ChromeOS

ChromeOS
開発者 Google
プログラミング言語 C、C++
OSの系統 Unix系, Linux, Chromium OS
開発状況 安定
初版 2011年6月15日(15年前) (2011-06-15)
最新安定版 151.0.7922.222 - 2026年9月2日(51日前) (2026-09-02) [±]
最新開発版
Beta
152.0.7977.74 - 2026年9月1日(52日前) (2026-09-01) [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
アップデート方式 ローリングリリース
パッケージ管理 Portage
プラットフォーム x86、x64、ARM
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のUI Google Chrome
ライセンス ChromeOS 利用規約
後続品 Googlebook OS
ウェブサイト chromeos.google ウィキデータを編集
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ChromeOS(クロームオーエス)は、Googleが設計したオペレーティングシステム (OS) である。Linuxカーネルをベースにしており、Google Chromeウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI) として使用している。そのため、ChromeOSは主にウェブアプリケーションをサポートする。

概要

2009年7月、Googleは、クラウド内にアプリケーションとユーザーデータを保管するOSとして、プロジェクトをアナウンスした。同年11月、ソースコードとデモが公開された。

ChromeOSは当初「Ubuntu」をベースに開発されていたが、2010年2月にGentoo Linuxのパッケージ管理システムであるPortageを使用するためにベースとなるOSをUbuntuからGentoo Linuxに変更した。

「Chromebook」として知られる最初のChromeOSラップトップは2011年5月に発表され、最初の「Chromebook」は2011年7月にサムスンとエイサーから発売された。

ChromeOSには、メディアプレーヤーとファイルマネージャが統合されており、ネイティブアプリケーションのように動作するGoogle Chrome App(英語版)や、デスクトップへのリモートアクセスが可能である。

2014年からChromeOS上にAndroid Runtime for Chrome (ARC) と呼ばれるAndroidアプリケーション実行環境 を搭載したことで、一部のAndroidアプリがChromeOS上で動作するようになった。

2016年には、対応するChromeOSデバイス上でGoogle Play Store上の全てのAndroidアプリが実行できるようになった。当初は、どんなOSでも動作するブラウザを使用しているため、ChromeOSの普及には懐疑的な意見もあったが、ChromeOSマシンが市場に普及するにつれ、オペレーティングシステムは単純にハードウェアと切り離して評価できるものではなくなってきている。

さらにChromeOS上にLinuxサブシステム(Linux仮想環境)を搭載し、Linuxアプリをサンドボックス内で動作させることのできる「Project Crostini」が進められており、2022年2月現在でも一般提供されている。

Linuxサブシステムを有効にすることで、ChromeOS端末を開発者モードに設定することなく、ChromeOS上でAndroid Studioを使ってAndroidアプリケーションを直接開発・配置・デバッグすることも可能となっている。

Windows、Mac、Linuxを搭載したPCにユーザはChromeOS Flexをインストールすることが可能であり、Androidアプリケーションがサポートされていないなどの制限はあるものの、ChromeOSの殆どの機能を利用できる。

展開

ChromeOSは、ウェブの閲覧とウェブアプリケーションの動作に適したOSとして、主にx86やARMなどのアーキテクチャを採用したネットブックやデスクトップパソコンへ搭載されるOSとしての展開を想定している。11.6〜14インチのノートパソコンを中心としながらも、5インチのタブレットから60インチのディスプレイまで対応できるよう様々なUIを用意されている。

Googleが提供するもう一つのOSであるAndroidは主にスマートフォンなどの小さい携帯端末に向けたものだが、ネットブックに応用する動きもある。一方、ChromeOSは、ネットブックより性能の高いフルサイズのデスクトップシステムにも最初から対応すると明言している。

ChromeOSはオープンソースライセンスに基づいて提供されている。上記のようにLinuxとGoogle Chrome、および同社が開発した独自のウィンドウシステムが用いられるという。

