザーエミュレーション環境は、非特権モードのエミュレーションおよび、Linuxのシステムコール命令をネイティブのシステムコールに変換する。この環境は、組み込み機器のクロスコンパイルや非x86環境でWineを動かすために使用可能である。

システムエミュレーション環境は主にWindowsやLinuxなどのオペレーティングシステム (OS) を動かすことを目的に利用されており、OSの動作確認用としてQEMUを同梱する事がある。携帯電話用プラットフォームAndroidのSDKにも利用されている。同様のプロジェクトにはBochsやPearPCなどがあるがQEMUの特徴として、中間コードを介して動的コンパイルを行うことにより、x86、PowerPC、SPARC、ARMなど多くのホストCPUに対して多くのターゲットCPUを高速にエミュレーション可能である事が挙げられる。x86システムエミュレーション環境に於いてはBIOSの動作環境はBochsと互換である。

かつては、アクセラレータとして、kqemuが用意されていた。バージョン 0.11 で廃止になり、これはKVMになった。kqemuは、QEMUをより速く動作させるモジュールとして提供されていた。kqemuは、x86又はx64(64ビットCPU)をサポートしており、カーネルモードの仮想化モニタとして動作する。これを使用するときには、同様のソフトウエアであるVMware同様、ホストCPUの実行できないコードをターゲットに於いて実行することは出来ない。Linux 2.4及び2.6上にて提供されている。FreeBSD並びにWindows NT/2000/2003/XPにおいては、実験的な提供がなされている。この部分はHALを使って書かれたバイナリオブジェクトとサポートされているプラットフォーム用のHALのソースとして提供されており、商業的な配布には制限がある。

QEMUはCPUだけではなく、各種の周辺ハードウェアもエミュレートしている。以下にQEMUが実装しているPC(PC/AT互換機)ハードウェアを示す。

また、QEMUは-sオプションを指定すればtunデバイスを介してホスト上のGDBと接続、仮想マシンの動作状況を監視できるなど、インサーキット・エミュレータ (ICE) のような使い方も可能である。そのほかに、QEMUは、VNCやSPICEサーバの機能が組み込まれており、この機能により、リモートマシンの制御が可能である。

対応する仮想化支援機能が少なく、VMware、VirtualBoxよりも低速とされる。

macOS向けには、UTM Virtual MachinesというGPU仮想化支援機能までも備えた高速な実装がある。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ↑ “[ANNOUNCE QEMU 11.1.2 Stable released]” (2026年9月29日). 2026年10月4日閲覧。
  2. ↑ “QEMU - OSDN OSS Directory Wiki”. OSDN. 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  3. ↑ “QEMU/KVM SEECK.JP サポート”. seeck.jp. 2023年5月8日閲覧。
  4. ↑ “QEMU OSS用語集”. Weblio. 2023年5月8日閲覧。
  5. ↑ “QEMU【キューエミュ】 Mac OS X Glossary”. Mac OS X Glossary. 2023年5月8日閲覧。
  6. ↑ “QEMU脆弱性を利用したVMエスケープ攻撃の検証のまとめ”. ITmedia. 2023年5月8日閲覧。
  7. ↑ “VENOM QEMUの脆弱性(CVE-2015-3456)について”. Trend Micro. 2023年5月8日閲覧。
  8. ↑ osy. “UTM” (英語). UTM. 2022年8月19日閲覧。

関連項目

外部リンク