| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 初版 | 2019年10月7日 |
| 対応OS | macOS Catalina 10.15以降 |
| 種別 | API |
| 公式サイト |
developer |
Mac Catalystとは、macOS向けアプリの開発用フレームワークであり、アプリの実行環境である。
アプリ開発者は、Mac Catalystを利用することでiPad向けアプリをmacOSでも実行できるよう開発することができる。従来、macOS向けアプリとiOS/iPadOS向けアプリは明確にXcodeプロジェクトを分けて開発する必要があり、コードやリソースを共有することは開発者が注意深く行う必要があった。しかしmacOS Catalina以降に搭載されたMac Catalystの機能を利用することで、アプリ開発のビルドターゲットとしてmacOSを選択し、簡単に開発・移植ができるようになった。
Mac CatalystはiOS/iPadOSの実行環境を模して動作するため、macOSのバージョン毎に下記のようなiOS/iPadOSバージョンの違いがある。例えばmacOS Catalina上ではiOS/iPadOS 13以降をターゲットとして開発されたアプリは動作するが、iOS/iPadOS 14以降をターゲットに開発されたアプリは動作しない。
| 最小展開ターゲットバージョン | 動作するmacOSバージョン |
|---|---|
| iOS/iPadOS 13 |
Catalina 10.15以降 |
| iOS/iPadOS 14 |
Big Sur 11以降 |
| iOS/iPadOS 15 |
Monterey 12以降 |
Xcodeのプロジェクト内で展開対象のプラットフォームにMac Catalystを追加すると、Xcodeはプロジェクトに次の変更を加える。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2019年 |
AppleはWWDC 2019でProject Catalystを発表し、iPad向けアプリをMacで動作させる仕組みを提供予定であると明かした。Appleは同プロジェクトの成果を利用してNews、Homeや株価といったiOSアプリを移植し、macOS Catalinaとともにリリースした。またその後TwitterやGameloftなどのサードパーティもMac Catalystを利用してmacOS向けアプリをリリースした。 |
| 2020年 |
macOS Big Surのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 14向けアプリの実行が可能になった。アプリのユーザーインターフェイスをMac用に最適化するかどうかのオプションや、iOS/iPadOS 14の新しい機能を利用できるようになった。 |
| 2021年 |
macOS Montereyのリリースに含まれたMac Catalystでは、iOS/iPadOS 15向けアプリの実行が可能になった。macOSネイティブアプリと同じフルスクリーン機能を利用できるようになったほか、iOS/iPadOS 15の新しい機能を利用できるようになった。 |