エイサー (Acer)、ASUS、ヒューレット・パッカード (HP)、レノボ、東芝 といったパソコンメーカー、アドビシステムズ、フリースケール、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ、インテル といった大手IT企業が開発に協力している。

2017年以降、Windows 7のサポート終了(2020年1月)を機に価格の安い「Chromebook」を導入する企業が増えており、ChromeOSが日本でも徐々に普及が進んだ。

ChromeOSの世界出荷台数は、2020年に初めてmacOSを抜いてWindowsに次ぐ2位となり、2021年は前年比13.5%増の3700万台であったが、2022年は1980万台とほぼ半減している。

2026年9月29日、GoogleはChromeOSを2034年に廃止する計画を明らかにし、Googlebook OSへの一本化を図る方針を示した。

歴史

機能

基本Googleアカウントでのログインが必須であるが、ゲストモードでの利用は可能である。ChromeOSのUIは、基本的にGoogle Chromeだけが前面に出ている形で、すべてのアプリケーションはウェブアプリケーションという形でGoogle Chromeにインストールされ、実行される。WindowsやMac OSなどのようにデスクトップ上にアイコンを作ることはできず、ランチャーを起動してから「シェルフ」と呼ばれる画面下部の領域にアプリのショートカットを作るか、Google Chrome内にブックマークを作る必要がある。

ユーザーが作成したデータはGoogle Driveに保存することが前提となっている。

使用するアプリはChrome Web Storeにて配布され、無料または有料で利用できる。

Chrome Web Storeへのアプリの登録は有料で、開発者は最初に5ドルの登録料をGoogle側へ支払う必要がある。

2017年に8月22日には企業向けに運用・管理機能を充実させた「Chrome Enterprise」が発表され、プリンタ管理、OSアップデートの制御、盗難防止などの機能が追加され、24時間365日のサポートも提供されている。また、Microsoft Active Directoryにも対応しており、既存のActive DirectoryのIDなどを使用して、Windows PCと併せて一元管理可能になっている。

反響

搭載機種

脚注

注釈

  1. ↑ Googleは2022年7月にChrome OS(スペースあり)からChromeOS(スペースなし)に改名した。

出典

  1. ↑ “Stable Channel Update for ChromeOS / ChromeOS Flex” (2026年9月2日). 2026年9月6日閲覧。
  2. ↑ the Chrome team. “Beta Channel Update for ChromeOS / ChromeOS Flex”. 2026年9月6日閲覧。
  3. ↑ Google. “AI超解像ズーム対応カメラ、Androidスマホで簡単OS設定 〜「ChromeOS 126」が安定版に”. 2024年6月27日閲覧。
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  23. ↑ インテル、グーグルの「Chrome OS」開発に参加していたことを明らかに、computerworld.jp、2009年7月10日
  24. 1 2 米グーグルが企業向け「Chrome OS」、Windows PCからの移行促す
  25. 1 2 Chromebookは本当に企業で使えるか?
  26. ↑ 「Windows 7の9割はChromebookへ移行する」、東急ハンズ
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    Ina Fried; 湯木進悟(翻訳校正) (2009年7月31日). “「Windowsへの脅威が高まっている」--MSのバルマーCEO、Chrome OSなどを警戒する発言”. CNET Japan. 2009年12月12日閲覧。
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  41. ↑ Chromebookは本当に企業で使えるか?(日経クロステック)
  42. ↑ Chromebookの企業導入を支援するサービス、電算システムが提供を開始
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  44. ↑ 【プレスリリース】リユースPCをChromeOSに乗せ換え、非営利団体へ寄付 〜子供のIT教育機会を充実させ、未来のIT人材確保へ繋げます〜(北海道IT推進協会)・使われなくなった法人向けWindows PCをChromebookにして学習支援団体に寄付 北海道IT推進協会(ITmedia NEWS)
  45. ↑ 例:ChromeOS Flex搭載の中古パソコン販売開始(サテライトオフィス)

関連項目

外部リンク