Vine Linux

Vine Linux
Vine Linux 6.1 のデスクトップ画面
開発者 Project Vine
OSの系統 Unix系,Linux,Red Hat Linux
開発状況 開発中(運営中)(VineSeedのみ)
ソースモデル オープンソース
最新安定版 6.5 / 2017年4月3日(9年前) (2017-04-03)
使用できる言語 2言語
言語の一覧
日本語・英語
アップデート方式 APT-RPM
パッケージ管理 rpm
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のUI GNOME
ライセンス Vine Linux General Public License 4.0
後続品 無し。実質的にはVineSeed に集約。
ウェブサイト vinelinux.org
サポート状況
サポート中
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Vine Linux(ヴァイン・リナックス)は、RPM系の日本国産Linuxディストリビューションである。1998年にPJEのメンバーを主体として開発が始まった。以前はRed Hat Linuxの派生であったが、バージョン3.0からはProject Vineのメンバーを中心に独自に開発が進められている。開発版の名称は VineSeed。各バージョンのコードネームはワインの名称から採られている。Linux Standard Baseには準拠していない。2021年5月4日、VineSeed以外の全てのリリースの終了が告知された。

特徴

1990年代後半、海外製のLinuxディストリビューションがまだ日本語に対応していなかった時代に登場したVine Linuxは、日本語に対応するLinuxディストリビューションの先駆けの一つである。2001年頃まで日本語環境を必要とするユーザに人気があった。しかし、Linuxが広まるにつれて、FedoraやUbuntuなどの初心者にやさしいディストリビューションが登場し、それらが人気になった。

開発はProject Vineを中心に行われており、皆が自分の欲しいOSを作っている。

他のメジャーなディストリビューションに比べセキュリティーの修正が遅い場合もある。

Emacs 、LaTeX の日本語環境などのデフォルト設定、プログラミング環境(GCC など)、JM Projectの日本語マニュアルの採用という特徴がある。また、Project Vineが開発しているVLゴシックフォントファミリが標準で採用されている。

サポート

セキュリティはVine Linux Security Watch Teamが対応しており、修正プログラムは原則として次のメジャーバージョンリリースから1年後まで提供される。

修正パッケージはソフトウェアのバージョンアップではなく不具合箇所の修正のみが基本方針となっている。セキュリティの修正のためにソフトウェアの挙動が変更される問題を防ぐためである。

マイナーバージョン同士では大きな変更がないため修正パッケージを共用できる可能性が高いが、バージョンアップが推奨されている。これは新しいマイナーバージョン環境で修正パッケージを作成しているためである。

バージョン6.xよりppc(PowerPC搭載のMacintosh)は対応アーキテクチャから外された。

VinePlus

VinePlusはVine Linux対応のRPMパッケージである。各RPMパッケージはProject Vineが管理するサーバで配布されているが、OSをアップグレードした場合に動作しなくなる可能性があるなど、自己責任で利用する必要がある。

過去にはVinePlusにあるRPMパッケージのインストールに必要なパッケージがサーバにないという事例も存在した。

バージョン3.0からVinePlusは細分化され、メンテナが不在で更新頻度が極度に低いパッケージはextrasやorphanedというリポジトリに分離された。これらはapt-getを使ってインストールすることもできるが、aptの設定ファイルを書き換える必要がある。

VinePlusは原則としてFHS 2.3には準拠しておらず、FSSTND1.2に準拠している。

特許内容を実装しているソフトウェアのように使用制限があるソフトウェアは利用者自身がインストールする必要がある。VinePlusはそれらRPMパッケージを作成するためのSRPMパッケージをnonfreeリポジトリに用意している。

主要なバージョンの一覧表

Vine Linuxの主要なバージョンにはコードネームがつけられており、VinePlusなどのパッケージやサポート期限もそれに応じて用意される。

Vine Linuxのリリース履歴
バージョンコードネームリリース日サポート期限
サポート終了:1.0Nahe1999年3月28日2000年1月11日(サポート終了)
サポート終了:1.1Rheingau1999年6月4日
サポート終了:2.0Sociando-Mallet2000年4月14日2003年4月7日(サポート終了)
サポート終了:2.1Cissac2000年11月4日
サポート終了:2.1.5Calon-Segur2001年3月24日
サポート終了:2.5Domaine de Chevalier2002年4月15日2006年2月28日(サポート終了)
サポート終了:2.6La Fleur de Bouard2002年10月25日
サポート終了:3.0Valandraud2004年8月2日2007年11月22日(サポート終了)
サポート終了:3.1Pichon Lalande2004年11月26日
サポート終了:3.2Ducru Baucaillou2005年9月18日
サポート終了:4.0 Latour2006年11月22日2010年8月23日(サポート終了)
サポート終了:4.1Cos d'Estournel2007年2月22日
サポート終了:4.2Lynch Bages2007年12月25日
サポート終了:5.0Lafite2009年8月24日2012年8月6日(サポート終了)
サポート終了:5.1Cheval Blanc2010年2月26日2012年8月6日(サポート終了)
サポート終了:5.2Palmer2010年11月30日
サポート終了:6.0Haut Brion2011年8月6日サポート終了
サポート終了:6.1Pape Clement2012年7月30日
サポート終了:6.2Haut Bailly2013年10月16日
サポート終了:6.3Malartic Lagraviere2015年2月26日
サポート終了:6.5Poupille2017年4月3日
凡例
サポート終了
サポート中
現行バージョン
最新プレビュー版
将来のリリース

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ ただし、名称になったのは2.0以降。1.0と1.1は産地から採られている。
  2. ↑ この方針はRed Hat Enterprise LinuxやDebianなどと同様。
  3. ↑ バージョン3.xの場合はバージョン3.2
  4. ↑ FFmpegやLAME、DVD-VideoのCSSを扱うlibdvdcssなど

出典

  1. 1 2 “Vine Linux News - VineSeed 以外の Vine Linux リリースを終了します”. vinelinux.org (2021年5月4日). 2021年5月4日閲覧。
  2. 1 2 Vine Linux 6.5 をリリース
  3. ↑ “Vine Linux @ DistroWatch”. DistroWatch.com (2011年10月27日). 2011年10月28日閲覧。
  4. ↑
  5. ↑ https://vinelinux.org/vineseed.html
  6. ↑ Vine Linux 3.0の特徴 (その1) (1/2)
  7. ↑ https://www.linuxfoundation.org/lsb-cert/productdir.php?by_prod
  8. ↑ 『Vine Linux 1.0』がリリース
  9. ↑ @IT:リアルタイムアンケート集計結果 使用ディストリビューションは?
  10. ↑ Mayank-Sharma (2007年1月16日). “Fedora、ライブCDをリリース”. OSDN Magazine. 2025年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月6日閲覧。
  11. ↑ Jeremy-LaCroix (2007年10月29日). “Ubuntu 7.10は秀逸なリリース”. OSDN Magazine. 2025年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月6日閲覧。
  12. ↑ Ubuntu Linuxが注目される理由
  13. ↑ Vineのメンバー一覧
  14. ↑ みんなが自分の欲しいOSを作っているんです - Project Vine 代表 鈴木大輔氏
  15. ↑ 例えば:
  16. 1 2 3 Vine Linux - セキュリティチーム、5.0より変更
  17. ↑ Vine Linux 6.x の制限事項
  18. ↑ vine-users:069713 Re: arts-develのインストール
  19. ↑ VinePlus のパッケージングルール (暫定版)

外部リンク