AMATEUR ACADEMY

『AMATEUR ACADEMY』
ムーンライダーズ の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル Dear Heart / RVC
プロデュース MOON RIDERS & SHIGEKI MIYATA
チャート最高順位
オリコン・アルバムチャート 19位
ムーンライダーズ アルバム 年表
AMATEUR ACADEMY
(1984年)
ANIMAL INDEX
(1985年)
『AMATEUR ACADEMY』収録のシングル
  1. 「M.I.J. / GYM」
    リリース: 1984年2月5日 (1984-02-05)
テンプレートを表示

『AMATEUR ACADEMY』(アマチュア・アカデミー)は、ムーンライダーズの9枚目のオリジナル・アルバム。1984年8月21日発売。LP:RAL-8817 CD:RACD-15

解説

1984年8月21日に発売されたムーンライダーズの9枚目のオリジナル・アルバム。RVC(Dear Heartレーベル)への移籍第一弾アルバムであり、大貫妙子や竹内まりやなどの制作でも知られるA&Rの宮田茂樹がプロデューサーとして起用された。デビュー以来セルフ・プロデュースを貫いてきたムーンライダーズの歴史において、唯一外部プロデューサーを全面的に迎えて制作された作品である。

コンセプト・楽曲タイトル

本作の最大の特徴として、全9曲のタイトル表記がすべて「Y.B.J.」「30」「G.o.a.P.」「M.I.J.」のように、英語の略記号や数字によって統一・記号化されている点が挙げられる。

また、歌詞中には狂言回し的・象徴的なキャラクターとして「ジャック(Jack)」という人物が度々登場する(1曲目「Y.B.J. (YOUNG BLOOD JACK)」や9曲目「BLDG (ジャックはビルを見つめて)」など)。この「ジャック」は、過去のアルバム『ヌーベル・バーグ』や『マニア・マニエラ』などの楽曲・世界観にも姿を見せており、バンドの作品史を通底する主要なモチーフとなっている。

サウンド・ゲスト・評価

宮田による洗練されたサウンド・プロダクションのもと、最先端のエレクトロニカ/テクノ・ポップ的手法と叙情的なアコースティック・サウンドが高次元で融合している。歌詞の面でも、初期のコンセプチュアルな物語性から、都市生活者の日常感、性愛(エロティシズム)、ユーモア、そして30代を迎えたメンバーらの等身大の視点へと昇華されている。

先行シングルとしてカットされた「M.I.J.」は資生堂のCMソングに起用され、当時ピチカート・ファイヴ加入前であった野宮真貴がゲスト・ヴォーカルとしてクールなラップを披露している。

発売から20周年にあたる2004年には未発表デモ等を追加した『20th Anniversary Edition』、40周年にあたる2024年には1984年当時のライヴ映像DVDを付属した『40周年記念盤』(P-VINE)がリリースされるなど、1980年代の日本のポップス/オルタナティヴ・ロックシーンにおける屈指の名盤として長年にわたり高く評価されている。

再発盤

最初期(1990年)のCD再発は、鈴木博文の個人レーベルである「メトロトロン・レコード」から行われた。(品番:compactron-7)ジャケットが別バージョンになっている。
2004年に、『AMATEUR ACADEMY 20th anniversary edition』が2枚組で発売され、LIVEバージョンなどが収録された。
2024年には、『アマチュア・アカデミー 40周年記念盤』がCDとDVDの2枚組で発売。CDには前回再発時のディスク2から4曲がボーナストラックとして収録され、DVDには発表当時の1984年に渋谷公会堂で行なわれたライブの映像が収録された。

収録曲

SIDE A

  1. Y.B.J. (YOUNG BLOOD JACK)
    作詞:鈴木博文、作曲:鈴木博文・鈴木慶一・岡田徹、編曲:岡田徹・ムーンライダーズ
  2. 30 (30 AGE)
    作詞・作曲:鈴木博文、編曲:白井良明・ムーンライダーズ
  3. G.o.a.P. (急いでピクニックへ行こう)
    作詞:鈴木慶一、作曲:岡田徹、編曲:岡田徹・ムーンライダーズ
  4. B TO F (森へ帰ろう〜絶頂のコツ)
    作詞:鈴木慶一、作曲:鈴木博文、編曲:鈴木博文・ムーンライダーズ
  5. S・E・X (個人調査)
    作詞・作曲:橿渕哲郎、編曲:白井良明・ムーンライダーズ

SIDE B

  1. M.I.J.
    作詞:Diane Silverthorn、作曲:岡田徹、編曲:岡田徹・ムーンライダーズ
  2. NO.OH
    作詞・作曲:白井良明、編曲:白井良明・ムーンライダーズ
  3. D/P (ダム/パール)
    作詞:橿渕哲郎、作曲:白井良明・鈴木博文、編曲:白井良明・ムーンライダーズ
  4. BLDG (ジャックはビルを見つめて)
    作詞・作曲・編曲:鈴木慶一
  5. B.B.L.B. (ベイビー・ボーイ、レディ・ボーイ)
    作詞:鈴木慶一、作曲:鈴木慶一・岡田徹、編曲:岡田徹・鈴木慶一・ムーンライダーズ

AMATEUR ACADEMY 20th anniversary edition

Disc 2

  1. Star Struck (BLDG English Ver.)
  2. G.o.a.P. (Live Ver.)
  3. S・E・X (Live Ver.)
  4. NO.OH (Live Ver.)
  5. M.I.J. (Single Ver.)
  6. GYM
  7. Happy Birthday (Demo Ver.)

アマチュア・アカデミー 40周年記念盤

Disc 1(CD)

  1. Y.B.J. (YOUNG BLOOD JACK)
  2. 30 (30 AGE)
  3. G.o.a.P. (急いでピクニックへ行こう)
  4. B TO F (森へ帰ろう〜絶頂のコツ)
  5. S・E・X (個人調査)
  6. M.I.J.
  7. NO.OH
  8. D/P (ダム/パール)
  9. BLDG (ジャックはビルを見つめて)
  10. B.B.L.B. (ベイビー・ボーイ、レディ・ボーイ)
  11. Star Struck (BLDG English Ver.)
  12. M.I.J. (Single Ver.)
  13. GYM
  14. Happy Birthday (Demo Ver.)

Disc 2(DVD)

  1. Y.B.J. (YOUNG BLOOD JACK)
  2. M.I.J.
  3. G.o.a.P. (急いでピクニックへ行こう)
  4. NO.OH

脚注

  1. 1 2 3 4 5 “moonridersの多面体と多様性、鈴木慶一の自薦曲で1984年から1996年を辿る”. Rolling Stone Japan (2022年6月21日). 2026年9月1日閲覧。
  2. 1 2 3 “ムーンライダーズ『アマチュア・アカデミー 40周年記念盤』11月20日発売”. TOWER RECORDS ONLINE (2024年10月31日). 2026年9月1日閲覧。
  3. ↑ “ムーンライダーズ 1984年リリースのアルバム『アマチュア・アカデミー』40周年記念盤リリース決定”. indiegrab (2024年10月25日). 2026年9月1日閲覧。
  4. 1 2 “ムーンライダーズ、『アマチュア・アカデミー』40周年記念盤発売”. OTOTOY (2024年10月25日). 2026年9月1日閲覧。
  5. 1 2 3 “ムーンライダーズ / アマチュア・アカデミー”. CDJournal. 2026年9月1日閲覧。

外部リンク

Moonriders Web Server (Official Fan Site)
その他