| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 初版 | 2014年6月 |
| 最新版 |
4
/ 2025年6月 |
| プログラミング 言語 | シェーディング言語: C++14, ランタイム/API: Objective-C |
| 対応OS | macOS, iOS, iPadOS, visionOS, tvOS |
| 種別 | 3Dグラフィックス・演算用API |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト |
developer |
Metal(メタル)はAppleのオペレーティングシステム上でサポートされる、オーバーヘッドの小さいローレベル(low level)なコンピュータグラフィックスAPIである。Metalでは、OpenGLとOpenCLに似た機能を一つのAPIに統合している。Metalはクロノス・グループによるVulkanや、マイクロソフトによるWindows向けのDirect3D 12といった、他のプラットフォームにおける類似のAPIによるパフォーマンス上の利点をmacOS/iPadOS/iOS/visionOSにもたらしている。
MetalはC++11をベースとした新しいシェーディング言語、Metal Shading Language(MSL)を利用する。これはClangとLLVMによって実装されている。Metalはコンピュートシェーダーを導入することでGPGPUプログラミングのしやすさも向上している。
macOS Ventura, iOS/iPadOS 16のMetal 3では、MetalFX Upscalingという超解像度技術を実装している。
macOS Sonomaでは、Xcode 15向けThe Game Porting ToolkitのMetal shader converterで、Windows向けゲームを移植する際、DirectX 12からMetal 3へ変換できる。
2023年現在、Metal 3での動作条件は、Apple A13 Bionic以上を搭載したiPhone 11/SE (第2世代)以降とiPad (第9世代)以降、AppleシリコンまたはIntel UHD Graphics 630以降のGPUを搭載したMacが必須となっている。対応OSは、macOS Ventura, iOS 16, iPadOS 16以降である。
初期のMetalはApple A7以降を搭載したiOS機器、およびOS X El Capitan以降が動作する一部のMacコンピュータで利用可能であった。OS X El Capitanに対応しているMacであっても、Metalに対応しているとは限らない。
2017年10月時点でのMetal及びMetal2対応Macコンピュータは以下の通り。
MetalはWWDC 2014にて発表され、iOS 8で初めて導入された。
macOSでのMetalのサポート(Metal for Mac)はWWDC 2015において発表された。
Metalの登場以前は、macOSにはOpenGLが、そしてiOSにはOpenGL ESがそれぞれ提供されていたが、いずれも高度にハードウェアが抽象化されていることから性能上のオーバーヘッドが大きい。Metalは以下のような理由から、OpenGLよりも優れたパフォーマンスを期待できる。
これらのうちいくつかは、GPUでコマンドを実行するために必要になるCPUのタスクを低減する。そのため、他の仕事のためにCPUを使えるようになり、全般的なパフォーマンスの向上につながる。